日本ゼオンの2020年3月期第2四半期(4-9月期)連結決算は、売上高が前年同期比3%減の1634億円、営業利益は同17%減の150億円、経常利益は同21%減の160億円、四半期純利益は同21%減の116億円となった。
31日に開催した決算説明会で、松浦一慶取締役執行役員は減収減益となったことについて「米中貿易摩擦に端を発する世界経済減速の影響を受けた」と説明した。
セグメント別では、エラストマー素材セグメントの売上高は同8%減の919億円、営業利益は同37%減の60億円。合成ゴムでは、国内販売・輸出・海外子会社ともに世界経済減速の影響を受け、自動車産業向けを含む一般工業用品向けの需要が弱く減収減益となった。松浦取締役は合成ゴムについて、前年同期を100とした場合、汎用ゴムは