出光興産 富士石油を持分法会社、資本業務提携の合意書締結

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2024年4月17日

 出光興産と富士石油は16日、燃料油事業における協業深化と将来の脱炭素化に向けた取り組みを推進していくことを目的に、資本業務提携に関する合意書を締結したと発表した。この一環で、出光は、JERAが保有する富士石油の全株式を取得する。これにより現在保有する株式と合わせ21.79%の株式を保有し、富士石油を持分法適用会社とする予定。

 出光興産は

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ENEOS 山梨県産グリーン水素利用で合意書締結

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2021年7月20日

 ENEOSは山梨県との間で、再生可能エネルギー由来のグリーン水素の供給について合意書を締結したと発表した。

東京目黒水素ステーションの外観
東京目黒水素ステーションの外観

 同県甲府市の米倉山(こめくらやま)で製造された合計約600N㎥の再エネ由来グリーン水素を、7月から9月の3カ月間に2回にわけてENEOSの東京目黒水素ステーション(東京都品川区)に輸送し、燃料電池自動車に供給する。モビリティ分野のグリーン水素の利用を拡大することで、持続可能な低炭素社会の実現を目指す狙いだ。

 ENEOSは脱炭素に向けた本格的な水素の大量消費社会を見据えて、国内外でCO2フリー水素サプライチェーン構築に取り組んでいる。国内では、自動車用燃料供給に関わるインフラやノウハウを活用した水素ステーションネットワークの強化に加え、供給する水素のCO2フリー化を推進している。

 一方、山梨県は2050年までに県内の温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。目標達成に向け、再エネ余剰電力を水素などの気体燃料に変換し貯蔵するP2G(パワー・トゥ・ガス)システムの実用化を加速させるため、米倉山電力貯蔵技術研究サイトを拠点に、太陽光発電による電力で水を電気分解することでグリーン水素を製造、安全に貯蔵・輸送し、市民生活の中で利用する実証実験に取り組んでいる。

山梨県との合意に基づくグリーン水素の供給フロー
山梨県との合意に基づくグリーン水素の供給フロー