SABIC 海洋プラをリサイクルしたPBT樹脂を開発

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2022年6月8日

 SABICはこのほど、オーシャンバウンドのPETボトルを材料として、化学的にアップサイクルしたPBT樹脂「LNP ELCRIN WF0061BiQ」を発表した。

 オーシャンバウンドプラスチックは、

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三菱ケミカルHDグループ PETボトル再値上げ、原材料価格が高騰

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2022年5月20日

 三菱ケミカルHDグループは18日、PETボトルについて6月21日納品分から再値上げすると発表した。改定幅は「現行価格の10%以上」。同社は今年2月にも、「現行価格の10%以上」の値上げを打ち出しており、今回の値上げはそれに追従するかたちとなる。

 昨今、海外における社会情勢の緊張の高まりや円安進行の影響から、ポリエステル樹脂をはじめとする原材料価格が高騰を続けていることに加え、電力費、包材費、物流費もさらに上昇し、事業収益を大きく圧迫している。

 こうした中、同社グループは、継続的なコスト削減に鋭意努力してきたものの、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難であると判断し、値上げの実施を決定した。

三菱ケミカル PETボトルを値上げ、事業環境が悪化

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2022年2月18日

 三菱ケミカルは17日、PETボトルについて4月1日納品分から値上げすると発表した。値上げ幅は「10%以上」。 

 原油・ナフサなどの市況高騰により、粗原料の価格が上昇していることに加え、ユーティリティ費用、物流費などの諸費用の上昇により、事業環境が悪化している。同社は、継続的な合理化に鋭意努力してきたものの、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、今回の値上げを決定した。

東レ ユニクロとリサイクル製品化、ダウンとPETを活用

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2019年9月24日

 東レとユニクロはこのほど、サステナブル製品に関する新たな取り組みとして、①回収したダウンをリサイクル活用したダウン商品と②PETボトルからリサイクルしたポリエステル繊維を使用した高機能速乾ウエア「ドライEX」の開発を共同で推進していくと発表した。

 両社の協業により、価値ある資源の有効利用の最大化に寄与し、地球環境に配慮した製品をより多く提供していく。

 ①では、東レが新たに開発したダウン分離システムによってダウンだけを取り出し、洗浄工程を経て、新しいダウン商品の素材として活用する。

 ウルトラライトダウンは、表地が薄く縫製も複雑なため、解体の難易度が高く、従来の手作業ではダウンを効率よく取り出すことが困難だった。今回、専用の分離機械の開発によって、ダウンの切断、攪拌分離、回収までを完全自動化させ、従来の手作業に比べて約50倍の処理能力を実現した。

 また、ダウンが舞い飛ぶ環境下での手作業を廃止することにより、作業者の負担軽減にも配慮している。今年9月から回収をスタートし、2020年秋冬シーズンから、リサイクル・ダウンを素材の一部に使用したダウン商品を販売する予定(リサイクル品は、全ての商品ではなく一部商品)。

 一方、②では、東レの新しい高付加価値PETボトルリサイクルポリエステルを使用する。リサイクル原料中の異物を除去するフィルタリング技術により、バージン原料同様に特殊な断面や多様な繊維の製造を可能とした。

 さらに、東レ独自のリサイクル識別システムで、PETボトルリサイクル繊維のトレーサビリティを実現。2020年春夏シーズンから、この新たなリサイクル・ポリエステルを使用した「ドライEX」の生産を開始する。

 両社は今後も、それぞれの強みを生かした協業を通して、より良い社会を願う顧客とともに、持続可能な地球環境に貢献し続ける事業の構築を推進していく考えだ。