日本スチレン工業会 7月のPS出荷が5カ月ぶりに減少

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2018年8月23日

 日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、7月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比2%減の5万7500tで、5カ月ぶりにマイナスとなった。

 用途別では、包装用が同四4減の2万5800t、電機・工業用は同1%減の8300t、雑貨・産業用は

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アジア石油化学工業会議(APIC2018)が開催

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2018年8月23日

 マレーシア・クアラルンプールで20~21日に開催されたアジア石油化学工業会議(APIC2018)は、過去最高となる2011人が参加し、「コラボレーションによる価値創造」をテーマに、活発な議論を繰り広げられた。

 21日午後の石油化学工業協会(JPCA)の記者会見で、森川宏平会長(昭和電工社長)は「今回のAPICで感じたのは、アジア全体で市場拡大に対する熱量の高さだ。石化市場がまだまだ伸びるとの見方が多かった。ただ、市場を冷やすいくつかの不確定な要因がある。その中の一つがプラスチックの環境問題であり、化学の力でそれを克服する必要がある」とし、「日本の高いプラスチックリサイクル率に対し、他国から問い合わせがあるなど、環境問題に対して関心が高まっている。日本はこの問題に対しリーダーシップを取るべきだ」との考えを示した。

 越智仁副会長(三菱ケミカルホールディングス社長)は「アジアでも化学企業の考え方が変わってきている。安定・大量生産をするだけではなく、

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帝人 ポルトガルの自動車向け複合材料成形メーカーを買収

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2018年8月23日

 帝人は22日、欧州での複合成形材料事業の拡大の一環として、ポルトガルの自動車向け複合材料成形メーカーである、イナパル・プラスティコ社(イナパル社)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。

 帝人は昨年1月に北米最大の自動車向け複合材料メーカーの、コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP社)を買収した。CSP社にはフランスに研究開発機能を持つCSPヨーロッパ社があるが、欧州でGF‐SMC(熱硬化性樹脂をガラス繊維に含侵させシート状にした成形材料)の研究開発から製造までの一貫体制を確立するため、CSPヨーロッパ社に製造ラインを建設することを決定した。

 ただ、「GF‐SMCは中間材料であり、成形しないと具体的な部品にはならないことから、サプライチェーンを完結するため、イナパル社を買収することにした」と、同日記者会見を行った中石昭夫複合成形材料事業本部長は説明した。

中石本部長

 イナパル社は1980年代から自動車メーカーやトラックメーカーに、GF‐SMC製部品を提供しているティア1メーカー。自動車業界で

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クレハ フッ化ビニリデン樹脂の増強設備が竣工

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2018年8月23日

 クレハは22日、いわき事業所(福島県いわき市)で、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)増強設備の竣工式を、同日開催したと発表した。増設規模は2000t/年。9月から試生産を開始し、来年1月に商業生産に入る予定。

PVDFの増強設備

 同社グループには現在、PVDFの製造設備として、

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帝人フロンティア 米現地法人がショールームを開設

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2018年8月22日

 帝人フロンティアはこのほど、米国現地法人のTEIJIN  FRONTIER(U.S.A.)が衣料製品の販売強化のため、17日に同社エントランスにショールームを開設したと発表した。

 プロモート素材のポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維「ソロテックスを中心に、帝人フロンティアグループの各種製品を展示する。これにより、来訪者に同社が扱う製品への理解を深めてもらうとともに、顧客に対して製品開発につながる情報提供を行う。

 同社は強みとしているコンバーティング力や、帝人グループ独自の差別化商品の活用などにより、米国内に向けて幅広いソリューションを提供している。今後は帝人フロンティアグループ内の連携をさらに強化し、衣料分野でより一層の販売拡大を目指す。

塩ビ工業・環境協会 7月の塩ビ樹脂総出荷量は6%減

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2018年8月22日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)が21日に発表した需給実績によると、7月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は、前年同月比6%減の13万3700tだった。国内出荷は同微増の8万9600tと引き続き堅調に推移したものの、

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三菱ケミカル ドイツの半導体関連サービス会社を買収へ

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2018年8月22日

 三菱ケミカルは21日、欧州・米国で半導体関連サービス事業を展開するドイツのCleanpart Group(Cleanpart社)の株式を取得することで、ドイツの投資ファンドDeutsche Beteiligungsと合意したと発表した。同社の子会社で、Cleanpart社に出資するService Investmentから、十月をめどに全株式の引き渡しを受ける予定。

 Cleanpart社は、欧州・米国で半導体メーカー向けに、半導体製造装置の精密洗浄やコーティングサービスなどの事業を展開している。欧州でのリーディンカンパニーの一つであるとともに、米国でも優れた技術に基づくサービスを提供し、業界有数の地位を築いている。一方、三菱ケミカルグループの新菱(新菱社)は、同様の事業を日本やアジア地域を中心に展開している。

 Cleanpart社と新菱社は

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