三井化学 22年「触媒科学賞」など受賞者3氏を決定

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2022年6月29日

 三井化学は、2022年「三井化学 触媒科学賞」と「三井化学 触媒科学奨励賞」の受賞者を決定した。

(写真左から)触媒科学賞を受賞したMelanie S. Sanford博士、触媒科学奨励賞を受賞したTodd K. Hyster博士とRobert J. Phipps博士

 「触媒科学賞」は、

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昭和電工 マイクロ波によるCR技術、共同開発を開始

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2022年6月29日

 昭和電工とマイクロ波化学は28日、マイクロ波を用いて使用済みプラスチックから基礎化学原料を直接製造するケミカルリサイクル(CR)技術の共同開発を開始したと発表した。2050年のカーボンニュートラル(CN)達成に向けて様々な取り組みを実施しており、CR技術の早期社会実装および事業化を目指す。

マイクロ波と従来法の比較

 両社は、使用済みプラに

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UBE CPLの6月契約価格、20ドル高で決着

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2022年6月29日

ベンゼン上昇分を補えず、スプレッド一段と悪化

 UBE(旧宇部興産)は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、6月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比20ドル高の2190ドルで決着した。2ヵ月ぶりの上昇となったが、ベンゼン上昇分をカバーできていない。スプレッドが900ドル台を割り込んでおり、事業環境は一層厳しさを増している状況だ。

 地政学リスクの高まりを背景に

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東洋紡 超高強力PE繊維を値上げ、原料高騰などに対応

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2022年6月29日

 東洋紡はこのほど、超高強力ポリエチレン(PE)繊維「イザナス」を、10月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は現行価格から「10~15%」。

 昨今の原油やナフサ価格の上昇などを背景に、対象製品の原料価格が高騰している。加えて、燃料費や電力費、物流経費、設備維持費用などの諸経費が上昇し、製造コストを押し上げている。こうした状況下、同社では徹底したコスト削減や生産性の向上に注力しているが、企業努力のみで対応できる範囲を大きく超えていることから、顧客への安定的な製品供給を継続するためにも、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 「イザナス」は超高分子量PEを原料とする繊維で、ピアノ線の8倍以上の強度をもつ。有機繊維としては最高レベルの強度・弾性率に加え、水に浮くほど軽量で、耐候性、耐薬品性、衝撃吸収性にも優れていることから、船舶用ロープや防護手袋、釣り糸、建築土木資材の補強材など、様々な用途で採用されている。

クラレ エラストマー関連製品を値上げ、安定供給を維持

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2022年6月29日

 クラレは28日、水添スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン」「ハイブラー」、ブロック化エラストマー「TUポリマー」のグローバル価格を、7月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「0.33米ドル」。

 対象製品の主要原材料やユーティリティ・物流費用などを含む各種コストの上昇は、同社の自助努力による吸収範囲を超えてきている。こうした状況下、安定供給の維持と採算改善のために、価格改定の実施を決めた。

東亞合成 高純度無機製品を値上げ、主原料高騰で4製品

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2022年6月29日

 東亞合成は28日、高純度無機製品を7月1日出荷分から値上げすることを決め需要家との交渉に入ると発表した。対象製品と改定幅は、高純度カセイカリが「120円/kg以上」、高純度炭酸カリが「110円/kg以上」、液化塩化水素と高純度塩酸が「現行価格の20%以上」。

 対象製品の主原料であるカセイカリや塩素が高騰しており、今後も引き続き価格の上昇が見込まれている。また、電力料金や輸送費の上昇、生産設備への増強投資による固定費の増加が、同社の利益を圧迫している。生産効率化や物流合理化によるコスト削減を継続しているが、自助努力での吸収は困難なことから、適正品質の製品の安定供給には価格是正が必要と判断した。