長坂社長「電極事業が回復傾向、価格是正に注力」
東海カーボンの2022年12月期第1四半期(1-3月期)連結決算は、売上高が前年同期比29%増の695億円、営業利益95%増の79億円となった。主力である黒鉛電極の市況が反転し、またその他事業も堅調さが継続したこともあり、全セグメントが増収増益となっている。
12日に決算会見を開催し、長坂一社長が中計経営計画の進捗について説明を行った。主力である黒鉛電極事業について
2022年5月13日
2022年5月12日
2022年2月18日
2022年2月9日
2022年2月9日
2021年12月10日
買収2社を統合、中国以外で最大サプライヤーに
東海カーボンはこのほど、アルミ精錬ライニング事業について、事業説明会を行った。説明会には独Tokai COBEX(TCX)のFrank Goede社長が、現地からオンラインで参加している。
東海カーボンは2018年に独COBEXを買収し同事業に参入。昨年には仏カーボン・サボワ社を買収し、TCXに統合した。同事業は、アルミ精錬用カソードが全体の約70%、高炉用ブロック15%、炭素電極12%、押出材3%で構成。ポーランド(2工場)とフランス(2工場)で製品を製造し、インドや中近東、中国をはじめ世界に供給している。
Frank社長は「2020年にはこれまで競合だった仏サボワ社を買収したことで、
2021年11月17日
東海カーボンはこのほど、完全子会社である東海炭素(天津)の全株式について、Cabotの中国子会社に譲渡することを決定し、株式譲渡契約を締結したと発表した。
東海カーボンは、中国のカーボンブラック需要に対応するため、2004年に中国・天津市の天津経済技術開発区に東海炭素(天津)を合弁で設立。2013年には、全持分を取得し完全子会社化するなど、高品質なカーボンブラックの供給を通じて、タイヤ、工業用ゴム部品メーカーを中心とする顧客の要望に応えてきた。しかし、中国市場の競争激化に加え、環境規制の強化による操業規制など、事業環境は年々厳しさを増している。
こうした状況を踏まえ、東海カーボンは、中期経営計画に沿い事業ポートフォリオの最適化(選択と集中)を進める中、様々な観点から経営資源の再分配について検討し、東海炭素(天津)の事業売却を決定した。
なお、これに伴い第4四半期(10-12月期)に特別損失約25億円を計上、通期業績予想も純利益のみ95億円(前回予想比25億円減)に下方修正している。
2021年11月8日
2021年11月5日
2021年10月5日