PETでトップシェア強化、BSFなどにも期待
東レは、フィルム事業において、コロナ禍や米中貿易戦争の影響により不透明で不安定な状況が続くものの、成長分野での高付加価値品拡大や新製品・新用途の開発・創出の加速により、中期経営課題(2020~22年度)の最終年度には2019年度比で売上収益を20%拡大させる方針だ。
フィルム事業本部長の井上治専務取締役は事業説明会の中で、「自動車ではxEV拡大や自動化の進展で、車載用MLCC(積層セラミックコンデンサ)やバッテリーセパレータフィルム(BSF)、フィルムコンデンサの需要が拡大し、また5GやIoTなど情報インターフェイスの進化により、