KHネオケム 千葉工場で火災事故発生、人的被害はなし

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2022年7月13日

 KHネオケムは11日、千葉工場(千葉県市原市)において10日の午前4時半ごろ火災事故が発生したと発表した。人的被害はなく、すでに同日の午前5時35分頃に鎮火を確認している。製造設備の一部に損傷を確認しているものの詳細については調査中。今後、監督官庁の指導もと、原因究明と再発防止に取り組んでいく。

 同社は、「近隣住民の皆様ならびに関係者の皆様にはご心配をお掛けし深くお詫び申し上げます」とコメントしている。

積水化成品工業 グループ会社で火災事故、他工場へ振替検討

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2022年4月26日

 積水化成品工業は23日、グループ会社で発泡ポリスチレンシートの製造を手掛ける積水化成品大分(大分県中津市)において、火災事故が発生したと発表した。

 出火は22日午後8時50分ごろに発生し、23日午前1時32分に鎮火している。従業員2名が病院で検査を受けた結果、異常はなかった。ただ、建屋および生産設備の一部が被害を受けているもよう。同社は他工場への生産品の振替を検討している。また発生原因は調査中で、判明次第、関係当局と連携し適切な対策を実施していく。

 同社は、「近隣住民、関係当局、お客様をはじめとする多くの方々にご心配をお掛けすることになり、深くお詫び申し上げます」とコメントしている。

クラレ 米国火災事故訴訟で一部和解、特損で下方修正

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2020年12月25日

 クラレはこのほど、米国工場で発生した火災事故に関する訴訟について一部原告との和解に基本合意したと発表した。

 火災事故は2018年5月に米国子会社Kurary America(米国:テキサス州)のエバール工場で発生。160人超の外部委託業者の作業員などから損害賠償を求める民事訴訟を起こされた。一部原告とは和解していたが、今回、訴訟の早期解決を図るため、ほかの一部原告との間で和解に至った。

 なお、和解金は約170億円となり、第4四半期に新たに169億円の特別損失を計上。これに伴い、今年度の通期業績予想を修正し、純利益をゼロ(前回予想比150億円減)としている。

 

東洋紡 火災事故の犬山工場 今月にPP設備1台を再開

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2020年11月11日

 東洋紡は、犬山工場(愛知県犬山市)で9月末に発生した火災事故の出火元となったポリプロピレン(PP)フィルムの成膜設備について、被災を免れた1ラインの稼働を今月中に再開する予定だ。9日に同社東京支社で行われた決算説明会の中で、斧泰三経理部長が明らかにした。

 同工場のPP設備では、おかきやあられといった、防湿性が求められる食品包装用PPフィルムを主に生産している。2系列をもち、うち1系列が被災した。現在、同製品の供給は在庫で賄っているが、同工場の1系列再開後は、同社グループ会社にある他の3系列と合わせ4系列での生産を強化し対応していく。また、不足分については、他社のOEMも視野に入れ供給体制を整えていく考えだ。

 今回被災した設備については、消防とともに原因究明を行っている。それと並行し火元個所やその前後を含めて、金属劣化、消火活動による水の影響など、設備の被災度を検証している。検証が終わり次第、「被災設備をどのような形で復旧していくのかを決めていくことになる」(斧部長)ようだ。なお、犬山工場の他の設備については9月末から順次稼働を始めており、PPフィルム設備の2系列以外は再開している。

 設備再開の説明に先立ち、斧部長は改めて犬山工場での火災事故の発生と人的被害を詫び、「一昨年の敦賀事業所での火災事故を受け、様々な安全対策や安全教育を実施してきたが、その安全対策がまだまだ不十分だったと反省している。再度ハード、ソフトの両面からの対策を講じていき、2度と事故を起こさないように努めていきたい」と、再発防止と今後の対策強化に言及した。

東洋紡 犬山工場、フィルム製造ラインで火災事故

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2020年9月29日

 東洋紡・犬山工場(愛知県犬山市)で27日午後9時ごろ、食品包装向けの2軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム製造ラインで火災事故が発生し同社従業員3人が被災、病院に搬送されたが搬送先で2人の死亡が確認された。うち1人は現在も入院中。

 28日午前9時現在の同社の第4報によると、同日午前1時10分に公設消防による鎮圧宣言が出されたのち、同午前7時45分に鎮火宣言が出された。物的被害、事業所外への影響、火災原因、製品出荷への影響については現在調査中としている。

 同社では事故対策本部を設置し、関係当局の指導を仰ぎつつ、事故原因の究明などを全力で進めていく方針だ。