都立大など CR可能な高機能バイオポリエステルを開発

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2023年10月11日

 東京都立大学大学院と大阪産業技術研究所の共同研究グループは、JST(科学技術振興機構)の戦略的創造研究推進事業を通じ、非可食の植物資源から、分解・ケミカルリサイクル(CR)が可能で、汎用プラスチックより柔軟かつ強度に優れるバイオベースポリエステルの開発に初めて成功した。同大学院理学研究科の野村琴広教授らの研究チームと、同研究所森之宮センター物質・材料研究部の平野寛部長らの研究チームによる成果。

バイオベースポリエステルの基本構造。右上の写真は調製したフィルム。この種のポリマーは定量的なケミカルリサイクルが可能(アルコールとのトランスエステル化)。右下図は、今回開発した植物油とグルコースなどから誘導されるバイオベースポリエステルの基本構造

 分解・CR可能な

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立命館大など CNTによる炎症の発現機構を解明

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2023年5月18日

 立命館大学はこのほど、カーボンナノチューブ(CNT)を認識するヒト免疫受容体を発見した。JST(科学技術振興機構)の研究領域「細胞外微粒子に起因する生命現象の解明とその制御に向けた基盤技術の創出」と「生体における微粒子の機能と制御」の支援で名古屋大学と東北大学との共同研究によるもの。一部の多層CNTはアスベストに似た炎症毒性を示すことが動物実験で報告されているが、炎症を誘導する機構や、ヒトでの炎症毒性については分かっていない。

 同研究グループは、

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