元気よく社会人としての新たな第一歩を踏み出した皆さんに、3つほどお話しする。
1つ目は
2024年4月5日
2023年4月7日
2022年4月6日
2021年4月6日
当社は今年、設立10周年を迎えたが、創業は115年前、1906年の曾木電気、そして、それに続く日本窒素肥料に遡る。再生可能エネルギーである水力発電事業を起こし、その電力を用いて国産肥料の生産を始めたのが化学メーカーとしての起源だ。創業から今日まで、一貫して未来の社会ニーズを予見しながら、数々の先端化学製品を開発し、世に送り出してきた。
その歴史は順風の時ばかりではなく、幾多の困難な時代もあったが、どんなときも会社の行く末を社員自らが切り開いてきた。顧みれば、当社の歴史は社員の成長と会社の発展とが同時に進行しており、この先の皆さんの成長が今後の会社の進化につながる。是非とも将来のJNCグループを力強くけん引できる存在になってもらいたい。
産業界には、DXの導入とその活用によって衰退する企業と進化する企業に二極化するという新たな産業秩序ができつつある。また、カーボンニュートラルに象徴される環境問題を背景にして望ましい未来に貢献できる企業とそうでない企業との選別が始まろうとしている。JNCグループでは、このような事業環境の変化を見据えて、各事業のリフォームに取り組み、強みを最大化できるよう検討を進めている。
JNCグループの各支援機能も進化しているため、皆さんも、配属される各職場で既存の枠組みに捉われることなく自由闊達に意見を交換して、新たな構想を描き、それを実行に繋げていくことで、当社の競争力を高めると同時に自らの成長を促してほしい。
仕事を進める中では、それぞれの価値観や判断基準が異なり、意見が食い違うこともあるだろう。そんな時は粘り強く意見の交換を重ねてほしい。そして、ひとたび結論が出たら、全員が一丸となって目標に向かって邁進し、必ず目標を達成していくこと。そういった当たり前のプロセスを数多く経験することが、皆さんの成長に繋がると確信している。
最後になったが、本日、ここに集まっている同期の仲間は皆さんにとって特別な存在になる。この仲間と切磋琢磨するとともに、社内外の方々とも交流を深めてJNCグループの発展に貢献し、尊敬される人財になってくれることを心からお願いする。
2020年4月6日
私からの祝辞として3つお話しをさせていただく。1つ目は、社会人としての基礎力についてだ。特別な才能を持っている人は別だが、通常は基礎となる土台があって、その上に職場で要求される能力を積み上げ、期待される専門分野のスキルを磨いていかなければならない。
そして、さらに知恵を絞り、周囲を巻き込むことで、ようやく価値を創造する仕事ができるようになる。完璧に身に着ける必要はないので、最低水準を自分の目標と決めて社会人としてスタートしてほしい。
2つ目は「約束の本当の意味」についてだ。約束の目的は期限を守ることではない。約束とは人を喜ばせることであり、その人が喜ぶとは、その人の役に立つことにほかならない。報告書1枚でも、たった1枚のメモであったとしても、どうすれば相手が喜ぶかを考えることで、仕事は円滑に進むだろうし、笑顔が生まれ職場の雰囲気もグッと和むのではないだろうか。「約束は相手を喜ばせること」と覚えておいてほしい。
3つ目は、重役は無理かもしれないけれど部長には必ずなれるという秘訣だ。不平不満に終始する姿からは建設的なものは決して生まれない。会社を褒めるという態度で毎日を過ごし、そうなるように努力する人はどこの会社からも求められており、必ず注目される。とすれば、そんな人を部長にせずして誰を部長にするのだろうか。是非、今日から実行してもらいたい。
最後に、今日まで皆さんを育ててくれたすべての人に感謝する気持ちを持ち続けてほしい。そして、今後皆さんが過ごすJNCの歴史を学びながら、今からお世話になる人たちに感謝の気持ちを持って毎日の業務に励んでほしい。同期の仲間を大切にすることも忘れてはならない。同期全員で一緒に成長していくことを、そして、JNCを通して社会に貢献できる人材になることを心からお願いする。