【カーボンリサイクル特集】旭化成

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2020年11月21日

研究・開発本部化学・プロセス研究所長  鈴木 賢氏

炭素・水素循環技術を開発、環境分野でトップランナーに

化学・プロセス研究所 鈴木所長

━カーボンニュートラルにどう取り組んでいますか。

 当社は中期経営計画において、持続可能な社会の実現に向け、技術・製品によるGHG(温室効果ガス)削減貢献に取り組むことを方針に掲げている。我々はこの実現に向け、サステナブル技術である炭素・水素循環技術の研究開発に取り組み、CO2固定化・有効利用、水素製造・利用の分野で世界のトップランナーを目指している。

 本分野で注力しているテーマの1つは、アルカリ水電解によって再生可能エネルギー由来の電力からグリーン水素を発生させる技術だ。福島県浪江町の福島水素エネルギー研究フィールドに、世界最大級の10MWの電解システムを納入した。今年3月に稼働を開始しており、このプロジェクトに引き続き注力していく。もう1つは、

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