ENEOS 秋田県沖の洋上風力発電事業開発に参画

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2020年9月11日

 ENEOSは10日、秋田県八峰町および能代市沖での洋上風力発電事業の事業化検討を行う合同会社八峰能代沖洋上風力に出資し、 国内での洋上風力発電事業開発に参画すると発表した。

 同事業開発は、当該海域に最大15.5万kW(0.8~1万kW級風力発電機×最大22基)の洋上風力発電所の建設を計画。ENEOSは、メガソーラーや陸上風力で培った再生可能エネルギー事業の事業化と運営などに関する知見を生かし、共同出資者であるジャパン・リニューアブル・エナジーと東北電力と共に、2024年以降の稼働を目指して、事業化の検討を加速していく。

 秋田県は、洋上風力発電事業では日本国内有数の適地。今年7月、経済産業省と国土交通省は、同事業の対象海域である八峰町および能代市沖を、「再エネ海域利用法」に基づく促進区域の指定に向けた有望な区域として認定し、協議会の組織化や国による風況・地質調査の準備に着手することを決定した。

 ENEOSは、再エネ事業を次世代の柱の1つと位置づけ、メガソーラー(18カ所、約4.6万kW)や風力(2カ所、約0.4万kW)、バイオマス(1カ所、約6.8万kWを全国で展開。また、昨年4月には、台湾の洋上風力発電事業へ参画し、世界的にも開発余地の大きい洋上風力発電事業の知見習得に注力している。

 同社は引き続き、再エネ事業の拡大に取り組み、発電容量を2022年度までに約100万kWまで拡大することを目指すとともに、環境配慮型のエネルギー供給を積極的に推進し、低炭素・循環型社会の実現に貢献していく。

JXTGエネルギー 台湾最大の洋上風力発電事業に参画

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2019年4月8日

 JXTGエネルギーは5日、台湾で洋上風力発電所の建設・運営を行う允能(ゆんねん)ウインドパワー社の権益の6.75%を取得し、台湾での発電事業と洋上風力発電事業に初めて参画すると発表した。

 今回のスキームはJXTGエネルギーと双日、中国電力/中電工、四国電力が共同で参画したスターウインド・オフショア社が、允能ウインドパワー社の持株会社である雲林(ゆんりん)ホールディングス社の株式を、ドイツの大手再生可能エネギー開発事業者のwpdグループから27%(JXTGエネルギー持分は6.75%)を取得するものだ。

 允能ウインドパワー社は2021年12月までに、台湾の雲林県沖合で、同国最大規模となる640MW(64万kW)の洋上風力発電所(着床式)を建設。台湾の再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)に基づき、台湾電力に20年にわたり電力を販売する。

 台湾は2025年までに、5.5GW(550万kW)の洋上風力発電導入を目指しており、今回の開発エリアでもある西海岸一帯を風力発電の開発エアリアと定め、積極的に導入を後押ししている。

 JXTGエネルギーは台湾だけでなく、世界的にも開発余地の大きい洋上風力発電事業に参画し、知見を習得することで再生可能エネルギー事業の推進を図り、低炭素社会の実現に貢献していく。