クラレ テレビCMの第3弾を4月1日からオンエア

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2019年3月29日

 クラレは企業広告キャンペーンの一環として、新テレビCMを4月1日からオンエアする。昨年スタートした「クラレの真ん中(ハート)を知る時が来た」をメインコピーとする、企業広告の第3弾。引き続き、米国人女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんがクラレ社員役を演じる。

 クラレという会社の真ん中、つまり社員一人ひとりの心(ハート)の中にある「自分たちが生み出した素材のチカラで地球、人間、社会に貢献したい」という熱い思いを、シャーロットさんが他の社員と触れ合う過程で見つけていく。

 今回のタイトルは「歯を見せて笑える世の中」。シャーロットさんは先輩社員の北村健太さんと一緒に、営業先の歯科医院を訪れる。治療の様子を見学しながら「歯医者さんとともに、歯科材料を進化させて人生100年時代の健康寿命を延ばしていきたい」と北村さんが真っ直ぐな思いを語る様子に、シャーロットさんは頼もしさを感じる。そして、「クラレハート」を手に「それが健太の真ん中なのね」と優しく微笑む。

 このキャンペーンでは、クラレグループが事業を通じて環境・社会問題の解決に貢献していることを理解してもらうとともに、グループ全体が、そんな熱い思いを持った「人」の集まりであると知ってもらえることを期待している。

 今回は、歯の治療に用いられるクラレノリタケデンタルの「歯科材料」をテーマにした。人生100年と言われる時代に、「歯科材料を進化させて、人々の健康寿命を延ばしたい」と強く思う社員を描くことで、クラレグループが歯科医療分野で生活の質の向上に貢献していることや、社員が素材のチカラで世の中の課題解決につながる仕事に誇りを持っていることを表現している。

クラレ 人事(4月1日)

2019年3月19日

[クラレ・人事](4月1日)▽繊維カンパニー生活資材事業部長補佐、クラレファスニング企画管理部長兼クラレ繊維カンパニー企画管理部生活資材グループリーダー山本美智代▽鹿島事業所イソプレン生産技術部次長、同事業所同部ジェネスタ生産課長水城俊。

 

クラレ 建築・建材展に合わせガラス用中間膜など出展

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2019年3月1日

 クラレは、東京ビッグサイトで3月5~8日に開催される「建築・建材展2019」に出展する(ブース番号:東5ホール、AC5025)。

 同展示会は、住宅・店舗・ビル用の最新の建材や設備機器、ソフトウエア、工法などを幅広く紹介する国内有数の建築総合展。国内外から310社が出展する。

 同社は今回、世界各地の高層ビルや著名な建築物に採用されている合わせガラス用中間膜「トロシフォル」をはじめ、メタクリル樹脂製の人工大理石「ノーブルライト」、ビニロン繊維で補強した薄型高靱性セメントボード「パワロンボード」などを紹介する。

 また、障子シートなどにも使用されている不織布「フェリベンディ」と、その設置に適した薄型面ファスナー「モールドマジック」を組み合わせ、障子の張り替え用途を提案する。

クラレ 「ジェネスタ」が「ベストパートナー賞」の金賞に

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2019年2月28日

 クラレはこのほど、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」が日本サーモスタットの自動車用冷却系部品の開発に多年にわたり貢献したとして、同社から「ベストパートナー賞」の金賞を受賞したと発表した。

 クラレは世界的な自動車用冷却部品メーカーである日本サーモスタットに「ジェネスタ」を販売している。今回の表彰は、高品質な材料を安定・継続的に供給し、かつ部品の開発段階でCAE解析や成形技術を駆使した迅速・的確な技術サービスを提供して、同社の開発に貢献したことが評価された。

 CAE解析とは、設計した製品を実際に作る前段階で、パソコンで「シミュレーション」 ができる技術のこと。クラレは金型中の樹脂の流動解析や製品の応力解析などを実施して、顧客の製品開発をサポートしている。

 1月29日に開催された日本サーモスタット主催の「新春賀詞交歓会」に、池森洋二ジェネスタ事業部長らが出席し、表彰状を授与された。同社は今後も、技術サービスに磨きをかけ、顧客のモノづくりに材料プラスアルファの提案力で応えていく。

クラレ 岡山工場にメルトブローン不織布の設備増設

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2019年2月21日

 クラレは20日、高機能不織布の需要拡大に対応するため、不織布および不織布製品の製造・販売会社であるクラレクラフレックスの岡山工場に、メルトブローン不織布の生産設備を増設することを決定したと発表した。稼働時期は2020年後半を予定しており、増設後の年産能力は2700t(現在900t)に拡大する。

 メルトブローン不織布は極細繊維により構成される不織布で、その緻密な構造により、マスク用をはじめ各種フィルターなどに使用されている。

 クラレクラフレックスでは、ポリプロピレンによる一般的なメルトブローン不織布にとどまらず、特殊ポリマーを素材に用いた特色あるメルトブローン不織布を製造・販売。近年、クラレクラフレックスが手掛ける独自のメルトブローン不織布、およびそれらを使用した複合シートの需要拡大が続いていることから、生産設備の増設が必要と判断した。

 クラレグループは、創立100周年を迎える2026年のありたい姿「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を長期ビジョンに掲げ、その実現に向けた3カ年(2018~2020年度)の実行計画として、中期経営計画「PROUD 2020」を推進している。同社は引き続き、成長に向けた投資を積極的に行っていく考えだ。

クラレの1-12月期 米国工場の火災影響などで減益

2019年2月14日

 クラレは13日、2018年1-12月期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比16%増の6030億円、営業利益は同14%減の658億円、経常利益は同18%減の612億円、純利益は同38%減の336億円となった。

 伊藤正明社長は「売上はカルゴン・カーボン(カルゴン社)の連結化や主要な事業において販売が増加し増収となった。営業利益は原燃料価格の上昇、

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クラレ 「プランティック」使用の包装材が韓国で大賞に

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2019年2月13日

 クラレはこのほど、オーストラリア子会社の「プランティック」を使用したコーヒー豆用生分解性パッケージが、韓国の「第8回グリーンパッケージ賞」で大賞を受賞したと発表した。

「プランティック」を使用した生分解性パッケージ
「プランティック」を使用した生分解性パッケージ

 プランティックは特殊なデンプンを主成分とするバイオマス由来のバリア材。クラレの100%子会社であるプランティック・テクノロジーズが製造・販売を行っている。

 酸素バリア性が高く、主に肉や魚などの生鮮食品の包装材として使用する。食品鮮度を保持することで食品ロスの削減につながり、食品産業と環境保全の両面に貢献する。

 大賞を受賞したコーヒー豆用生分解性パッケージは、韓国のコーヒー関連包装材の大手メーカーのソフトパック社が企画・開発。プランティック・テクノロジーズとクラレがプランティックフィルムの薄膜化や製造技術面のサポートを行い、商品化した。

 同パッケージはコーヒー豆の品質、フレーバーを保持する高いガスバリア性と、使用後に少ない環境負荷で処分が可能となる生分解性を併せ持ったバイオマス由来の包装材である。

 中間層に使用されているプランティックを含め、パッケージの部材が生分解性素材で構成されており、アルミ箔などは使っていない。これらの特長が評価されグリーンパッケージ賞大賞を受賞した。

 同賞は韓国環境府と韓国環境包装振興院が共同で主催する公募展。環境に配慮した包装技術とデザインを発掘し、自然保護・資源節約への関心を高めることを目的に、2011年にスタートした。

 公募は大企業から中小企業までが参加する一般部門、大学生を対象とする学生部門の2部門で構成され、環境意識の高まりとともに、同国内でも注目を集めるイベントとなっている。

クラレ 人事(2月1日)

2019年2月1日

[クラレ・人事](2月1日)▽研究開発本部知的財産部長、同本部長補佐中川直▽同本部同部次長(倉敷駐在)三宅洋。

クラレ 3D用新規フィラメントを展示会で発表・展示

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2019年1月30日

 クラレは新たな水溶性3Dプリンタ用サポートフィラメント製品を、東京ビッグサイトで開催中(~2月1日)の「TCT JAPAN 2019」で発表・展示している(ブース番号:6S‐23)。同展示会は、国内最大級の3DプリンティングとAM(付加製造)技術の総合展。

 新製品は、ポリビニルアルコール(PVOH、ポバール)製品ブランドの1つである、生分解性と水溶性を特長とする「モビフレックス」を使用したもの。

 同社の従来品と比べ溶解性を向上させたほか、ポリ乳酸(PLA)・ポリビニルブチラール(PVB)・ポリアミド(PA)・熱可塑性ポリウレタン(TPU)といったさまざまな素材への接着性も向上させた。

 また、同新製品を使用した3Dプリンタ用フィラメントは、優れた印刷適正に加え、空気中では吸湿しにくく、冷水には溶解する特長を持つ。これらの特長から、FFF(熱溶解積層)方式による、可動部品などを含む複雑な構造の3Dプリント成形が可能になる。

クラレ 新機能性材料展で活性炭など高機能素材を出展

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2019年1月28日

 クラレは東京ビッグサイトで30日~来月1日に開催される「新機能性材料展2019」に出展する(東2、3ホール。ブース番号:2N‐17)。「素材で解決!」をテーマに、自然環境と生活環境の向上に寄与するバラエティ豊かな〝マテリアル〟を紹介する。

 主な出展製品は、活性炭「クラレコール」、アクリル系ブロック共重合体「クラリティ」、バイオ由来水素添加スチレン系エラストマー「セプトン」BIO‐シリーズ、EVOHガスバリア性樹脂・フィルム「エバール」、バイオマス原料由来の未来型ガスバリア素材「プランティック」など。

 クラレコールは石炭やヤシ殻などを原料として製造した活性炭で、同展示会へは初出展となる。ブースでは食品・飲料分野を中心に、味の調整や不純物除去などに使用されている活性炭のデモンストレーションを実施。脱色性能の高さを視覚的に演出する。

 クラリティは同社が世界で初めて工業化に成功した新規アクリル系ブロック共重合体(MAM=Methyl‐methacrylate‐Acrylate‐Methyl‐methacrylate)。樹脂改質剤としての使用が可能で、ポリカーボネート樹脂やABS樹脂をはじめとする各種極性樹脂の流動性、耐衝撃性、柔軟性を向上させる。また、その優れた自己粘着性を生かした押出ラミネート加工により、様々な基材に粘着層・すべり止め層を付与できる。