日本化学工業協会は15日、定例となる淡輪敏会長(三井化学会長)のオンラインによる会見を開催した。淡輪会長は今月で2年の任期を満了するため今回が最後の会見となる。
淡輪会長は、「新型コロナウイルスの感染拡大は、生活や企業活動に大きな影響を及ぼしている。化学産業にとって最も重要な課題は工場の安全操業を維持することであり、従業員の感染防止に最大限努めている。
2020年5月18日
2020年1月8日
淡輪日化協会長、持続可能な社会への貢献を強調
日本化学工業協会や石油化学工業協会など、化学関連52団体の共催による化学業界合同新年賀詞交歓会が7日、都内のホテルで開催され、関係者約1200人が出席した。最初に52団体を代表して、日本化学工業協会の淡輪敏会長(三井化学社長)が挨拶を行った。淡輪会長はまず昨年を振り返り、新天皇の即位と旭化成の吉野彰フェローのノーベル化学賞受賞への祝意を表した。
昨年の事業環境については、米中貿易摩擦の激化などにより厳しかったとするとともに、「石化・基礎化学品を中心に需要低迷と市況下落の影響を受け、業績面でも厳しい年であった」との認識を示した。
また、昨年は国連環境サミットで
2019年12月23日
2019年12月23日
2019年10月11日
日本化学工業協会は10日、旭化成名誉フェローの吉野彰氏がノーベル化学賞を受賞したことに対し、淡輪敏会長(三井化学社長)の祝辞を発表した。
淡輪会長は、「旭化成名誉フェローの吉野彰様が、この度ノーベル化学賞を受賞されることになったことは、誠に喜ばしいことであり、心からお祝い申し上げる。企業の研究成果が認められ、今回の受賞に至ったことは、日本の化学産業界にとって大きな誇りだ。吉野名誉フェローが開発されたリチウムイオン電池は、ITデバイスをはじめとする様々な製品の基幹部材としてそのイノベーションを支え、今や私たちの生活になくてはならないものとして、深く広く浸透している。また、性能に改良を重ね、ハイブリッド自動車や電気自動車における航続可能距離の延伸を実現し、その市場拡大にも大きく貢献している。さらに、太陽光や風力で発電したエネルギーを蓄積でき、気候変動問題の解決に資する技術としても大いに期待されている。企業の研究者として、ここに至るまでには、さまざまなご苦労と、粘り強いご努力があったことと拝察し、改めて敬意を表する。また、今後も日本の化学産業が地球規模の課題解決につながる新技術や新製品を創出し、世界に貢献していくことを期待している」とコメントしている。
2019年9月24日
2018年9月26日