旭化成 結晶セルロースを値上げ、原料価格の上昇に対応

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2022年1月17日

 旭化成は14日、結晶セルロース「セオラス」「セルフィア」について、3月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「125~250円/kg」。

 結晶セルロースの主原料である精製パルプは、この10年にわたり価格上昇が続いている。また結晶セルロース製剤の副原料も高騰している。同社は、2011年のパルプおよび副原料を要因とする価格改定以来、コストアップを吸収してきたが、自助努力で吸収できる範囲を超えているため、今回、値上げせざるを得ないと判断した。