潤滑油添加剤が牽引、成長分野は海外展開を強化
ADEKAは機能化学品の拡大を加速させる。これまで選択と集中に取り組んできたことで、2021年度の営業利益率は10%(2000年度4%)にまで改善してきた。次世代自動車や生活関連、土木・建築といった分野に、グローバルな成長が期待できる「戦略製品」を展開。中期経営計画の最終年度(2023年度)には、機能化学品の営業利益70億円を目指していく方針だ。
先日開催した決算会見において、城詰秀尊社長が説明を行った。機能化学品では、エンジンオイル用潤滑油添加剤の「アデカサクラルーブ」が、トップライン製品として成長をけん引する。同製品は、