大陽日酸はこのほど、JFEスチールと合弁で運営しているJFEサンソセンター福山工場において、レアガスであるクリプトン・キセノンの製造装置を新たに設置することを決定したと発表した。生産能力はクリプトンが年産260万ℓ、キセノンが同21万ℓで、2024年4月の稼働開始を予定している。
レアガス(クリプトン・キセノン)は、
2022年7月13日
2022年7月12日
大陽日酸は11日、各種産業ガスについて8月出荷分から値上げすると発表した。対象商品は液化ガスローリー製品(酸素、窒素、アルゴン)、各種シリンダー製品(酸素、窒素、アルゴン、混合ガス、水素ガス、ヘリウムガス関連製品)で、改定幅は「平均15%程度」。なお、ヘリウムガス関連製品の改定幅は、純度・容器仕様などの製品規格ごとに案内するとしている。
同社は今年2月出荷分から、エネルギー市況高騰による電力料金の上昇や鋼材価格・各種原材料費の高騰を受け、各種産業ガスの価格改定を進めてきた。しかし、その後も電力料金や各種原材料費は上昇し続けており、足元のエネルギー市況、為替動向、脱炭素という不可逆的な潮流を鑑みても、これらコストの高騰は今後も継続するものと推測される。また、ヘリウムガスに関しては、世界的な需給ひっ迫や輸送長期化、海上輸送費の高騰などによって著しくコストが上昇している。
同社は、これらの急激かつ大幅なコストアップは企業努力で吸収できる範囲をはるかに超えていることから、今回、改めて価格改定を決定した。
2022年4月27日
2022年4月13日
2022年3月25日
2022年3月23日
2022年2月28日
大陽日酸はこのほど、産業ガス(酸素、窒素、アルゴンなど)を生産する大型の空気分離装置について、リモートオペレーションを可能とするシステムを構築したと発表した。
同社はDX推進による、保安や品質管理、生産性向上を取り組むべき課題の1つに捉えている。これまでも、顧客の構内や隣接エリアに設置した小型の窒素ガス製造装置においては、独自開発した遠隔監視システムによる一元的な状態監視(総合監視センター)により、安全・安定供給継続とトラブル発生時の早期復旧に備えるなど、顧客をサポートする運用をしている。
一方、大型の空気分離装置が稼働する生産工場は24時間体制で操業。工場ごとに専門知識を有する保安要員を配置し、保安、品質、安定供給を最優先とした操業を徹底している。しかし生産年齢人口の減少が見込まれる中、より高度なリスク評価に基づく厳格な工場操業が求められてくる。同社のリモートオペレーションシステムを導入することで、これまでと遜色のない高度な運転管理が維持でき、生産性の向上と人的資源の有効活用を実現した工場運営体制が可能となる。
同社は今後、同システムの検証を行い、法的要件を遵守した生産工場のリモートオペレーションの実現を目指す。2023年度にはリモートオペレーションセンター(仮称)を開設し、以後、対象工場(新相模酸素など)を順次拡大していく予定。
同センターでは総合監視センターで培った遠隔監視技術に加え、IoT、AIをはじめとしたデジタル技術を活用しながら、プラント運転、設備管理、品質管理などを担う構想。併せて自動で最適運転を行うオートオペレーションにも取り組み、より高度で効率的な操業も推進していく。
2022年2月25日
2022年2月16日
[大陽日酸・人事](3月31日)▽退任(執行役員メディカルユニット長)、4月1日新生顧問に就任予定田中常雄(4月1日)▽常務執行役員電子機材ユニット長兼基盤事業支援ユニット副ユニット長高木正治▽執行役員経営企画・ICTユニット長竹内聡一郎▽執行役員電子機材ユニット副ユニット長兼電子機材海外事業部長相田智之▽同役員技術開発ユニット長兼ガスエンジニアリングセンター長武内雅弘▽同役員プラントエンジニアリングセンター副センター長兼企画業務部長東剛▽技監田村雅洋▽理事メディカルユニット長古海敏恵▽同ガスエンジニアリングセンター副センター長原田裕司▽同業務統括ユニット長高月秀文▽同九州支社長古賀公貴▽出向クライオワン取締役(6月定時株主総会日にて社長に就任予定)松田美智春。
2022年2月9日