ハネウェルはこのほど、医療用繊維「Spectra MG BIO医療用繊維」のラインアップに新しく、青色バージョンを追加した。複数の針付縫合糸を用いる複雑な手術で糸の色分けによる視認性を高め、また明確な色の識別ができることで、手術の正確性と効率性、ならびに患者の安全性と快適性の向上に貢献する。
BIO医療用繊維は、
2022年5月31日
2022年2月25日
2019年12月20日
ハネウェルはこのほど、据付型空調システム(VRF)用途向けの新冷媒「ソルスティスN41(R‐466A)」が、国際的な冷媒評価機関であるASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)から、正式にA1(不燃性)クラスに分類されたと発表した。
新冷媒のGWP(地球温暖化係数)は、R‐410Aに比べ65%低減しており、従来のR‐410Aを代替する冷媒として、初めてASHRAE34分類A1クラスと低GWPを両立した。
欧州のF‐Gas規制をはじめ、先進国各国では、法規制により高い地球温暖化効果を持つ製品の段階的削減が進められている。同社としても、現在空調用途で多く用いられているR‐410Aを、新冷媒に移行させていく方針だ。
初期の検証では、この移行には機器設計の大幅な変更の必要がなく、設置取り扱いについても、追加トレーニングが不要なことが示されており、空調機器メーカーにとっても移行が容易にできるメリットがある。また、建物・住宅オーナーや、サプライチェーン全体に関わる安全性や責任などのリスク管理についても、追加条件なく移行することができる。
同社アドバンスド・マテリアルのジョージ・カウトゼフツ・プレジデントは「この冷媒は環境配慮と省エネ化にも貢献でき、最小限の設備投資で導入できるため、エンドユーザーのコスト負担軽減にも貢献する」と述べている。
新冷媒はすでに15社を超える大手空調機器メーカーで、業務用空調(VRFとルーフトップ空調)、住宅用空調(ルーフトップ空調)などの用途で累計30000時間を超える広範な検証が行われている。
2019年8月28日
米ハネウェルはこのほど、中国の三花ホールディングスと、既存・新規空調機器の冷媒を、ハネウェルの「ソルスティスN41(R‐466A)」に移行することで提携したと発表した。
三花ホールディングスは、冷凍冷蔵空調機器向け制御装置と各種部品の世界的なメーカー。R-466Aは据付型空調システム用途で、従来のR-410A冷媒の代替として開発された、低GWP(地球温暖化係数)で不燃性の冷媒。今年末の上市を予定している。
「ソルスティスN41」はR-410Aを代替する冷媒として、初めてASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)34分類A1クラス(不燃性)と低GWPを両立した。不燃性であることから、従来の不燃性冷媒であるR-410Aの機器設計を大幅に変更する必要がなく、燃焼性冷媒使用によるリスク対策として一般的に求められるセンサー類やバルブ類が不要であることが、各国・地域の法規制で示されている。
初期の検証では、R-410A代替として.「ソルスティスN41」を用いた場合、設備業者に対する燃焼性冷媒への移行取扱トレーニングが不要であることも示されており、資格をもつ施工技術者人材の不足に対する大きなメリットになる。
ハネウェルは「ソルスティス」「ゼネトロン」ブランドにより、世界中で冷凍冷蔵やビル冷暖房、カーエアコン向けなどの幅広い冷媒を開発・製造・供給している。ハネウェルとサプライヤーパートナーは、ハネウェルのハイドロフルオロオレフィン(HFO)技術に基づく、次世代製品の研究開発と製造供給体制の整備に向け、9億ドルの投資プログラムを実施した。
三花ホールディングスは空調・冷凍冷蔵機器・家電・カーエアコン・冷熱管理産業に向け、制御装置や部品を供給するグローバルメーカーで、冷凍冷蔵空調と自動車産業向けに、年間5000万台以上の電子弁・機械弁を供給している。
2019年7月29日
大手産業機械メーカーの米ハネウェルはこのほど、中国の大手家電メーカー美的集団と、新冷媒を使う空調用途開発で戦略的パートナーシップを提携した。
美的集団はビル用マルチエアコン(VRF)やチラー(ターボ冷凍機)などの空調用途で、従来のR‐410A冷媒を、ハネウェルの「ソルスティスN41」(R‐466A)冷媒への移行を図る。
R‐466Aは、据付型空調システム用途向けの低GWP(地球温暖化係数)で、不燃性の冷媒。今年末の上市を予定しているR‐466Aは、R‐410Aを代替する冷媒として、初めてASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)34分類A1クラス(不燃性)と、低GWPを両立した。
現在発表されているほかのR‐410A代替候補冷媒は、全て燃焼性だが、R‐466Aは不燃性であることから、従来の不燃性冷媒であるR‐410Aの機器設計を大幅に変更する必要がなく、燃焼性冷媒使用によるリスク対策として一般的に求められるセンサー類やバルブ類が不要だ。
初期の検証では、R‐410A代替としてR‐466Aを使う場合、設備業者に対する燃焼性冷媒への移行取り扱いトレーニングが不要であることも示されており、資格をもつ施工技術者人材の不足に対する大きなメリットになる。
ハネウェルのクリス・ラピエトラ空調用途向け冷媒担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーは「従来冷媒のR‐404Aに比べて65%低いGWPを実現した「ソルスティスN41」で、安全性と省エネ性、環境の持続可能性に貢献していく」とコメントしている。
同社は「ルスティス」「ゼネトロン」ブランドで、世界中で冷凍冷蔵やビル冷暖房、カーエアコン向けなどの幅広い冷媒を開発・製造・供給している。同社とサプライヤーパートナーは、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)技術に基づく次世代製品の研究開発と製造供給体制の整備に向け、9億ドルの投資プログラムを実施した。
2018年9月28日
ハネウェルはこのほど、空調機器用途でR‐410A冷媒を代替する新しい低GWP(地球温暖化係数)冷媒「ソルスティスL41y(R‐452B)」を、欧州・中東アフリカ地域で上市したと発表した。
同冷媒は、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)をベースとする次世代ソリューション。既存のR‐410A冷媒に比べGWPが67%低く、R‐32冷媒に比べてエネルギー効率性が5%向上し、吐出温度/圧力が低いことが特徴で、空調機器の安全性担保に要する導入費用の低減にも寄与する。なお、国内では現在、有償サンプル提供のみで、上市時期は未定。
欧州・中東アフリカ地域での上市に伴い、ソルスティスL41yに対応するチラー(ターボ冷凍機)と、ヒートポンプ向けコンプレッサ機器の認証が進んでいる。これにより、機器メーカーでは、既存のR‐410A仕様の機器から、ソルスティスL41y仕様への機器仕様変更に要するコストや時間を大幅に削減することができる。
同社フッ素化学品事業部のジュリアン・スレ欧州・中東アフリカ担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーは「ソルスティスL41yは、当社の最新世代の冷媒製品で、長期的な法規制への対応を視野に入れたソルスティスL40X(R‐455A)、ソルスティスze(R‐1234ze)やソルスティスzd(R‐1233zd)への移行が現時点で難しいユーザーのために開発された、即時に導入可能なソリューション」と述べている。
同社は「ソルスティス」「ゼネトロン」ブランドで、世界中で冷凍冷蔵やビル冷暖房、カーエアコン向けなどの幅広い冷媒を開発・製造・供給している。同社とサプライヤーパートナーは、HFO技術に基づく次世代製品の研究開発と製造供給体制の整備に向け、9億ドルの投資プログラムを実施した。
2018年9月6日
ハネウェルはこのほど、「つながる工場」製品群の「ハネウェル・コネクテッド・プラント」が提供する、クラウドベースのプラント最適化ソリューション「アセット・パフォーマンス・スイート」が、アジアで初めて日本国内で採用されたと発表した。 同社のトランスポーテーションシステムズ事業部が所有する、自動車用ターボチャージャー製造施設である児玉工場(埼玉県)で新規に導入した。
ハネウェル・コネクテッド・プラントは、同社が長年にわたりプラント業界で蓄積した、専門性と制御技術の実績を集約した顧客のプラントに最高レベルの安全性と信頼性、効率性や収益性を可能にするソリューション。オペレーションのデータを「対応するための」情報として提示することで、プラントの稼働状態の最適化、異常の予測検知や不測の操業停止の防止に寄与する。
プラントの稼働状態を常に高いレベルに維持することで、「毎日の操業をベスト」にする。児玉工場では工場内に設置した、標準的な産業通信プロトコルで接続した約70台のサードパーティー製の電気メーターや流量メーター、エアコンプレッサなどのフィールド機器からデータを取得。収集したデータはワイヤレス通信ゲートウェイから、安全にクラウドベースのアセット・パフォーマンス環境に送信する。
アセット・パフォーマンスでプロセスデータと設備データから、アナリティクスとKPI(主要パフォーマンス指標)を作成。設備の稼働状態やエネルギー消費状況と参照することで、オペレーションを最適な稼働状態に維持するための対応に必要な情報を提示する。
また、アセット・パフォーマンスの高精度の解析結果を、トランスポーテーションシステムズが運用する他社製のISO50001(エネルギーマネジメントシステム)プラットフォームに安全に統合し、将来のエネルギー消費を予測し計画運用する。
ハネウェルトランスポーテーションシステムズの木下靖博・日本カントリーリーダーは「アセット・パフォーマンスを導入し、設備レベルの詳細な運転パフォーマンスをモニタリングし可視化することで、製造現場での空気漏れなどのエネルギーロスに至る要因を容易に特定し、省エネ化とエネルギーコストの削減ができるようになった」と話している