住友ゴム工業は29日、タイヤ事業における循環型ビジネス(サーキュラーエコノミー)構想「TOWANOWA(トワノワ)」の一環として、
住友ゴム工業 資源循環型カーボンブラック採用タイヤを「2025 AUTOBACS SUPER GT」第4戦 GT300クラスに投入 三菱ケミカルとの協業成果を実装
2025年7月30日
2025年7月30日
2025年1月30日
2024年7月23日
2024年4月26日
2020年10月16日
住友ゴムはこのほど、スーパーコンピュータ「京」を活用して取り組んだ研究「タイヤ用ゴム材料の大規模分子動力学シミュレーション」が、HPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)利用研究課題優秀成果賞を受賞したと発表した。より高い安全性と環境負荷低減に貢献できるタイヤ開発を目標に、2012年より「京」を活用した大規模分子動力学シミュレーションによりゴム材料の研究開発を進めてきた。
今回受賞した研究は、ゴム材料の強度に及ぼす添加剤(シリカとカップリング剤)の結合状態の影響を、ゴム伸長時のボイド(破壊の起点となる空隙)生成の分子レベルでのシミュレーションにより明らかにし、ゴムの耐摩耗性向上に繋がる成果を得たもの。
今後はこの成果を新たなゴム材料・商品の開発に生かすとともに、さらなる向上を目指して、来年から本格的に共用開始されるスーパーコンピュータ「富岳」の活用にも取り組んでいく考えだ。