出光興産 マレーシアで屋根設置型太陽光発電所、導入二例目

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2022年12月20日

 出光興産は、マレーシアでの再生可能エネルギーのさらなる普及を目的として、電子機器部品製造事業者MFSテクノロジー(MFS)が保有する製造工場(マラッカ州バトゥ・ブレンダム)の屋根に約0.8㎿の太陽光発電設備を設置し、電力供給事業を開始すると発表した。同設備の導入により事業実施期間において25GWh以上の電力供給が可能となり、1万6000tのCO2を削減できる見込み。

太陽光発電設備を設置するマレーシアのMFS製造工場

 同事業は、出光興産が

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旭化成 本社をグリーン化、集合住宅の太陽光発電を活用

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2021年11月30日

集合住宅の太陽光発電設備で創出した環境価値を有効活用

 旭化成および旭化成ホームズは29日、両社が本社を置く東京ミッドタウン日比谷と神保町三井ビルディングにおいて、旭化成ホームズの集合住宅「ヘーベルメゾン」に設置した太陽光発電設備で創出する環境価値を活用し「非FIT非化石証書付電力」を調達することで、本社使用電力のグリーン化を推進すると発表した。今回の取り組みは、両ビルディングを賃貸している三井不動産、電力を供給する東京電力エナジーパートナー(東電EP)との協業によるもので、2022年4月から開始する予定だ。

 三井不動産と東電EPは「使用電力のグリーン化に関する包括協定」を昨年12月に締結し、オフィスビルなどのテナント向けに「グリーン電力提供サービス」を構築しており、テナントはグリーン電力の調達が可能となった。

 今回の概要として、旭化成ホームズが、集合住宅「ヘーベルメゾン」の屋根をオーナーから賃借して太陽光発電設備を設置。そこで発電された電力を東電EPが買い取り、その電力に含まれる環境価値を使用した「非FIT非化石証書付電力」として三井不動産を介して、旭化成および旭化成ホームズの本社に供給される。

 昨年8月には、「ヘーベルメゾン」の太陽光発電の電力を東電EPが買い取り、環境価値を非FIT非化石証書として使用することで、旭化成の川崎製造所に実質再生可能エネルギー由来の電力として供給する取り組みを開始。この非FIT非化石証書を同一企業グループ内で有効活用するスキームとして国内初となった。

 今回、グループ内活用をさらに拡大するにあたり、本社での活用を志向する旭化成および旭化成ホームズと、オフィスビルでの使用電力のグリーン化を推進する三井不動産と東電EPの意向が合致した。なお、旭化成ホームズは同社が参加する、2025年度の「RE100」達成に向けて、「ヘーベルメゾン」の太陽光発電電力の活用に加え、戸建住宅「ヘーベルハウス」も併せて太陽光発電設備の設置などを推進していく。今後も四社は、地球環境を重視し、再エネの拡大・活用を検討し、持続可能な社会の実現に貢献していく。

DIC 自家消費用の太陽光発電設備を5事業所に設置

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2019年4月15日

 DICはこのほど、サステナビリティ活動での環境対策の取り組みとして、国内5事業所に合計1.5MWの自家消費用太陽光発電設備の設置が完了したと発表した。

 今回の設置は、昨年1月に自家消費用の太陽光発電設備として国内最大級規模の設備(約1.6MW)を設置した鹿島工場(茨城県)に続くもので、設置事業所は館林工場(群馬県)、千葉工場(千葉県)、埼玉工場(埼玉県)、四日市工場(三重県)、総合研究所(千葉県佐倉市)の国内5事業所になる。

 館林工場では、今回の導入で最大規模となる約1.3MW分の設備を遊休地に設置し、鹿島工場に次ぐ規模となった。また、他の事業所では設置場所の規模に応じたパネルの配置と、地盤など設置環境に応じた設置工法を採用し、発電効率の向上と安定運用を実現した。

 今回の設置により、合計で年間900tの温室効果ガス(CO2)削減効果が見込まれる。

 同社は、環境対策として太陽光発電以外にもバイオマス発電、メタンガスボイラー、風力発電などの多種の再生可能エネルギー設備を導入し、各事業所でのエネルギーのベストミックスを追求しながら電力や熱の自家消費を行い、地球温暖化防止につながる対策を本社主導で実施している。

 同社グループは、今年1月にスタートした新中期経営計画「DIC111」の中で、サステナビリティ活動の環境対策目標に「2030年度までにCO2排出量を30%削減(2013年比)」を掲げている。

 サステナブルな社会の実現に貢献するため、工場から排出するCO2排出量の削減を公約し、今後は国内事業所に加え、国内グループ会社や海外グループ会社を含め、再生可能エネルギー設備の導入を進める。原材料の調達、製品の配送、廃棄などサプライチェーン全体を通じてのCO2排出量の削減に努めていく考えだ。

 

積水化学 米連結子会社に814kWの太陽光発電設備

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2018年8月30日

 積水化学工業は29日、合わせガラス用中間膜の製造・販売を行う米国連結子会社「SEKISUI S‐LEC AMERICA,LLC.」(SSA:ケンタッキー州ウィンチェスター市)が、1億5000万円を投じて、SSA本社・工場に発電出力814kWの太陽光発電設備を導入したと発表した。

 今回の太陽光発電設備により、SSAの年間使用電力量の約1割にあたる1044MWh/年の発電が期待される。SSAではこの発電電力を、本社・工場での自家消費に利用する。これにより579t‐CO2/年のGHG(温室効果ガス)排出量の削減を見込む。

 積水化学グループでは、これまで、日本国内で8222kWの太陽光発電設備をグループ会社の施設で導入しているが、すべて売電に充てており、自家消費を目的とした大規模の太陽光発電設備の導入はグループで初となる。

 積水化学グループは、環境中期計画「SEKISUI環境サステナブルプラン Accelerate」(2017~19年度)で、13年度比6%のGHG排出量削減(13年度実績94.2万t‐CO2)を目標に掲げている。

 この目標達成のため、120億円の環境貢献投資枠を設定し、GHG排出量削減に効果のある設備の導入・更新を推進。今回のSSAの太陽光発電設備は、この枠組みを活用したもの。グループ全体では、現在までに2.7万t‐CO2/年の削減にめどをつけている。

 また、同社グループは、30年度までの長期GHG排出量削減目標を設定しているが、同目標は、今年6月にSBT(科学的根拠)イニシアチブによる化学業界初となる認証を取得している。