出光興産 ボイラ制御最適化システム、海外で初の採用

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2020年10月22日

 出光興産は21日、日本郵船グループと出資する郵船出光グリーンソリューションズが、台湾プラスチック社(FPC)と、ボイラ制御最適化システム「ULTY‐V plus(アルティ ヴイ プラス)」6基の納入契約を締結したと発表した。同システムは国内で、約100基の導入実績があるが、海外への納入決定は今回が初。導入完了時期は今年度中を予定している。

ボイラ制御最適化システム「ULTY-V plus」
ボイラ制御最適化システム「ULTY-V plus」

 「ULTY‐V plus」は、AI(人工知能)を活用することで、燃料投入量調整や蒸気圧力調整などの一連の動作を「自己計測」「自己分析」「自己判断」で行う完全自己完結型制御システム。発電所や工場で使用されるボイラに装備することで、最適な運転を実現する。今回の導入により、FPC社は、約1.0%の燃料量削減(6基合計の燃料量削減量:年間約9万t)と、6基合計で年間約23万4000tのCO2削減換算量となる見込みで、経済性向上と環境負荷低減が期待できる。

 FPC社は、出光興産と機能化学品事業で提携関係がある。今回の納入先となる麦寮工場で稼働中の石炭火力発電ボイラにて同システムの評価を行ってきた結果、燃焼効率向上による燃料使用量削減効果を実証した。

 郵船出光グリーンソリューションズは、同システムをはじめとした環境技術の開発、コンサルタント業務などを通じて、国内外でのCO2削減に貢献することを目指す。

出光興産 ノルウェー領バレンツ海鉱区権益を一部譲渡

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2020年10月21日

 出光興産は20日、子会社である出光スノーレ石油開発のノルウェー現地法人出光ペトロリアムノルゲが保有する、ノルウェー領バレンツ海鉱区権益の一部をルンディン・エナジー・ノルウェーに譲渡することを決定し売買契約を締結したと発表した。

 出光興産は、出光ペトロリアムノルゲを通じノルウェー政府が実施した公開入札で同鉱区権益(PL537・PL537B鉱区権益を20%、PL609・PL609B・PL609C・PL609D・PL851鉱区権益を30%)を取得。探鉱活動を行った結果、2013年にPL537鉱区でウィスティング油田、2014年にPL609鉱区でアルタ油田を発見し、開発に向けた検討を進めている。こうした中、ウィスティング油田を含むPL537・PL537B鉱区権益10%、アルタ油田を含むPL609・PL609B・PL609C・PL609D・PL851鉱区権益の15%をルンディンに譲渡する。

 今回のバレンツ海権益一部譲渡は、ノルウェー事業の長期事業戦略と両油田の開発コスト負担低減を考慮したもので、譲渡金額は1億2500万ドルとなる見込み。なお、今回の鉱区権益一部譲渡の実行日はノルウェー政府の承認が前提となっており、実行日が未定のため、今期の連結業績に与える影響は現時点では未確定としている。

バレンツ海鉱区
バレンツ海鉱区 位置図

出光興産 シェル美術賞2020、対象作家4氏に決定

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2020年10月15日

 出光興産はこのほど、今後の活躍が期待される過去受賞・入選作家を応援する企画「シェル美術賞 アーティスト・セレクション(SAS) 2020」の出展作家4氏を決定した。

 「SAS 2020」は、「シェル美術賞」の受賞・入選作家の継続的な支援を目的とした企画展。シェル美術賞の審査員が選出した若手作家4氏の新作・近作を、12月開催の「シェル美術賞展 2020」(12月9日~21日、国立新美術館展示室1B)展覧会場内に展示する。

 9回目となる今回は、池谷保氏、熊谷亜莉沙氏、チョン・ダウン氏、成山亜衣氏を選出。また、今年度は昨年の「レジデンス支援プログラム 2019」に参加した武田竜真氏の展示も併せて行う。

 

出光興産 研究所主任部員が高分子学会のフェロー表彰者に

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2020年10月5日

 出光興産はこのほど、機能化学品部機能材料研究所・機能化学品基材開発グループの岡本卓治主任部員が、高分子学会より、新規低規則性ポリプロピレン「エルモーデュ」の開発・工業化への貢献が評価され、フェローの称号を授与されたと発表した。

 高分子学会は、会員数1万人を超える学術団体で、高分子科学の基礎的分野、応用分野(電気、電子、情報、バイオ、医療、輸送、建築、宇宙)など幅広い科学技術の発展、並びにそれらを担う人材の育成を図っている。フェローの称号は2007年に創設され、アカデミック・企業研究者を問わずこれら発展に業績をあげ、今後の貢献が期待される会員へ授与される。今回フェローの称号を授与された岡本主任部員は、新規低立体規則性ポリオレフィン「エルモーデュ」の開発とその工業化に関する貢献の取り組みが評価された。

 「エルモーデュ」は、同社が開発したメタロセン触媒技術によりポリプロピレンの立体規則性を低く制御した新規な独自材料。2000年頃より開発をはじめ、工業化した2011年には高分子学会賞を受賞、翌年には日本化学会科学技術賞を受賞している。現在は同社千葉事業所(千葉県市原市)で生産(年産4万t)し、ホットメルト接着剤、不織布、フィルムなどに使用されている。

 同社は今後も、高分子科学技術に関する研究開発・工業化の強化に努めるとともに、社会ニーズにマッチした素材開発を通じ社会貢献に取り組んでいく。

出光興産 風力発電の長寿命化、潤滑剤設計がNEDO事業に

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2020年9月24日

 出光興産はこのほど、同社が提案する「風力発電機の長寿命化に向けたマルチスケールトライボ解析・実験による最適潤滑剤設計」が、NEDOの助成事業として採択されたと発表した。

 潤滑剤の性能(耐摩耗性・長期安定性)向上を図り、洋上風車の軸受や歯車で使用する潤滑剤の平均交換頻度を現状の5年から15年へと3倍に延長することで、機械の長寿命化を実現する新技術開発を行う。なお、事業期間は、2020~2022年度の3年間。

 NEDOの「風力発電等技術研究開発/風力発電高度実用化研究開発/風車運用・維持管理技術高度化研究開発」事業では、日本の洋上風力発電の導入拡大に向け、国内風車のダウンタイムと運転維持コストの低減、さらに発電量向上を目指した技術開発を行うことで発電コスト低減を目指すもの。今回の事業では、洋上風車の運転維持コストを低減する各コア技術の開発を目的とする。

 同社は、「風車運用・維持管理技術高度化研究開発」事業の中で、兵庫県立大学および岡山大学と協働し新技術開発として、洋上風車の軸受や歯車のメンテナンスフリー化に寄与する潤滑剤の最適な分子構造の創出と実証を行う。

 新技術開発は、これまで潤滑剤開発で培ってきた基材最適化技術・評価方法をベースにし、そこに兵庫県立大学のシミュレーション技術とMI(マテリアルズインフォマティクス)技術を駆使したスーパーコンピューターによる大規模実証計算を利用。データに基づく理論的根拠による最適な基材の分子構造や潤滑剤の組成を予測する。基材候補には、両大学で開発した、摩擦・摩耗の低減に寄与する複数の新材料(トライボナノマテリアル添加剤)も対象に加える。

 出光興産は、これまでも技術立脚型のグローバル潤滑油メーカーとして新しい価値創造に取り組んできた。今回の採択を受け、洋上風力発電の導入拡大に向けた日本発の新技術開発をさらに推進する考えだ。

NEDO実証事業 体制図
NEDO実証事業 体制図

 

ブルーイノベーション 出光製油所をドローンで点検

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2020年9月23日

 ブルーイノベーションはこのほど、出光興産および日本工業検査と共に、出光興産北海道製油所のダクト内と煙突内で球体ドローン「ELIOS2」による点検作業を行い、時間短縮・コスト削減を実現したと発表した。

出光プラント点検、煙突上部を撮影
出光プラント点検、煙突上部を撮影

 成果として、ダクト内点検では1日がかりの作業範囲を30分で完了し、煙突内点検でもゴンドラを使い2~3日がかりで作業する範囲を半日で完了することができた。また、撮影後すぐに、専用ソフト上で不具合箇所の大きさや赤外線での熱検知の映像などを確認し、発熱の状況を知ることができた。

 なお、「ELIOS2」で撮影した映像は、AIが不具合箇所を自動検知した上で、点検箇所の様子が分かるように3Dモデリングを作成することも可能であり、一元化して不具合箇所を把握することができる。

 ブルーイノベーションは、プラントを中心に狭小空間でのドローンによる点検ソリューションを展開する、ドローンの先駆的サービス・プロバイダー。2018年からの約2年で、プラント、発電所、大型の工事などを中心に約100現場以上の屋内施設で導入を進めている。

 同社は今後も、出光興産のプラント施設内で、特に足場や高所用作業車が組めない現場、有毒ガスや酸素欠乏の恐れがあるような箇所を中心に、点検員に変わる新たな手法として提案する。そして、より効率的で安全な、ドローンによる点検ソリューションを展開していく考えだ。

出光興産 東京湾の水質調査に参加、生物多様性保全に貢献

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2020年9月16日

 出光興産は「東京湾環境一斉調査」(主催:東京湾再生推進会議モニタリング分科会)に参加し、先月5日に東京都港区お台場と千葉県市原市の2カ所で水質調査を実施した。

  同社は東京湾沿岸に立地する企業として、東京湾の生物多様性の保全に継続的に貢献することを目的に、調査主催団体の1つである「東京湾再生官民連携フォーラム」に参画。水質調査活動は2013年から継続して参加している。

 今回の調査では国立環境研究所の協力の下、お台場周辺海域で海水の水質(透明度、塩分、溶存酸素量〈DO〉など)を測定。また同日、市原市にある千葉事業所内の海辺でも調査を行った。

 出光興産は、社会的責務である安全で安定的なエネルギー供給の実現を目指すとともに、水質調査への参加をはじめとする環境保全活動に積極的に取り組み、持続可能な生態系・生物多様性の保全に貢献する。

 

出光興産 人事⑤(1日)

2020年9月11日

[出光興産・人事⑤](1日)▽新潟石油共同備蓄取締役総括部長樋口靖▽同社総務部長兼経理課長山崎靖広▽中川石油小島憲一▽出光(上海)投資有限公司副総経理内山直之▽出光ベトナムガス開発ホーチミン鉱業所副所長兼資源部ホーチミン事務所長武村先▽出光コールマーケティングオーストラリア社長高橋実▽ペトロケミカルズマレーシア取締役兼出光SMマレーシア取締役兼出光アドバンスドマテリアルズマレーシア取締役安田俊之▽出光潤滑油(中国)有限公司総経理兼上海出光潤滑油貿易有限公司董事波岸俊哉▽同有限公司副総経理細井亨▽出光ルブ中東アフリカ副社長大坪伸至▽出光ルブリカンツメキシコ副社長山本誠一郎。

出光興産 人事④(1日)

2020年9月10日

[出光興産・人事④](1日)▽アポロリンク常務取締役神野幹也▽同嶋岡岳史▽同社執行役員企画部長高濱秀年▽同社同役員販売部長宮田勇貴▽同社同役員営業部長兼リース課長川口美佐子▽同社同役員アポロアカデミー所長森下広郷▽同社企画部次長兼人事総務課長金子秀喜▽同社アポロアカデミー人材開発課長大野敏晴▽同社北海道支店統括所長山上誠児▽同社東北支店統括所長滝口雅弘▽同社関西支店統括所長松野悌士▽出光エンジニアリングエンジニアリング本部プロジェクト部プロジェクト管理課長吉井健▽出光ビジネスエキスパート社長片島宏二▽同社副社長兼ビル・不動産事業部長荻野直人▽同社管理部長桑原潤▽同社総務サービス部長兼統合推進プロジェクトリーダー奥野顕▽同社人事サービス部長兼企業年金基金常務理事田中優仁▽同社人事サービス部運用グループリーダー木下千恵▽同社カスタマーサービス部長(出光興産広報部お客様センター所長)金子光彦。