積水化成品 高機能発泡体材料が風力発電ブレードに採用

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2019年12月11日

 積水化成品工業はこのほど、高機能発泡体をコア材としたCFRP/GFRP複合発泡成形体「ST‐LAYER」が、NTNの自然エネルギーを活用した発電ステーション「NTNグリーンパワーステーション」の風力発電ブレードに採用されたと発表した。加えて、積水化成品はこの発電ステーションを奈良県天理市にあるグループ会社に設置することで、地域防災に貢献していく。

 今回採用された「ST‐LAYER」は、コア材に同社の高耐熱・高強度のエンジニアリングプラスチック発泡体「ST‐Eleveat」を用いた複合構造体。軽量かつ高強度であるためブレードの大型化が可能となり、高出力化と発電効率向上に寄与している。なお、「ST‐LAYER」のコア材に「ST‐Eleveat」を複合させた構造材として初の採用事例となった。

 設置施設では、風力と太陽光で発電した電力を「NTNグリーンパワーステーション」内臓バッテリーに蓄電し、夜間にはLED照明を自動点灯する。蓄電された電力は非常用電源として外部出力が可能。災害により停電している被災地の暗闇を照らす街路灯としても、通信機器がシャットダウンするなど不安定な状況下での非常用電源としても利用できる。また、防犯監視カメラが取りつけられていて、地域の見守りポストの機能も果たす。

 同社は今後、「ST‐LAYER」の特性(軽量・高強度)を生かした環境貢献事業展開と、地域社会と協働した防災・減災の取り組みとの両面で社会に貢献していく考えだ。

積水化成品工業 人事(5月1日)

2019年4月25日

[積水化成品工業・人事](5月1日)▽コーポレート戦略本部副本部長IR・ガバナンス担当味木俊衛(6月21日)▽執行役員、コーポレート戦略本部副本部長IR・ガバナンス担当味木俊衛▽同役員、出向Proseat Europe GmbH MD木間塚誠▽同役員、同Sekisui Plastics(Thailand) Co.,Ltd.社長兼SEKISUI PLASTICS s.E.A.PTE.,LTD.社長兼PT.Sekisui Plastics Indonesia社長兼Sekisui Plastics Industrial Material(Thailand)Co.,Ltd.社長兼Sekisui Plastics Creative Design(Thailand)Co.,Ltd.社長韓栄洙▽退任(常務執行役員コーポレート戦略本部生産担当)顧問三日月仁司▽同(執行役員)常任参与、環境・品質統括センター環境安全推進部長山口勝己。

 

積水化成品工業 人事(4月1日)

2019年2月21日

[積水化成品工業・人事](4月1日)▽情報システム部管掌、取締役常務執行役員第二事業本部長廣田徹治▽環境・品質統括センター長、同役員辻脇伸幸▽コーポレート戦略本部生産担当、常務執行役員三日月仁司▽環境・品質統括センター環境安全推進部長、執行役員山口勝己▽研究開発センター長兼開発部長、同浅田英志▽生産技術センター長、常務執行役員浅野泰正▽同センター生産技術企画室長、執行役員道場雅巳▽コーポレート戦略本部IR広報部長今里泰也▽同本部デザイン開発部長猪岡千恵子▽同本部新事業調査室長千田隆▽環境・品質統括センター品質保証部長平井孝明▽研究開発センター研究開発企画室長中村真章▽同センター基礎研究所長日下明芳▽同センター評価試験室長山本信子▽同センター知的財産部長飯塚聖子▽同センター生産技術部長木下隆之▽同センター成形・加工技術部長白石正春▽同センター設備技術部長清水雅俊▽同センター購買物流部長谷口雅之▽同センターSKG改善推進部長上野裕之▽第一事業本部生活資材設計技術部長佐藤修▽同事業本部生活資材事業部長高橋謙司▽第二事業本部工業資材設計技術部長森浩司。

 

 

 

積水化成品工業 欧州の自動車部材大手を傘下に、株式取得が完了

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2019年2月21日

 積水化成品工業は20日、欧州自動車部材大手のプロシートグループの株式などの取得手続きが、現地時間の19日に完了したと発表した。

 これに伴い同日、積水化成品の子会社で、株式取得会社のセキスイ・プラスチックス・ヨーロッパの商号を、プロシート・ヨーロッパに変更した。セキスイ・プラスチックス・ヨーロッパがレクティセル社などから、プロシートグループの株式の75%を取得した。残りの25%はレクティセル社が保有する。

 プロシートグループは、ドイツ・フランス・英国・スペイン・チェコ・ポーランドの欧州6カ国に製造拠点をもち、シート用クッション材やヘッドレスト、アームレストなどのトリムパーツ、発泡成形品といった自動車部材を欧州自動車メーカーに供給する、自動車メーカー系列に属さない独立系のリーディングカンパニー。

 積水化成品は同グループを傘下に収めることで、主力製品「ピオセラン」(ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体)など、自動車部材における欧州での拡販スピードを加速させ、同グループ取り扱い自動車部材全般の、積水化成品のチャネルを活用した日系自動車メーカーへの展開を推進していく。

積水化成品工業 組織改正(4月1日)

2019年2月20日

[積水化成品工業/組織改正](4月1日)▽コーポレート戦略本部に新事業調査室を新設する▽デザイン開発室をデザイン開発部とし、コーポレート戦略本部に移管する▽CSR・広報部をIR広報部に改称する▽環境・品質統括センターを新設し、環境安全推進部、品質保証部を設置する▽技術本部、事業化推進センター、第一事業本部 技術部、第一事業本部 生産統括部、第二事業本部 グローバルテクニカルセンター、第二事業本部 生産統括部を再編し、研究開発センター、生産技術センターを新設する▽研究開発センターに研究開発企画室、開発部、基礎研究所、評価試験室、知的財産部を設置する▽生産技術センターに生産技術企画室、生産技術部、成形・加工技術部、設備技術部、購買物流部、SKG改善推進部を設置する▽第一事業本部に生活資材設計技術部を新設する▽第二事業本部に工業資材設計技術部を新設する▽情報システム部をコーポレート戦略本部から分離する。

積水化成品 グループ会社3社が地元自治体と「災害支援協定」

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2019年2月1日

 積水化成品工業はこのほど、グループ会社3社が地元自治体と「災害時における物資の供給についての協定」を締結したと発表した。

 地域密着型の社会貢献の一環。積水化成品関東は茨城県古河市、積水化成品天理は奈良県天理市、積水化成品滋賀は滋賀県甲賀市と、それぞれ協定を締結した。

 同協定に基づき、大規模災害が発生した際には、同社グループの製品や保有している物質を、地元自治体に無償で供給することにより地域に貢献する。被災地や避難所で、同社グループの素材を使用した断熱材やクッション材、簡易食品容器などを活用してもらう。

 同社グループと地方自治体との「災害支援協定」の締結は、今回が初めて。特に甲賀市では、市内に生産拠点を持つ企業との初めての災害支援協定締結となった。