日本ガイシ 安全・大容量の亜鉛二次電池を発表

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2024年8月7日

 日本ガイシはこのほど、亜鉛二次電池「ZNB」を「テクノ‐フロンティア2024」に出展した。

亜鉛二次電池(外観)

 「ZNB」はニッケル水素電池の

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日本ガイシと三菱重工 膜分離脱水システムを共同開発

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2024年5月31日

 日本ガイシと三菱重工業はこのほど、クリーン燃料・原料の利用拡大を見据え、バイオエタノールとe‐メタノールの製造プロセスを低コスト・高効率化する膜分離脱水システムの共同開発を行うと発表した。

バイオエタノールとe-メタノールの膜分離脱水システム フロー図

 バイオエタノールは

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日本ガイシ 絶縁放熱回路基板の生産能力、約2.5倍に

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2024年4月9日

 日本ガイシはこのほど、パワー半導体モジュール向け絶縁放熱回路基板の生産能力を増強すると発表した。2026年度までに、同社全体の月間生産能力を現在の約10万枚から約25万枚に引き上げる。予定投資額は約50億円で、2030年度に売上高200億円を目指す。

絶縁放熱回路基板の外観

 同社は、

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日本ガイシ CCUSに向けたCO2回収実証を開始

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2023年11月28日

 日本ガイシはこのほど、本社地区でCO2回収実証を開始した。来年度にはメタネーション設備も導入し、CO2の回収・有効利用(CCU)に取り組む予定だ。セラミック製品工場横に三菱重工業製のCO2回収設備を設置し、9月から焼成炉の排ガスの一部からのCO2回収実証を開始した。1日の回収量は約0.1t。

CO2回収設備

 セラミックス焼成炉の排ガスは、

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日本ガイシとリコー 再エネ普及拡大に向け合弁事業を開始

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2023年2月22日

 日本ガイシとリコーはこのほど、2社による電力事業に関する合弁会社「NR‐Power Lab」(愛知県名古屋市)の事業を開始した。

 日本ガイシの

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日本ガイシなど 空間伝送型電力伝送システムの普及促進

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2021年12月27日

日本ガイシとトレックス・セミコンダクター(東京都中央区)、Ossia社(米ワシントン州)はこのほど、空間伝送型ワイヤレス電力伝送(WPT)システムの普及に “日本ガイシなど 空間伝送型電力伝送システムの普及促進” の続きを読む

日本ガイシ BASFのアントワープ拠点でNAS電池運用

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2021年12月8日

 日本ガイシはこのほど、BASFのアントワープ統合生産拠点(ベルギー)に納入した電力貯蔵用NAS電池が運用を開始したと発表した。コンテナ型NAS電池4台で構成され、最大出力1000㎾、容量は5800㎾時。

 NAS電池は日本ガイシが世界で初めて実用化したメガワット級の電力貯蔵システムで、全世界で約200カ所の納入実績がある。負極にナトリウム、正極に硫黄、電解質にファインセラミックスを使った二次電池で、大容量、高エネルギー密度、長寿命が特長で、サイズは鉛蓄電池の約3分の1だ。

 日本ガイシとBASFの子会社BASF New Business(BNB)は、2019年にNAS電池の販売提携契約と次世代ナトリウム硫黄電池の共同研究契約を締結。日本ガイシの電池のシステム設計・製造技術と、BASFの化学の知見を融合させ、さらなる開発に向けて協力している。

 今回BNBは、自社でNAS電池システムを保有・長期運用することで、顧客視点のメリットや具体的な使用用途を検証し、最適なビジネスモデルの構築を目指す。両社は、顧客に包括的な提案ができるようになり、今後の開発のための有用なデータが収集できるとしている。

日本ガイシ 産業排ガス向けCO2分離膜、分離精度5倍

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2021年11月25日

サブナノセラミック膜

 日本ガイシはこのほど、産業排ガス向けのCO2分離膜を開発、CO2分離精度を従来型ゼオライト膜の約5倍に向上させた。

 同社はこれまでDDR型ゼオライト膜の開発に成功し、原油随伴ガスや天然ガスからのCO2分離の実証試験を進めている。これは分子の大きさの違いで分離するため、CO2より大きな分子であるメタンを主成分とする原油随伴ガスや天然ガスからは、CO2を容易に分離できる。

サブナノセラミック膜の分離のしくみ

 一方、産業排ガスの主成分である窒素や酸素はCO2と分子サイズが近いため、CO2を高い精度で分離することは難しい。工場などから排出される産業排ガスについてもCO2を分離回収する技術の社会的なニーズが高まっていることから、同社の大型膜・均一膜製造技術を生かし、産業排ガス向けCO2分離膜を開発した。

CO2と窒素(N2)の分離精度比較

 これは、分子の大きさではなく分子の吸着性(親和性)の違いを利用して分離するため、窒素や酸素からのCO2分離精度はDDR型ゼオライト膜の約5倍(CO2/N2比は約300)に向上した。苛酷な条件下でも使用できるセラミックスの特長を生かし、高温の産業排ガスをターゲットにさらなる分離性能の向上などに取り組み、実証試験を経て2030年の実用化を目指している。

日本ガイシ 主要4生産拠点でCNなLNGに全量切替

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2021年8月30日

 日本ガイシ(NGK)はこのほど、東邦ガス提供のカーボンニュートラル(CN)な都市ガスの導入を決定し、今月から愛知県内の4つの主要生産拠点で使用を開始すると発表した。これにより、年間約3万tのCO2削減に貢献する。CNな都市ガスは、天然ガスの採掘から燃焼に至る工程で発生するCO2をCO2クレジットで相殺(カーボンオフセット)した液化天然ガス(LNG)で、東邦ガスとNGKにとって初めてのケースとなる。

 導入するのは日本ガイシの名古屋事業所(名古屋市)、知多事業所(愛知県半田市)、小牧事業所(愛知県小牧市)とグループ会社NGKセラミックデバイス本社(愛知県小牧市)地区で、工場や社屋などで使用する都市ガスの全量を切り替える。製品焼成用のガス窯の燃料も切り替え、約3年の契約期間で合計約10万5000tのCO2排出量削減を見込んでいる。

 NGKグループは4月に策定した「NGKグループ環境ビジョン」で、2050年までにCO2排出量ネットゼロを目指すことを掲げ、水素やアンモニアといったCO2を排出しないクリーンなエネルギーをセラミックスの製造に利用する技術開発などにも着手している。同社は、クリーンなエネルギーの採用などでCO2排出削減に取り組み、CN社会の実現に貢献していく考えだ。

日本ガイシ 蓄電池分野で世界初のUL検証マークを取得

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2019年12月16日

 米国の第3者安全科学機関ULはこのほど、日本ガイシ(NGK)のニッケル亜鉛二次電池セルに、蓄電池分野で世界初のUL検証マークを発行した。

 ULは製品評価技術基盤機構(NITE)国際評価技術本部蓄電池評価センター(NLAB)の協力により、日本国内で客観的・科学的手法を用いて評価を実施。UL9540Aに基づく試験を行った結果、NGKのニッケル亜鉛二次電池セルは、表面加熱・過充電・過放電・釘差し試験で、熱暴走や発火が発生しないことを確認し、UL検証マークを発行した。

 UL9540Aのセルレベルの試験では、過酷な条件下でのセルの挙動、熱暴走発生の潜在的可能性、すなわちセルの危険な発熱・有炎延焼・爆発に至る潜在的可能性を検証する。