クラレ 企業広告キャンペーンCMの第2弾を放映

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2018年10月4日

 クラレは企業広告キャンペーンの一環として、新テレビCMを10月1日からオンエアした。今年スタートした「クラレの真ん中(ハート)を知る時が来た」をメインコピーとする、企業広告の第2弾。引き続き、米国人女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんが同社の社員役を演じる。

 CMでは、クラレという会社の真ん中、つまり社員1人1人の心(ハート)の中にある「自分たちが生み出した素材のチカラで地球、人間、社会に貢献したい」という熱い思いを、シャーロットさんが他の社員と触れ合う過程で見つけていく。

 今回は「食品ロス」編。会社帰りにクラレ社員のシャーロットさんと松本麻衣さんが焼肉店で食事をする。松本さんは、「食品ロスを素材のチカラでなくしたい」という仕事にかける熱い思いをシャーロットさんに打ち明ける。それが松本さんの「真ん中」だと気づいたシャーロットさんは「クラレハート」を手に、「それが麻衣の真ん中なのね」と笑顔で応える。

 このキャンペーンでは、クラレグループが事業を通じて環境・社会問題の解決に貢献していることを理解してもらうとともに、グループ全体が、そんな熱い思いを持った「人」の集まりであると知ってもらえることを願っている。

 第1弾では、クラレ社員になったシャーロットさんが、自分が入社した会社がいちばん大切にしているものを知るために、岡山県倉敷市にある同社の「くらしき研究センター」を訪れるという内容だった。

東京国際包装展 食品ロスなどに対応する製品・技術が集結

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2018年10月4日

東京国際包装展 世界有数の総合包装展「TOKYO PACK 2018-2018東京国際包装展」が5日まで開催されている。1966年に第1回が開催されて以降、隔年で実施。27回目となる今回は、前回を上回る出展社総数700社・2609小間の規模で行われ、フードロスや環境問題など、包装を巡る問題の解決に資する製品・技術を紹介している。化学メーカーも多数出展した中から、10社・グループの展示を紹介する。

 ▼出光ユニテック

出光ユニテック 出光ユニテックは「一歩先行く利便性の創造Only One」をコンセプトに、容器やシート、フィルム、ジッパーなどの開発品を中心に展示を行った。容器の「防曇シール蓋パッケージ」は、シールでありながら曇りにくくした製品。開けやすく、はめ込み式に比べ密封性が高いのが特徴だ。

 「通蒸パック」は密封性と開けやすさを両立させたパッケージシステム「マジックトップ」に自動通常機能を付加させたことで、商品のロングライフ化を可能にする。

 特にユニークだったのは「片手開口パウチ」。ジッパーの下にスリーブ材を設けることで、パウチを両側から押すと、スリーブ材の反発でジッパーの口が開くようになっている。

 そのほか、レトルトショックに強い「酸素ハイバリアシート」、水蒸気の透過性を従来の半分にした「防湿シート」など、多様な開発品を披露していた。

 ▼クラレ

クラレ クラレはクラレトレーディングと「地球のために貢献しているプラスチック」をテーマに、バイオマス由来の未来型ガスバリア素材「プランティック」、同社の代表的な機能性樹脂の1つである、EVOHガスバリア性樹脂「エバール」などを紹介した。

 プランティックは成形性に優れることから、主に生鮮食品のMAP(ガス置換)包装や、生パスタなどのチルド流通食品の包装材として使われる。高いバリア性により鮮度を保持することで、食品ロス削減に貢献。2003年に商業化してから、オーストラリアと欧州の大手スーパーで採用が進んでいる。

 エバールはプラスチックの中で最高レベルのガスバリア性を持つ。包装材内への酸素侵入量を最小限に抑え、酸化や腐敗による劣化を防ぐことで、食品のロングライフ化に貢献する。

 今回の展示では

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クラレ 人事(10月1日)

2018年10月3日

 [クラレ・人事](10月1日)▽解兼管理部門総務・人事本部大阪総務部長、同本部長松井茂▽同本部大阪総務部長尾崎隆王。

クラレ 「2018東京国際包装展」に出展

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2018年9月28日

 クラレとクラレトレーディングはこのほど、東京ビッグサイトで10月2~5日に開催する「TOKYO PACK 2018―2018東京国際包装展―」に出展すると発表した。

 「地球のために貢献しているプラスチック」をテーマに、食品ロス問題の解決に貢献する製品などを紹介する。なお、4日の12時から東6セミナールームで「フードロス削減に貢献するバリア素材『エバール』」をテーマに、同製品の使用事例、用途ごとの最適な銘柄選定や容器設計について説明するセミナーを開催する。

 国内では本来食べられるにも関わらず、廃棄される食品ロスが大量に発生しており、その問題解決が大きな課題となっている。近年、食品ロス削減の取り組みは大きな広がりを見せており、2030年度までに食品ロスの半減を目指す東京都が、官民連携でITを活用した需要予測の実証実験を開始したり、自治体などでは余った食品を持ち寄って寄付する「フードドライブ」が注目を集めている。

 同社は1970年代から、ガスバリア性樹脂エバールを中心に、食品のロングライフ化に貢献してきた。今回の展示会では、食品ロス削減に貢献する製品を中心に、クラレグループの包装材料と技術を紹介する。主な出展製品はエバールのほか、「プランティック」「クラペット」、繊維製品包装用ポバールフィルム。

 EVOH(エチレン‐ビニルアルコール共重合体)ガスバリア性樹脂のエバールは、プラスチックの中で最高レベルのガスバリア性を有する機能性樹脂。エバール樹脂を単層製膜することで、フィルムとしても使用できる。包装材内への酸素侵入量を最小限に抑え、酸化や腐敗による劣化を防ぐことで、食品のロングライフ化に貢献する。炭素・酸素・水素のみで構成されるため、焼却時に有毒ガスが発生する心配もない。

 プランティックは、バイオマス原料由来の未来型ガスバリア素材。成形性に優れるため、主に生鮮食品のMAP包装や、生パスタなどのチルド流通食品の包装材に使われている。高いガスバリア性により鮮度を保持することで、食品ロス削減に寄与する。2003年の商業化以降、豪州・欧米の大手スーパーチェーンなどで採用が進んでいる。

 クラペットは、ダイレクトブロー成形に適したPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂。クラレ独自の変性処方により、溶融粘度(ドローダウン性)や融点、結晶化速度を改良して開発した。透明性・耐薬品性・耐衝撃性に優れた容器の成形が可能で、衝撃などで割れやすいガラス瓶の代替として、化粧品容器などに使用されている。

 繊維製品包装用ポバールフィルムは、非耐電性・ノンスリップ性能を持つ。優れた透明性・光沢性・柔らかな風合いで商品を包み、高級感を演出する。

クラレ MMAモノマーとMAAを10月1日出荷分から値上げ

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2018年9月21日

 クラレは20日、MMAモノマー(メタクリル酸メチル)とMAA(メタクリル酸)の国内向け価格を、10月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は20円/kg。

 MMAモノマーとMAAは、透明樹脂・塗料・建材などの用途や、MMAモノマーを原料とするPMMA成形材料の自動車・液晶関連用途での需要が堅調に推移している。

 一方、供給面では欧米・アジア市場で定期修理や設備トラブル要因による稼動停止や、原料調達問題による生産調整が相次いでおり、MMAモノマーとMAAの需給バランスは逼迫している。この需給バランスを背景に海外市況は継続的に上昇しており、さらに足元では国産ナフサなどの原料も高騰している。

 このような状況は当面継続すると予想されることから、同社は安定供給の維持のため、価格改定を実施することにした。

クラレ 人事(9月16日)

2018年9月18日

 [クラレ・人事](9月16日)▽経営企画室長付橋本泰弘▽可樂麗管理(上海)有限公司総経理兼可樂麗国際貿易(上海)有限公司総経理高橋和喜。

クラレ イソプレン事業で売上1000億円超を目指す

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2018年9月12日

 クラレはイソプレンカンパニー事業で、タイ新工場がフル操業になる2026年に、1000億円超の売上を目指す。11日に開催した定例会見で、同工場の概要と、同カンパニーの注力製品である耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」の事業展開を説明した。

タイ新工場への期待を述べる伊藤社長
タイ新工場への期待を述べる伊藤社長

 同工場では、タイの石油化学メーカーであるPTTGC社・住友商事との合弁により、ジェネスタを年産1万3000t、「セプトン」を同1万6000t、クラレ単独でイソプレン誘導品のMPDを同5000t生産する。

 イソプレンカンパニー長兼エラストマー事業部長の阿部憲一取締役常務執行役員は、同工場建設の背景として、各製品の市場が拡大し販売量も伸長していることから、2020年近傍には現有の生産設備がほぼフル稼働になる見込みであることを挙げた。

 また、国内ナフサクラッカーの減少により、国内で原料のブタジエンとイソブチレン調達を増やすことが困難なこと、ジェネスタを生産しているのは世界で1社だけなので、顧客から2拠点での生産を求められていたことも、海外で生産を決めた理由として挙げた。

 タイを選んだことについては

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クラレ 組織改正(9月1日)

2018年9月3日

 [クラレ/組織改正](9月1日)【炭素材料事業部】カルゴン・カーボン社買収に伴う炭素材料事業の業容拡大への対応および調達機能の強化を図るとともに、調達から生産管理に至る業務の一体運営体制構築を目的に、「原料・購買部」を「調達管理部」に改組する。

クラレ 人事(9月1日)

2018年9月3日

 [クラレ・人事](9月1日)▽経営企画室経営企画部次長福島 健▽機能材料カンパニー企画管理部長不破玲子▽同カンパニー生産技術統括部長浜田健一▽解兼同カンパニー同部長、同カンパニー炭素材料事業部副事業部長兼同カンパニー同事業部海外営業部長兼同カンパニー同事業部電池材料営業・マーケティング部長社秀樹▽同カンパニー炭素材料事業部調達管理部長田村憲生。