旭化成 結晶セルロースを値上げ、原料価格の上昇に対応

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2022年1月17日

 旭化成は14日、結晶セルロース「セオラス」「セルフィア」について、3月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「125~250円/kg」。

 結晶セルロースの主原料である精製パルプは、この10年にわたり価格上昇が続いている。また結晶セルロース製剤の副原料も高騰している。同社は、2011年のパルプおよび副原料を要因とする価格改定以来、コストアップを吸収してきたが、自助努力で吸収できる範囲を超えているため、今回、値上げせざるを得ないと判断した。

 

旭化成 結晶セルロースの2製品がハラール認証取得

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2019年12月6日

 旭化成は5日、医薬品の賦形剤や食品の安定剤に使用される結晶セルロース「セオラス」と「セルフィア」が、インドネシアのハラール認証機関であるインドネシア・ウラマー評議会の食料・薬品・化粧品研究所(MUI)からハラール認証を取得したと発表した。

 ハラール認証は、一般的にはイスラム教徒に対する製品の宗教的な安全性を保証する認証で、主に製品への豚や豚由来物質の混入がないことを保証するもの。同社がハラール認証を取得したMUIは、ムスリム人口が多いインドネシアの認証機関であり、主要各国のハラール認証機関と相互認証・協力を行っているため、グローバルに通用する認証となっている。

 同社によれば、近年のイスラム圏での人口増加や市場拡大、ハラール認証規制の厳重化の動きなどを受け、ハラール認証への顧客ニーズが高まっているという。こうした中、同社では認証取得にあたり、製品のハラール性を確保するための品質管理システムを新たに構築し、工場全体の取り組みとして推進した。さらに、イスラム教とハラールについての理解を深めるための教育を、社内外関係者に実施した。

旭化成 9月から結晶セルロースなどを値上げ

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2019年6月27日

 旭化成は26日、結晶セルロースとアルファー化澱粉の全製品について、9月1日出荷分から60円/kg値上げすると発表した。

 対象製品は、結晶セルロースの「セオラス」「セルフィア」、アルファー化澱粉の「PCS」「SWELSTAR」。

 物流費をはじめとする販売諸経費が上昇しており、また、コストの上昇局面は当面継続することが予想されている。さらに、安全・安心な製品を安定して供給するための製造設備の維持・更新についても、多額の投資を必要としている。

 同社は、このような環境下でコストダウンに注力してきたが、自助努力の対応のみではコスト上昇分を吸収することは極めて困難だと判断し、今回の価格改定を決定した。