旭化成 アジピン酸を値上げ、原料購入コストを転嫁

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2021年8月27日

 旭化成は26日、アジピン酸について9月15日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は「20円/kg」。

 アジピン酸を取り巻く環境は、主原料の1つである硝酸および硝酸の原料であるアンモニア購入コストが上昇しており、今後もその状況が継続すると見られている。こうした中、同社は、様々な合理化策を推進しているものの、今回の原料コスト上昇は自助努力を上回るものであり、製品の安定供給を続けるためには、製品価格に転嫁せざるを得ないと判断した。

旭化成 人事(9月1日/他)

2021年8月25日

[旭化成・人事](9月1日)▽環境安全部地球環境対策推進グループ長 、同部環境保全グループ長平井宗男▽旭化成アミダス古米健治▽生産技術本部設備技術センター延岡設備技術総部長、同本部同センター同総部延岡第一設備技術部長田垣内乾二▽解兼同本部同センター同総部長兼同本部同センター同総部延岡第二設備技術部長、同本部同センター同総部清家進▽同本部同センター同総部延岡第二設備技術部長中根裕二▽製造統括本部守山製造所企画室長内田浩司▽同本部同製造所同室小島美昭【基盤マテリアル事業本部】▽基礎化学品事業部石化基盤強化推進部長、同事業部長柴入徹也▽同事業部同部児玉莊平【パフォーマンスプロダクツ事業本部】▽企画管理部DX推進室長塚田泰男▽旭化成アミダス深沢修【スペシャルティソリューション事業本部】▽感光材事業部感光材営業部長津田一朗▽解兼同事業部同部長、同事業部長加藤昭博(8月12日)【旭化成プラスチックスノースアメリカ】▽取締役社長Todd Glogovsky▽退任(同)Ramesh Iyer(9月1日)【旭化成プラスチックス(メキシコ)】▽取締役会長Todd Glogovsky▽退任(同)Ramesh Iyer。

 

旭化成 組織改正(9月1日)

2021年8月25日

[旭化成/組織改正](9月1日)【パフォーマンスプロダクツ事業本部】▽企画管理部にDX推進室を新設し、業務推進室を廃止する。

 

旭化成の4-6月期 マテリアル好調で1Qで最高益

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2021年8月11日

 旭化成は6日、2022年3月期第1四半期(4-6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比28%増の5834億円、営業利益2倍の605億円、経常利益2.2倍の652億円、純利益3.4倍の464億円となった。

 オンライン会見の中で、工藤幸四郎取締役常務執行役員は、「マテリアルを中心に3セグメントすべてで増収増益となり、売上高および営業利益以下の利益項目は、第1四半期として過去最高となった」と総括した。また海外売上高比率が50.2%と伸長したことについては、

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旭化成 BRとSBR値上げ、安定供給の維持図る

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2021年8月11日

 旭化成は10日、合成ゴムBRとSBR(油展、非油展)について、今月16日出荷分から「25円/kg以上」値上げすると発表した。対象製品は「ジエン」「タフデン」「アサプレン」。

 原料価格に直結するナフサやブタジエン、スチレンモノマーなどの市況上昇に加えて、用役費や物流費、設備の維持・増強などに要する費用が上昇している。同社は、製品の安定供給維持のため、値上げを実施せざるを得ないと判断した。

 

旭化成 食品包装用PO系フィルム値上げ、来月から実施

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2021年8月6日

 旭化成は5日、食品包装用ポリオレフィン系フィルム「サンテックSフィルム」の全品種について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格から7%以上」。

 原油価格の上昇に伴いナフサ価格は上昇し、同社製品の原料樹脂価格についても断続的な上昇が続いている。同社は生産性向上やコストダウンに取り組んでいるが、今回の原料価格・物流費・副資材などの費用の上昇に加えて設備維持の費用も増加しており、自助努力で吸収できる範囲を超える状況にある。今後の安定供給継続のため、原価のコストアップに見合う価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 

旭化成 JRの鉄道網を活用した生鮮品物流システム開始

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2021年8月5日

 旭化成はこのほど、同社のクラウド型生鮮品物流ソリューション「Fresh Logi(フレッシュロジ)システム」を用いて、JR東日本水戸支社の鉄道網を活用した貨客混載・鮮度保持物流を構築したと発表した。これにより、朝収穫された生鮮品が午後には販売可能となることから、水戸支社沿線地域の活性化や、鉄道利用による低コストかつ低環境負荷での鮮度保持輸送の提供を目指していく。

Fresh Logi 密閉ボックス

 昨今、コロナ影響による旅行客の減少に伴い、地方の産品の販売に影響が及んでいる。またサステナビリティの観点から、フードロス削減やモーダルシフトによる省エネ化の重要性が増しており、旅客鉄道を物流に利用する取り組みが開始されている。

センサーにより密閉ボックス内外の温湿度、内部のCO2濃度、位置情報や衝撃の検知などが可能

 同システムで用いられる「Fresh Logi 密閉ボックス」は、センシングによって輸送・保管環境(青果物の輸送・保管温度・湿度・ガス組成など)を可視化。さらにインフォマティクス技術を活用して青果物の鮮度を推定・予測する。両社は、同システムと旅客車両輸送を組み合わせることで、より鮮度を保ったまま旅客車両で生鮮品を輸送できる物流網を構築した。

折り畳み時

 産品の高付加価値化、トレーサビリティ向上による消費者への安心・安全・品質の提供、旅客車両の有効活用による輸送の省エネ化と輸送力強化などを実現し、沿線の生産者にとって新たな販売機会の創出につながることが期待される。なお初回は、今月5日の朝に茨城県内で収穫される「とうもろこし」を輸送。同日内にJR品川駅構内にある「NewDays」品川中央で販売される予定だ。

 旭化成は、今回の取り組みを通じてフードサプライチェーンの見える化およびトレーサビリティの向上により食の「安心・安全」や「鮮度保持」を追求するとともに、スマート化によるフードロスの削減、環境負荷低減に貢献していく。また、今後も外部との積極的なコネクトを通じ、持続可能な社会の実現に向けた新たな価値の創造・提供に努めていく。

 

旭化成 スパンデックスを構造改革、独拠点の製販を停止

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2021年8月3日

 旭化成は2日、スパンデックスポリウレタン弾性繊維事業において、ドイツの製造子会社「旭化成スパンデックスヨーロッパ」(ノルトラインヴェストファーレン州ドルマーゲン市)における製造・販売を停止し、欧州の統括拠点「旭化成ヨーロッパ」(同州デュッセルドルフ市)にて輸入販売を開始するなどの構造改革を進めることを決定したと発表した。

 同社は、原料一貫製造と優れた独自技術を強みとするプレミアムストレッチファイバー「ロイカ」ブランドをもち、日本、台湾、中国、タイ、ドイツの世界5拠点で同事業を展開。今回の構造改革では、同事業のさらなる体質強化、効率化を図る目的で、グローバル戦略を見直し、製造・販売体制の最適化を進める。その一環として、コスト高および欧州市場での競争激化により将来の収益性を見込むことが難しい「旭化成スパンデックスヨーロッパ」における製造販売を、2022年3月をめどに停止することを決定した。

 一方、同事業にとって欧州はファッション、サステナビリティにおけるトレンド発信地として引き続き重要なマーケットと位置づけており、今後は同社の欧州統括拠点「旭化成ヨーロッパ」において、他拠点で生産した製品の販売、テクニカルサービス、マーケティング活動を継続する。旭化成は引き続き、高品質・高機能・サステナブルな「ロイカ」の製造メーカーとして、生産の高度化と開発・営業面での連携をさらに強化し、マーケット、顧客へ新たな価値を提供し続けていく。

旭化成 人事(8月1日)

2021年7月28日

[旭化成・人事](8月1日)▽製造統括本部製造企画部製造第二グループ長佐橋康也▽旭化成(中国)投資宮崎貞二【基盤マテリアル事業本部】▽ポリエチレン事業部ポリオレフィン技術開発部長宮本浩一【パフォーマンスプロダクツ事業本部】▽企画管理部サステナビリティ推進室長竹山英伸▽ポリマー技術開発総部機能材料用途開発部テナックグループ長、同部長兼同総部スタイラック技術開発部長兼機能材料事業部スタイラック営業部長藤澤朋幸【スペシャルティソリューション事業本部】▽電子マテリアル事業部積層材料事業グループ積層材料技術開発部長森川卓也▽同事業部同グループ長松出大祐▽パフォーマンスプロダクツ事業本部企画管理部付塚田泰男【デジタル共創本部】▽インフォマティクス推進センター企画管理部長松本勧▽人事部人財・組織開発室亀岡智彦【旭化成ポリアセタール(張家港)有限公司】▽董事長総経理中前洋之▽董事顕谷一平【旭シュエーベル】▽社長松出大祐▽退任(社長)塚田泰男。

旭化成 組織改正(8月1日)

2021年7月28日

[旭化成/組織改正](8月1日)【パフォーマンスプロダクツ事業本部】▽企画管理部にサステナビリティ推進室を新設する。