DICグラフィックス インキ・接着剤などを値上げ

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2022年7月8日

 DICの子会社であるDICグラフィックスは7日、主にパッケージ印刷向けに使用されるグラビア・フレキソインキや接着剤製品、食品用金属容器などに使用される塗料やインキ製品について、今月20日出荷分から値上げすると発表した。

 対象製品と改定幅は、グラビア、フレキソインキ全般が「70~120円/kg」、接着剤が「50~80円/kg」、硬化剤が「70~180円/kg」、クリヤーが「80~100円/kg」、ホワイトコーチングが「100~120円/kg」、金属インキが「70~100円/kg」となっている。

 同社は今年1月に当該製品の価格改定を実施したが、その後も原油・国産ナフサ価格の更なる高騰、石化原料の需給バランスひっ迫などに伴い、インキ製品の原材料価格が上昇し続けている。加えて、昨今の世界情勢を背景としたエネルギー価格の高騰もあり、ユーティリティ費、物流費、容器費、設備保全などのコストも上昇が続いている。

 同社は自助努力を続けてきたが、これらの費用を吸収するのは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と品質の維持・向上を図るため、追加の値上げが避けられないと判断した。

DICグラフィックス オフセット用印刷インキを値上げ

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2022年4月18日

 DICの子会社であるDICグラフィックスは15日、オフセット用印刷インキについて、6月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、商業オフ輪インキが「40円/kg以上」、油性枚葉インキと新聞インキが「60円/kg以上」、UVインキが「100円/kg以上」。なお、金銀インキ・特別対応品・特殊品(特殊容器を含む)などの一部製品については改定幅が異なるとしている。

 対象製品は、昨年10月に原料および物流費の高騰、需要減などを理由に価格改定を実施したが、世界経済の回復に伴う需給バランスの悪化により、その後もオフセット用印刷インキの主原料である顔料、樹脂、溶剤、光重合開始剤などの価格上昇が継続。加えて、昨今の世界情勢に伴うサプライチェーンの混乱などにより、容器をはじめとする副資材や物流費、さらにはエネルギーコストなども高騰を続け、未だ収束が見られない状況にある。

 こうした中、同社は、グローバル購買による原料調達を進めているが、これらコストの上昇分を自助努力で吸収することが困難なことから、今後の事業継続および安定供給を図るために、値上げを決定した。

DIC モノマテリアル需要に対応、ラインアップを拡充

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2022年4月12日

 DICおよびDICグラフィックスはこのほど、リサイクルに適したモノマテリアル(単一素材)包装材料に対応したインキやコート材、接着剤、特殊シーラントフィルムなどの製品ラインアップを4月から拡充すると発表した。これら製品群のニーズ拡大により、2025年までに50億円の売上を目指す。

 国内では4月から「プラスチック資源循環促進法」が施行される。同法は製品設計から廃棄物の処理までプラスチックの商流のすべてにおける資源の循環などの取り組みを促進するための法律。同法の施行によりプラスチック使用製品の製造事業者は製品構造や材料についても資源循環を意識した対応が求められるため、今後モノマテリアル包材の需要拡大が見込まれる。

 現状、包装材料は

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DICグラフィックス インキ・接着剤など再値上げ

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2021年12月20日

 DICの子会社であるDICグラフィックスは17日、主にパッケージ印刷向けに使用されるグラビア・フレキソインキや接着剤製品、食品用金属容器などに使用される塗料やインキ製品について、2022年1月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、グラビア、フレキソインキ全般が「70円/kg」、接着剤が「40円/kg」、硬化剤が「80円/kg以上」、クリヤーが「40円/kg」、ホワイトコーチングが「50円/kg」、金属インキが「70円/kg」となっている。

 同社は今年4月に価格改定を表明し実施したが、その後も石油化学製品の需給バランスひっ迫などに伴い、原料市況が高騰し、インキ製品の原材料価格はさらに上昇している。加えて、物流費、副資材費、ユーティリティなどのコストも上昇を継続している。

 こうした中、同社は、自助努力を続けてきたが、これらのコスト上昇を吸収するのは極めて困難なことから、今後の安定供給とサービスの維持・向上を図るために、値上げが避けられないと判断し、価格改定を決定した。

 

DIC 抗菌・抗ウイルスニスを拡充、SIAA認証取得

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2021年11月5日

SIAA認証を取得した抗菌・抗ウイルスニス

 DICは4日、子会社のDICグラフィックスが、グラビア・フレキソ・オフセットの各印刷用インキに対応した抗菌ニスおよび抗ウイルスニスについて、抗菌製品技術協議会(SIAA)の認証を取得し、製品のラインアップを拡充したと発表した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大以降、生活空間における衛生面のニーズが高まっており、人々が手に触れる食品や日用品などのパッケージやカタログなどの印刷物においても、感染症予防対策として抗菌性や抗ウイルス性が求められている。

 DICグラフィックスでは、今年5月にパンなどの食品包装フィルム向けの表刷用グラビアインキ「グロッサBM」と組み合わせた抗菌ニスの販売を開始。今回、食品などのフィルム表刷用途に加え、紙器用途に対応した抗菌・抗ウイルスニスを開発した。既に一部製品でSIAA認証を取得し、今後も順次取得する予定。

 同社は今後もさらに、抗菌・抗ウイルス製品のラインアップを拡充する予定だ。

DIC バイオマスインキ、生分解性プラの国際認証取得

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2021年9月10日

 DICはこのほど、子会社であるDICグラフィックスが、裏刷りバイオマスグラビアインキ「フィナートBM」について、生分解性プラスチックの国際認証「OK コンポスト インダストリアル」と「OK コンポスト ホーム」を今年6月に取得したと発表した。国内で販売されているグラビアインキでは、初の認証取得になる。

OK compost 認証マーク
OK compost 認証マーク

 同認証は、TUV AUSTRIAが実施する生分解性プラスチックの国際認証。「OK コンポスト インダストリアル」は、都市型ゴミ処理場での生分解が可能であり、そのコンポスト(堆肥)が環境(動植物の生育)に安全であること、「OK コンポスト ホーム」は、一般家庭のコンポスト容器で生分解が可能であることをそれぞれ認証する。この認証を得た製品を適切な条件下で堆肥化した場合、新しい植物の成長を妨げることなく安全に再利用できる。

 同社の「フィナートBM」シリーズは、食品や日用品などのパッケージ材料に使われるインキとして、優れた物性と印刷適性を兼ね備えた高い機能をもつ。それに加えて、環境面に配慮したサステナブルな素材として植物由来の再生可能原料を含むことから、日本有機資源協会が認定する「バイオマスマーク」も取得している。今後、生分解性のあるフィルムや接着剤などのパッケージ素材と組み合わせることでパッケージ材料のコンポスト化が可能になる。

 DICグループは、北米・欧州・アジア地域では、すでに「OK コンポスト」認証を取得したグラビアインキ製品を展開。今後、国内ではパッケージ素材を扱う他の企業と協業し、環境面に配慮したパッケージ材料の開発に注力する。

 

DIC オフセット用印刷インキを値上げ、原料高に対応

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2021年8月27日

 DICは25日、子会社であるDICグラフィックスが、オフセット用印刷インキについて10月18日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、商業オフ輪インキおよび油性枚葉インキが「50~100円/kg」、UVインキが「100~150円/kg」、新聞インキが「30~100円/kg」となっている。

 主原料である顔料、樹脂、植物油、溶剤、光重合開始剤などは、世界的な景気回復に加え、環境対応による生産コストの上昇や各地で起こる天候不順などが影響し、世界規模で需給バランスが崩れ原料価格が高騰している。さらに容器などの副資材価格や物流コストも上昇し続けている。

 こうした中、DICグラフィックスは、銘柄統合と原料調達の見直しを進めるとともに、営業拠点の縮小や工場の統廃合によるダウンサイジングなどの様々なコストダウン策を実施してきたものの、オフセット用印刷インキの需要減少に加え、昨春からのコロナパンデミックによる需要急減により、自助努力だけでは事業運営が厳しい状況にある。同社は、原料価格や物流コストの上昇分を吸収することは極めて困難なことから、事業継続と安定供給のために、今回の値上げを決定した。

 

DICグラフィックス バイオマスグラビアインキなどの販売を開始

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2021年6月14日

 DICの子会社であるDICグラフィックスがこのほど、耐アルコール性や耐油性に優れた表刷りバイオマスグラビアインキ「グロッサBM」を開発した。さらに、インキに抗菌性を付与する高機能な抗菌ニスを開発し、両製品の販売を開始した。今後は、日本国内での販売を拡大し2025年には販売数量年間1000tを目指す。

 これまで、パンなどの食品包装フィルムに印刷されたインキがテーブルクロスなどに付着するといった事象があり、バターやマーガリンなどの油類や、アルコール除菌剤などのアルコール成分がインキの付着を促す要因の1つと推定し、印刷インキの耐性を高める研究を進めてきた。さらに、コロナ禍以降の生活様式に対応するため、アルコール耐性が高く、耐熱・耐油性にも優れた抗菌ニスの研究も同時に進め、今回、両製品の開発に成功した。

 印刷インキの耐性を大幅に向上させた「グロッサBM」シリーズは、機能面だけでなく環境面に配慮したサステナブルな素材として植物由来の再生可能原料を含有。日本有機資源協会が認定する「バイオマスマーク10%」を取得している。そのため、表刷りバイオマスグラビアインキ「グロッサBM」と高機能な抗菌ニスを組み合わせることで、顧客に「安全・安心」なパッケージ材料の提供が可能になる。

DICグラフィックス インキ・接着剤・塗料などを値上げ

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2021年4月26日

 DICの子会社であるDICグラフィックスは23日、主にパッケージ印刷向けに使用されるグラビア・フレキソインキおよび接着剤や、食品用金属容器などに使用される塗料製品について、5月10日出荷分から値上げすると発表した。

 対象製品と改定幅は、白インキが「40円/kg」、色インキが「60円/kg」、メジュームおよびOPニスが「50円/kg」、接着剤が「50円/kg」、硬化剤が「50~150円/kg」、クリヤーが「30円/kg」、ホワイトコーチングが「40円/kg」、金属インキが「50円/kg」。

 当該製品の原料は、石化原料市況高騰の影響で騰勢に転じている。主原料である樹脂と顔料は、世界市場の急激な回復による需給バランスのひっ迫化などで価格が上昇。また、環境対応費用などの継続的なコストの増加も見られる。さらには、物流業界の慢性的な人手不足や燃料高騰などを背景に、物流費やユーティリティーコスト、金属容器などの副資材コストも上昇の一途にある。

 こうした中、同社は、自助努力を続けてきたが、これらのコスト上昇を吸収するのは極めて困難なことから、今後の安定供給とサービスの維持・向上を図るために、値上げが避けられないと判断した。

 

 

DICグラフィックス 完全子会社DIC機材を吸収合併

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2020年9月2日

 DICのグループ会社であるDICグラフィックスは1日、完全子会社のDIC機材を吸収合併したと発表した。DICグラフィックスを存続会社とし、DIC機材は解散する。

 DICグループは、2019年よりスタートした中期経営計画「DIC111」の中で、グループ一体となった出版・新聞インキ事業の生産体制最適化と経営体制効率化の推進を掲げている。

 DIC機材は1981年に大日本インキ化学工業(DICの旧社名)の100%子会社として設立されて以来、印刷インキや印刷機材の販売で重要な役割を果たしてきた。今回、事業内容が一部重複するDIC機材の指示命令系統をDICグラフィックスと一本化することで、グループ事業運営の効率化とさらなるビジネス発展を図る考えだ。