出光興産 タジマモーターと新会社、超小型EVなどを提供

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2021年2月17日

 出光興産は16日、タジマモーターコーポレーションと、超小型EVなどの次世代モビリティおよびサービスの開発を行う「出光タジマEV」を今年4月に設立すると発表した。出光興産のSSネットワークおよび素材開発技術と、タジマモーターの車両設計の技術を融合。移動に関する潜在的ニーズに応え、超小型EVを核とした全く新しいカテゴリーのモビリティを提供していく。

出光タジマEV 開発中の車輛
出光タジマEV 開発中の車輛

 新会社はタジマモーターの関連会社であるタジマEVに出光興産が出資し、商号を「出光タジマEV」へ変更した上で新たにスタート。初の新型車両として、昨年9月に国土交通省が発表した超小型モビリティの新規格に準拠した新たなカテゴリーの超小型EVを開発、今年10月に発表し来年の上市を予定している。

 また、出光タジマEVは、超小型EVの開発・販売だけではなく、車載ソーラー、次世代バッテリーの採用、自動運転開発、グリーンスローモビリティ開発、新たなサブスクリプションやカーシェアモデルの展開、MaaSに関するデジタルプラットフォームの構築、リサイクルシステムの開発を推進。シェアリングや定額で利用可能なサブスクリプションや、変化する利用者のニーズに合わせたMaaSを開発し、この超小型EVと合わせて、全国6400カ所の系列SSネットワークにて提供する。

 さらに今後は、系列SSで展開している電力販売と超小型EVを組み合わせた新たなサービスの開発や、高齢者の運転状況を見守る仕組み、個々の車両を蓄電池と見立てた分散型エネルギーシステムの構築、車両・バッテリーのリサイクルシステムなど、新たなモビリティサービスの開発に取り組んでいく考えだ。

 出光興産とタジマモーターは、公共交通機関が脆弱な地方部に着目し、岐阜県飛騨市・高山市、千葉県館山市・南房総市で2年にわたり実証を重ねてきた。この実証を通じ、地方部に限らず、様々なエリアにおいて、異なる移動手段に対する多様なニーズがあることを確認。超小型EVといった新しいカテゴリーのモビリティを提供することにより、手軽で小回りの利く、必要最小限の機能を備えたモビリティとデジタル技術を活用した利用の仕組み、また、法人と個人ユースを組み合わせた新たな利用モデルを提供することで、多様な移動に対するニーズに応えていく。これにより、年間100万台相当の新たな需要を創出することを目指す。

SSを起点とするモビリティサービスの広がり

出光興産 ENEOSのPX装置など、譲受の基本契約を締結

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2021年2月12日

 出光興産は10日、ENEOSとの間で、ENEOS知多製造所の石油化学製品製造設備の譲受に向けた基本契約を締結したと発表した。両社は昨年10月に基本覚書を締結以降、譲受に関する協議を行っていた。対象となる知多製造所の石化設備は、パラキシレン(PX)製造装置(年産40万t)と、不均化装置など周辺設備。出光興産は国内に47万9000tのPX製造装置を保有している。

 出光興産は今後、譲受に関する詳細な条件をENEOSと協議し、今年9月末を目途に設備譲渡(譲受)契約を締結することを目指す。

 

出光興産の4-12月期 在庫評価損などで減収減益

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2021年2月10日

 出光興産は9日、2020年度第3四半期(4-12月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比30%減の3兆2113億円、営業利益54%減の493億円、経常利益84%減の146億円、純損失75億円(同724億円減)となった。

 セグメント別に見ると、燃料油は減収減益。原油価格下落に加え、コロナ影響による販売数量の減少などにより減収となり、製品マージン改善や燃料費減少などの増益要因を、在庫評価損の拡大や販売数量減少などの減益要因が上回った。

 基礎化学品は減収・営業損失。通関ナフサ価格が下落したことなどで減収となり、スチレンモノマーやパラキシレンなど製品マージンが縮小し減益となった。

 高機能材は減収減益。潤滑油事業で販売数量が減少した。電力・再生可能エネルギーは減収・営業損失。ソーラー事業で販売数量が減少し販売単価も下落した。資源は減収減益。石油開発事業は原油価格が下落した。石炭・その他事業は石炭価格が下落した。

 なお同日、通期業績予想について修正を発表。売上高4兆5000億円(前回予想比2000億円増)、営業利益950億円(同600億円増)、経常利益570億円(同590億円増)、純利益150億円(同350億円増)を見込む。売上高は、ドバイ原油を42.4ドル(同38.4ドル)と上昇を想定し増収となり、営業利益および経常利益は在庫評価損の減少と燃料油セグメントにおける経費減で増益となる。純利益は、増益要因はあるものの資源事業などにかかる特別損失を織り込んだ。

出光興産 北海道製油所がスポーツエールカンパニーに認定

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2021年2月4日

 出光興産はこのほど、北海道製油所(苫小牧市)が、国内元売り製油所として初めて、スポーツ庁の認定制度「スポーツエールカンパニー2021」に認定されたと発表した。同製油所では健康経営を目指した活動(スマートライフキャンペーン:食事・運動・卒煙を三本柱とした健康増進活動)に取り組み、生活習慣の改善が必要な製油所従業員の約74%が減量に成功している。

スポーツエールカンパニー2021
スポーツエールカンパニー2021

 今回の認定では、業務中も立ち姿勢を保つことで、筋肉の代謝や血行促進の効果があるスタンディングミーティングの推奨や、「退勤ウォーキング」などのスポーツ実施機会の提供、外部機関の専門家のコーチングによる運動の習慣化への取り組みなどが評価された。昨年7月には、同製油所の食堂が栄養バランスの取れた食事を提供しているとして、「健康な食事・食環境」コンソーシアムより「スマートミール」認証も取得している。

スタンディングミーティング
スタンディングミーティング

 同社および同製油所は引き続き、従業員の健康増進のため生活習慣改善の支援環境の整備を進める。なお「スポーツエールカンパニー」への認定は、同社グループとしては出光ユニテック(2019年認定)に次いで2事業所目となる。

 

出光興産 介護事業会社を取得、地域密着の介護ビジネス展開

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2021年1月28日

 出光興産は27日、介護事業を包括的に連携・サポートする仕組みづくりを手掛けるQLCプロデュース(東京都品川区)の株式を取得する契約を締結したと発表した。今回の株式取得により、地域に根差した経営を行う系列特約販売店の強みを生かした新規事業の1つとして、介護ビジネスを展開していく。

QLCプロデュースが展開する介護事業

 高齢化が急速に進行する現在、シニア世代が住み慣れた地域で、個々の能力に応じて自立し、充実した生活を送るための支援が求められている。QLCプロデュースは、「ひとりでも多くの高齢者が、必要最小限の介護・介助を受けながら、住み慣れた地域の中でその人らしく生活を送れること」を最大の目的に、自立支援型デイサービスを主要事業としている。直営、FC合わせ全国で163事業所を展開し、また関連する四つのグループ企業を運営している。

 一方、国内石油需要の減少が続く中、出光興産は系列特約販売店の新規事業の開発に力を注ぐ。今回、QLCプロデュースを関連会社とすることで、特約販売店ネットワークをはじめとする出光興産の経営資源と、QLCプロデュースがもつ介護事業に関する各種ノウハウを融合させ、自立支援型デイサービスの直営およびフランチャイズによる店舗展開を推進。また、新たな介護保険適用事業への参入や、介護保険適用外の高齢者向けサービスの開発も行っていく。

 出光興産は、安心で活力ある超高齢社会を目指し、真に長寿を喜べる生き方の創造に貢献するとともに、系列特約販売店の事業多角化支援に取り組んでいく。

出光興産 みらいを奏でる音楽会、オンラインコンサート開催

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2021年1月27日

 出光興産はこのほど、〝会えなくたって、つながれる。〟をテーマとする「みらいを奏でる音楽会」のオンラインコンサートの配信(2月27日~3月7日)を実施すると発表した。なお、視聴は無料だが、同社ウェブサイトからの事前申し込みが必要(2月7日まで)となる。

オンラインコンサート
オンラインコンサート

 今回の「みらいを奏でる音楽会」の出演者は、第27回出光音楽賞を受賞した新進気鋭のピアニスト、反田恭平氏がプロデュースするアンサンブル「MLMナショナル管弦楽団」。コンサートの中では、事前に一般公募した「家路」~遠き山に日は落ちて~の歌声動画と、MLMナショナル管弦楽団の演奏を1つにつないだ「合唱」コラボも披露。子どもから大人まで、全国から寄せられた歌声で、コロナ禍での〝つながり〟を表現する。

オンラインコンサート ・反田恭平・ MLM ナショナル管弦楽団
オンラインコンサート ・反田恭平・ MLM ナショナル管弦楽団

 同社では、製油所・事業所立地地域への文化貢献を目的に、2006年からコンサート活動を継続的に実施。2017年からは、次代を担う若者の音楽経験を支援することに重点を置き、「みらいを奏でる音楽会」として装いを改め、若手音楽家の発表機会の創出や子どもたちへの体験学習など、音楽を通じた次世代支援を狙いとした活動を実施している。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、各地域で予定していたコンサートの開催を見合わせていた。

出光興産 MSCIジャパンのESG投資構成銘柄に採用

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2021年1月26日

 出光興産はこのほど、ESG(環境、社会、ガバナンス)投資の指標である「MSCIジャパン ESGセレクト・リーダーズ指数」の構成銘柄に採用されたと発表した。同指数は、「MSCIジャパンIMIトップ700指数構成銘柄」の中から、ESG評価に優れた企業を選別して構築。また、世界最大規模の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、ESG投資にあたり採用している。

 出光興産は今後も、地球環境・社会との調和を目指し、世界的な環境課題、社会課題の解決に向けてグループ全体で尽力していく。また、ガバナンス機能の強化を進め、すべてのステークホルダーからの信頼を保持していくことで、ESGの強化と持続可能な社会の発展に貢献していく。

出光興産 コロナ禍が中計に影響、収益計画を見直し

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2021年1月25日

カーボンニュートラルに貢献、中心的役割果たす

木藤俊一社長

 出光興産は、新型コロナウイルスの感染が拡大したことにより、ガソリンなど石油製品の需要が減少したことに加え、成長事業も海外市場が想定以上にダメージを受けている。木藤俊一社長は「昨年は、統合会社として中期経営計画2年目という大事な年だったが、新型コロナに振り回された1年だった」と振り返り、「収益計画については、 “出光興産 コロナ禍が中計に影響、収益計画を見直し” の続きを読む

出光興産 地域課題解決の取り組み、JST公募PJに採択

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2021年1月21日

 出光興産はこのほど、産学公で共同研究する、鹿児島県種子島地域での「資源を循環させる地域イノベーションエコシステム研究拠点」の取り組みが、科学技術振興機構(JST)が公募する「共創の場形成支援プログラム」の育成型(共創分野)プロジェクトとして採択されたと発表した。

 共同研究は、東京大学を代表機関とする複数の機関と協働で、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に基づくビジョンの実現に向け取り組むもの。産学公の共創により、バックキャスティングの手法を用いることで、複雑化する種子島の地域課題の解決を図るだけでなく、他の地域への展開を図り拠点ビジョンを実現する。

 JSTの同プログラムは、SDGsに基づく将来のあるべき社会像(拠点ビジョン)の実現に向け、大学などを中核とする産学連携を基軸に、自治体、市民など多様なステークホルダーとの共創を図り、具体的かつ実現可能な駆動目標(ターゲット)を達成する研究開発を推進。今回採択された取り組みは、活動を展開する具体的な地域の1つである鹿児島県種子島の1市2町(西之表市、中種子町、南種子町)を中心に、拠点ビジョン「理想の概念・論拠・情理に基づいたイノベーションエコシステムで地域資源が循環するシステムを開発できる産学公共創の実現」の下、参画機関が共同研究を行う予定。

 具体的な研究内容は、①地域資源の循環利用で到達できる物質・エネルギーシステムの設計②地域経済循環の可視化に基づく技術と地域システムのマッチング③最先端知に基づくビジョンと地域のCo-learning④論理・論拠・情理に基づく地域資源を活用する物質・エネルギーシステムの実証・実装、となっている。

 同社は今回の取り組みを通じ、参画機関と共創し地域課題解決に有効なソリューションの実証・展開を目指す。取り組みに当たっては、全国約6400カ所のSSネットワーク運営により蓄積した地域課題に関する知見と、地域社会に根差した事業を展開する特約販売店との連携を生かし、モビリティ分野や分散型エネルギー分野などで地域に貢献する。

資源を循環させる地域イノベーションエコシステム研究拠点
資源を循環させる地域イノベーションエコシステム研究拠点
出光興産の取り組み
出光興産の取り組み

 

出光興産 子会社SBISの従業員を承継、デジタル変革加速

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2021年1月20日

 出光興産は19日、完全子会社である昭和シェルビジネス&ITソリューションズ(SBIS)とSBISの従業員との間の雇用契約に関するすべての権利義務を、出光興産に承継させる吸収分割契約を締結すると発表した。

 SBISは、出光グループにITコンサルティング、システム開発・運用・保守・データ提供・管理といったサービスを提供している。

 今回、出光興産はSBISの従業員の雇用契約を承継し、同社の情報システム部と一体化を図ることで、働き方改革やデジタル変革への取り組みを加速させていく。