宇部興産グループにおける機械事業の中核会社・宇部興産機械はこのほど、省スペース・低床化を実現した射出成形機「emⅢ(イーエムスリー)」シリーズに、型締力1600tサイズの大型機を開発し、販売開始した。
同シリーズは型締構造が2プラテン式の電動射出成形機で、昨年1月の販売開始以来、国内外の顧客から好評を得ている。これまでの型締力1050t、1300tに加えて、さらに大型の1600tへラインナップを拡充した。
同シリーズの特長として、①カーボンニュートラルに貢献する省エネ性能の実現と水溶性塗料採用による環境負荷低減、②業界最速のドライサイクル、③コンパクトな機長、④アクセスしやすい低床設計、⑤IoT対応のMAC‐IX制御装置、が挙げられる。これらの優れた特長により、自動車、二輪、家電、産業資材、住宅設備など、幅広い業種の顧客の生産活動に、より一層貢献していく。