日本触媒は26日、2021年3月期の通期連結業績予想を修正すると発表した。売上収益は2730億円(前回予想比130億円増)、営業損失160億円(同170億円減)、純損失110億円(同120億円減)となっている。
売上収益は、販売価格が想定よりも高かったことやアクリル酸およびアクリル酸エステルの海外市況が高騰したこと、販売数量も計画を上回ったことなどにより増収となる見込み。一方、利益については、販売数量の増加や海外市況の高騰によるスプレッドの拡大、販管費の削減などがあったものの、海外の連結子会社二社にて減損損失約190億円を計上する見込みとなり、営業利益、純利益とも赤字になる見通し。