長瀬産業 新規高バイオマス度SAP、海洋生分解性確認

, , , ,

2024年4月19日

 長瀬産業とNAGASEグループ中核製造会社のナガセケムテックス、ナガセヴィータ(今月1日に林原から社名変更)の3社は18日、高バイオマス度の高吸水性ポリマー(SAP)の新グレードの開発に成功し、第3者機関による試験(ASTM D6691)で、海洋生分解性認証に求められる分解性を示すことが確認されたと発表した。海洋中、180日間で90%以上分解される。

 同開発は、育成領域

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

日本触媒など 新規海洋生分解性プラ開発、NEDO事業

, , ,

2024年1月19日

 日本触媒と理化学研究所環境資源科学研究センター(バイオプラスチック研究チーム)は18日、新規海洋生分解性プラスチックの開発に成功したと発表した。両者が2021年度から参画する、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業「海洋生分解性プラスチックの社会実装に向けた技術開発事業」での成果。

PESを基本骨格とするポリマーに焦点を当て、新規海洋生分解性プラスチックを開発した

 両者は、ポリエチレンサクシネート(PES)を

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東北大学 CFRPで環境発電、センサ分野などに期待

, , , ,

2023年6月23日

 東北大学大学院環境科学研究科の成田史生教授の研究グループは、英国リーズ大学のYu Shi教授と共同で、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)電極からなる新しい圧電振動発電デバイスの開発に成功した。

圧電ナノコンポジット(左上)とCFRP電極の積層イメージ。右の写真は圧電ナノ粒子

 具体的には、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

大陽日酸 銅ナノ粒子を用いた転写型接合シートを開発

, , , ,

2023年1月20日

 大陽日酸はこのほど、車載向けパワーデバイスの接合材として、銅ナノ粒子を用いた転写型接合シートの開発に成功したと発表した。

転写型接合シートの転写・接合概要

 パワーデバイスは、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

NEDO 直径15㎛の超極細MgB2超電導線を開発

, , , , ,

2022年12月9日

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はこのほど、NIMS(物質・材料研究機構)と明興双葉が、世界最細となる超電導線全体の直径が15㎛の超極細MgB2(二ホウ化マグネシウム)超電導線の開発に成功したと発表した。導線を構成する超電導フィラメントについては、直径が5.5㎛と超極細となっている。 

650℃の反応熱処理後に作った結び目の電子顕微鏡写真

 現在、水素社会の

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

王子ホールディングス MRに対応した環境配慮型コップ原紙を開発

, , , ,

2022年7月19日

 王子ホールディングスはこのほど、グループ会社である王子パッケージングと、水系樹脂コーティング技術を活用し、「マテリアルリサイクル(MR)に対応した環境配慮型コップ原紙」の開発に成功したと発表した。

MRに対応した環境配慮型コップ原紙

近年、世界的にプラスチック削減の動きが加速している。紙コップや牛乳パックなどにはラミネート紙が使われているが、現行の紙リサイクルシステムにおいて禁忌品であり、可燃ごみとして扱われ、MRの観点では

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

出光興産 多結晶酸化物半導体を開発、ディスプレイに適用

, , ,

2022年6月23日

 出光興産とジャパンディスプレイ(JDI)はこのほど、多様なディスプレイに適用できる革新的な多結晶酸化物半導体「Poly‐OS」の開発に成功したと発表した。

 同開発品は、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

JFEスチールなど 低炭素型コンクリート実用化が前進

, , , , ,

2021年8月30日

 JFEスチールはこのほど、東北大学、日本大学と共同で寒冷地でも適用可能な独自のアルカリ活性材料「ジオポリマー」の開発に成功し、西松建設と共和コンクリート工業を加えた5者で早期実用化に向けた試験体制を構築した。

 ジオポリマーは、製造時に排出するCO2を通常のコンクリートに比べて75%以上削減できる一方、混合時の粘性が高く固まりやすく、耐凍害性が著しく低く、温暖な地域でしか利用できないという課題があった。

 今回、従来のジオポリマーがセメントの代替にしている水ガラスとフライアッシュ(石炭灰)を、アルカリ水、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末(製鉄副産物)にして、その配合量の最適化と高炉スラグ細骨材の活用、特殊な混和剤の適用などにより、流動性を安定的に確保しつつ耐凍害性を大幅に向上させた独自のジオポリマーを開発した。凍結融解試験ではJIS規定の300サイクルでもほとんど劣化せず、凍結防止剤の影響を想定した塩水環境下でも従来品を大幅に超える凍結融解抵抗性を示した。これにより、寒冷地や山間部などでもジオポリマーを制約なく適用でき、コンクリート分野でのCO2排出量を大幅に削減することが可能となる。

 今後、西松建設とはコンクリートの施工性について、共和コンクリート工業とはプレキャスト製品への適用について実用化に向けた試験を開始し、寒冷地を含めた実環境での検証を進めていく。