三井化学のオープンラボ活動 デザイン&アート展に参加

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2021年10月20日

有志メンバーによる素材の展示会「モルカフェ」開催。今年2回目。「DESIGNART TOKYO 2021」の構成展示会として

 三井化学の組織横断的なオープン・ラボラトリー活動「そざいの魅力ラボ(MOLp:モル)」は、東京を舞台にしたデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART(デザイナート)TOKYO」開催期間中の今月27~31日の5日間、ライトボックススタジオ青山(東京都港区)にて、素材の展示会「モルカフェ2021」を開催する。

 同活動を行う有志メンバーは、「NeoPLASTICism(新造形主義)」をテーマとした素材の魅力を体感できる「モルカフェ」を7月に開催し好評を博した。今回は、東京を舞台に、世界中から集まるアートやデザイン、インテリア、ファッションなどが多彩なプレゼンテーションを披露する、日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2021」(今月22~31日)に参加する形での開催となる。

 木材や緑茶殻など地域特有の廃棄物を有効活用し、相溶化技術によりベース樹脂のポリプロピレンと混ぜ合わせトレーに仕立てた「GoTouch(ゴトウチ)コンパウンド」をはじめ、7月の展示内容をさらに深化・進化させた。様々な素材の中に眠る機能的価値や感性的な魅力を、あらゆる感覚を駆使して再発見し、そこから生まれた可能性やアイデア、ヒントを社会とシェアしていく。入場は無料。午前11時~午後6時(最終日は午後5時まで)。

米国ポリエチレン輸出 8月は前年同月比21%減

2021年10月20日

3品目ともマイナス、アジア向けは低水準を継続

 貿易統計によると、米国の8月のポリエチレン(PE)輸出は、前年同月比21.1%減の71万4000tとなった。米国で寒波が発生して以降、物流の混乱が長期化していることもあり4月~7月までは60万t台の低水準で推移していたが、ようやく70万t台を回復している。8月までの累計では、

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シージーエスター 市原の設備を2万t削減、水島に集約

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2021年10月20日

 シージーエスターはこのほど、可塑剤製品の生産体制合理化を決定し、現状の年産12万t体制から10万t体制とすると発表した。具体的には、2022年5月初旬に市原工場(千葉県市原市)の設備能力7万tを2万t削減し、当該製品については水島工場(岡山県倉敷市、5万t)への集約を図る。また今回の設備削減に併せ、一部製品の生産を中止する。

 同社は、DOPやDINPなどフタル酸系可塑剤の生産を行うが、フタル酸系可塑剤の市場は同社設立時と比べて半減しており、今後も大きな伸びは期待できないことから、生産体制合理化の一環として過剰設備の削減を決めた。

帝人 航空機向け高耐熱熱硬化プリプレグ、生産を増強

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2021年10月20日

 帝人は19日、グループ会社の米国レネゲード社が、高耐熱熱硬化プリプレグの生産能力を約2.5倍へと増強すると発表した。投資金額は400万ドル。同社は昨年3月に設備増設に着工した設備が完成しており、来年1月から商業生産を開始する。

 レネゲード社は、1993年創立の樹脂メーカーを母体として2007年に設立された航空・宇宙用途向け高耐熱熱硬化プリプレグメーカー。耐熱性樹脂に関する豊富なノウハウをもってており、中でも、低毒性原料によるポリイミド樹脂を用いて製造される高耐熱性および熱サイクル耐性に優れるプリプレグは、欧米をはじめとする航空機メーカーや航空機用エンジンの関連メーカーなどから高い信頼と採用実績を得ている。同社製品でしか対応できないことから、使用温度が極めて高い航空機のエンジン部品を中心に採用が拡大しており、今後も高耐熱熱硬化プリプレグは、航空機用途でのさらなる需要拡大が見込まれている。

 こうした中、同社は、需要拡大への対応力強化や産業用途への拡大展開を目的として、2019年12月に生産増強を決定。すでに増設設備は完成しており、現在実施している試運転を経て来年1月から商業生産を開始する予定だ。

 なお、帝人グループは、米国テキサス州ダラスで開催される複合材料と最先端技術に関する展示会「CAMX」(10月19~21日)において、グループ共同ブースにレネゲード社の高耐熱熱硬化プリプレグを出展する。

 帝人グループは、今後、炭素繊維製品の開発をさらに強化し、革新的な高性能材料とソリューションを提供することで、長期ビジョンである「未来の社会を支える会社」を目指していく。

 

帝人 ポリカーボネート樹脂を値上げ、採算是正を図る

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2021年10月20日

 帝人は19日、ポリカーボネート(PC)樹脂の国内外価格について11月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、PC樹脂「パンライト」リン系難燃グレードが、国内「10円/kg以上」海外「100USドル/t以上」、PC系アロイ樹脂「マルチロン」リン系難燃グレードが、国内「30円/kg以上」海外「300USドル/t以上」となっている。

 PC樹脂に難燃性を付与する副資材の一種であるリン系難燃剤の粗原料は、その多くが中国で生産されている。しかし、同国における電力使用制限措置によって大幅に減産されており、需給のひっ迫状況から価格が急騰している。また、石油価格の高騰に伴い、PC樹脂の主原料であるビスフェノールAの価格は高止まりの状況が続いている。

 同社は、これらのコスト上昇が合理化努力で吸収し得る範囲を超えていることから、販売価格の改定を決定した。

DSM 植物由来ポリアミド、転がり軸受用保持器に採用

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2021年10月19日

 DSMはこのほど、植物由来の高性能ポリアミド(PA)「EcoPaXX B-MB PA410」が日本精工の転がり軸受用耐熱樹脂保持器に採用されたと発表した。同製品に植物由来の材料が使用されたのは世界初となる。

 DSMエンジニアリングマテリアルズ事業部門では、2030年までに、植物由来または、リサイクルベースの製品を、すべての製品群に導入することを掲げており、顧客やパートナーのサステナビリティ実現に貢献することを目指している。

 「EcoPaXX」は、トウゴマといった植物由来のモノマー(化学基礎原料)が重合原料となる70%植物由来のPA。耐衝撃性、耐クリープ性、剛性などの特性に優れており、PA66の代替品となり自動車部品用途として使用ができる。さらに2019年には、バイオマスバランシング方式による100%植物由来の「B-MB」グレードも上市した。

 同グレードは、PA66と比較して、カーボンフットプリント(ライフサイクル全体を通して排出されるGHGの量をCO2に換算)を91%低減、樹脂1kgあたり5.9kg削減することができる。また、独立した第3者機関による検証により原材料入手から製品出荷まで100%バイオベース(28%マスバランシング式)の認定を受けている。

 今回、同グレードが従来のPA66製保持器と同等もしくはそれ以上の性能を発揮することや、環境特性が評価され、日本精工の転がり軸受用耐熱樹脂保持器に採用された。DSMは今後も、同グレードを幅広い顧客へ提案し、日本政府が目指している2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に貢献していく。

三洋化成工業とファーマフーズ バイオテクで農業危機を解決

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2021年10月19日

 三洋化成工業とファーマフーズ(京都市西京区)はこのほど、世界の農業危機の解決に向け、両社の開発・技術力を融合させた「アグリ・ニュートリション基本計画」を策定した。

 三洋化成の界面制御技術とファーマフーズの発酵抽出技術により、バイオスティミュラント(非生物的ストレスを制御する技術)を活用した新たなペプチド農業を確立する。

 国内農業は従事者の高齢化と担い手不足、異常気象などの課題を抱え、世界では化学肥料・農薬から排出される温暖化ガスや水質・土壌汚染など環境への配慮が求められるなど、事業環境は厳しさを増す。

 農林水産省は化学肥料や化学農薬の低減、有機農業への転換を促す「みどりの食料システム戦略」や担い手への補助金制度の設立などを進める一方で、欧米では脱炭素や食料安全保障の確立に向けた「環境保全型農業」への大型支援策が取られており、日本でもそうした対応が必要となっている。

 両社は今年3月に資本業務提携し、今後の事業展開を協議する中で、アグリ・ニュートリション事業の基本計画を策定。バイオスティミュラントによる農産物の収量・品質・耐性の向上、界面制御技術によるバイオスティミュラントの散布効率の最大化、有用加工技術による未利用部位の高付加価値化に取り組む。バイオスティミュラントとしての「たまごペプチド」と、環境ストレス耐性の強化や植物機能を最大限引き出すペプチド、それらの効率的デリバリー技術を開発し、作物の多収性・耐性・機能性を向上させる。

 また、葉、茎、根などの未利用部位は発酵技術でアップサイクルし、新たな高付加価値作物としてファーマフーズの機能性表示食品のノウハウと通信販売事業の販売ネットワークを活用して販売する。

 宮崎県新富町での実証実験を来年開始し、2024年には高付加価値作物の開発、翌年にはその未利用部位由来の高機能健康食品と化粧品の通販を始め、2026年には作物の種類を拡大して六次産業化・ブランド化を進め、2030年には持続可能な農業システムを開発していく計画だ。

積水化成品工業 非フッ素系分散剤、サンプル提供を開始

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2021年10月19日

非フッ素系分散剤の特長

 積水化成品工業はこのほど、東北大学が開発に成功した、フッ素系樹脂粒子を水に分散できる「非フッ素系分散剤」のサンプル提供を開始したと発表した。

 フッ素系界面活性剤は生態蓄積性や環境残留性が指摘され、欧州などで規制が強化されつつある。そのため、フッ素系界面活性剤を代替する非フッ素系分散剤が工業的に求められていた。

 こうした中、東北大学材料科学高等研究所の藪浩准教授(ジュニアPI)は、ムール貝の接着現象に着想を受け、フッ素元素を含有しない代替分散剤の開発に成功。同研究の分散剤を用いることで、疎水性粒子を水に分散させる際に廃液へのフッ素元素の溶出がなく、生態や環境への負荷を低減した工業プロセスが実現できる。

 同社は「テクポリマー」「テクノゲル」を中心とした高機能性ポリマー製品において環境貢献開発に注力しており、その一環として、今回の研究成果を技術導入し、非フッ素系分散剤の実用化を目指す。

 非フッ素系分散剤の特長として、①ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粒子などの低表面自由エネルギー粒子を水に分散可能、②粒子表面を被覆することで水などの環境負荷の少ない多様な溶媒に分散可能、などがあげられる。

 同社は、非フッ素系分散剤のサンプル提供を開始しており、製品化に向けた市場開発を進めていく。そして様々な分野に応用展開を進めることで、「環境リーディングカンパニー」として環境保全に積極的に貢献していく。

三井化学 化学素材検索サイト「日本の化学素材」を公開

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2021年10月19日

「日本の化学素材」検索サイト

 三井化学はこのほど、デジタルを活用した革新的な化学素材検索・顧客開拓プラットフォームとして、同社と同業他社の製品情報をワンストップで検索できるインターネットウェブサイト「日本の化学素材」(https://www.ibismaterials.com/jp/)を公開した。

 一般的に、インターネット上で製品やサービスを検索する際は、テーマに沿って専門のウェブサイトを活用する。しかし、化学素材の領域では、情報が散逸しているため、各社が保有する優れた製品や技術が消費者や顧客に十分に認知されていなかった。

 こうした中、同社は、自社の保有する化学の知見を活用し、良質な化学素材検索専門サイト「日本の化学素材」を開発し、無償で一般公開する。利用者はキーワードの入力や、求める用途や特長をリストから選択することで、同社と同業他社がホームページ上で公開している化学素材の一括検索が可能。検索結果は各社ホームページの製品情報に直接リンクしており、利用者は当該素材の製造者や販売者に直接アクセスすることができる。

 DX推進室を担当する三瓶雅夫執行役員は「コロナ禍によって商談の場が制約され、消費者や顧客が化学メーカーの情報にアクセスすることが難しい状況だ。当社が開発した化学素材の検索サイト『日本の化学素材』によって、情報収集の利便性が向上することを期待している」と述べている。

 同社は検索サイトを運営する目的として、①利用者の化学素材探索にかかるコストの低減、②各社がインターネット上で発信する情報露出の強化、および化学業界全体のオンライン上での顧客開拓を支援、③同社の新規顧客の獲得や知名度の向上、などを挙げている。

 三井化学は、不確実性が増す環境下において、DXを通じ、社会課題解決に対するソリューションを提供していく。