帝人はこのほど、「WHILL自動運転サービス」が、島根大学病院に採用されたと発表した。中・四国地方の医療機関で同サービスが導入されるのは初となる。
近年、医療機関では
2024年6月18日
2022年9月14日
2022年6月10日
2022年5月24日
三菱ケミカルホールディングスグループは23日、バイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」について、スズキの「S‐CROSS」のフロントグリルに採用されたと発表した。「S‐CROSS」は昨年12月に販売を開始。なお、「デュラビオ」 がスズキの自動車の外装部品に採用されたのはこれが初となる。
「デュラビオ」は、再生可能な植物由来原料であるイソソルバイドを使用したバイオエンプラで、耐衝撃性、耐候性、耐熱性などの点で、一般的なエンプラよりも優れた性能を有している。また、発色性が良く、着色剤を配合するだけで、光沢のある高度な意匠性を実現する。さらに表面
2021年10月19日
DSMはこのほど、植物由来の高性能ポリアミド(PA)「EcoPaXX B-MB PA410」が日本精工の転がり軸受用耐熱樹脂保持器に採用されたと発表した。同製品に植物由来の材料が使用されたのは世界初となる。
DSMエンジニアリングマテリアルズ事業部門では、2030年までに、植物由来または、リサイクルベースの製品を、すべての製品群に導入することを掲げており、顧客やパートナーのサステナビリティ実現に貢献することを目指している。
「EcoPaXX」は、トウゴマといった植物由来のモノマー(化学基礎原料)が重合原料となる70%植物由来のPA。耐衝撃性、耐クリープ性、剛性などの特性に優れており、PA66の代替品となり自動車部品用途として使用ができる。さらに2019年には、バイオマスバランシング方式による100%植物由来の「B-MB」グレードも上市した。
同グレードは、PA66と比較して、カーボンフットプリント(ライフサイクル全体を通して排出されるGHGの量をCO2に換算)を91%低減、樹脂1kgあたり5.9kg削減することができる。また、独立した第3者機関による検証により原材料入手から製品出荷まで100%バイオベース(28%マスバランシング式)の認定を受けている。
今回、同グレードが従来のPA66製保持器と同等もしくはそれ以上の性能を発揮することや、環境特性が評価され、日本精工の転がり軸受用耐熱樹脂保持器に採用された。DSMは今後も、同グレードを幅広い顧客へ提案し、日本政府が目指している2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に貢献していく。
2021年9月29日
三菱ケミカルは28日、バイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO(デュラビオ)」が、トヨタ自動車の燃料電池自動車で、昨年12月から販売している新型「MIRAI(ミライ)」のリアヒーターコントロールパネルに採用されたと発表した。「デュラビオ」が「ミライ」に採用されたのは初となる。
「デュラビオ」は、再生可能な植物由来原料イソソルバイドを使用したバイオエンプラ。耐衝撃性・耐候性・耐熱性などの点で一般的なエンプラよりも優れた物性をもつ。また、一般的なエンプラは、自動車のシートに含まれるアミンという物質により劣化(白濁など)することが知られているが、「デュラビオ」は耐アミン性にも優れているという特長もある。これらの特性を生かし、車載ディスプレイ前面板やフロントグリルなど自動車の内外装意匠部品への採用が進んでいる。
「ミライ」は水素で発電した電気で走る燃料電池自動車であり、環境課題とエネルギー課題の解決に貢献する〝究極のエコカー〟と呼ばれる環境車。「デュラビオ」は、内装材として求められる耐衝撃性や耐薬品性といった物性に加え、植物由来原料の素材である点が、「ミライ」のコンセプトとも合致し、今回の採用に至った。
三菱ケミカルでは、植物由来で環境負荷低減にも寄与できる「デュラビオ」の用途展開を通じて、環境にやさしいクルマづくりに貢献していく。