横井眞美氏(よこい・まさみ=元三井化学専務取締役、常勤監査役、元三井石油化学工業〈現三井化学〉専務取締役)7月18日誤嚥性肺炎のため川崎市立多摩病院で死去。84歳。葬儀・告別式は7月20日に近親者のみで執り行われた。喪主は長女・松木直子さん。
【訃報】 元三井化学専務取締役 横井眞美氏
2019年10月10日
2019年10月10日
2019年10月10日
丸紅はこのほど、パーム油の製造工程で発生するパーム油廃液(POME)から、微細藻類(藻)を利用し、代替タンパクとDHA(ドコサヘキサエン酸)を抽出するノウハウをもつシンガポール・MoBiol社と資本提携、並びに戦略的パートナシップに係る契約を締結したと発表した。
両社は、藻由来の代替タンパクおよびDHAの飼料原料としての販売可能性・テストマーケティングを含む事業化に向けた実証実験を実施することにより、POMEの処理過程で発生する温室効果ガスの排出と、水産養殖業の養殖用飼料としての天然資源依存という2つの社会課題の解決に向け、双方のリソースを活用し取り組んでいく。
POMEの処理過程で大量に発生するメタンガス(CH4)は、CO2の約25倍程度の温室効果があり、パーム産業界にとってPOME処理方法の環境負荷低減は大きな課題。また、世界的な水産物需要の増加に伴うアジア各地での水産養殖業の増加により、天然魚由来の魚粉・魚油が養殖用飼料として大量消費されており、世界中で魚粉やDHAを含んだ魚油などの代替原料が、現在開発途上の段階にある。
これらの社会課題に対してMoBiol社は、独自の藻を使用し、従来POMEの処理過程で発生していたCH4を生じさせることなくPOMEを分解することができるソリューションを保有。同技術をパーム産業界に提供するのみならず、当該藻は、枯渇が懸念される良質なタンパクやDHAとなり得るため、SDGsが目指す持続可能な循環型社会の実現に寄与すると考えている。
このような取り組みが評価され、MoBiol社はインドネシア政府から環境課題のソリューション提供企業として強い期待を受けている。丸紅は今後も、MoBiol社のような社会課題に向き合い先進的な取り組みをしているスタートアップとの連携を加速させ、穀物原料供給から食品製品販売のサプライチェーン各段階で、持続可能な社会の実現に貢献できるビジネスを構築していく。
2019年10月10日
「これからの未来を創るKAITEKI」テーマに
三菱ケミカルホールディングスは8日、経団連会館で「The KAITEKI FORUM 2019」を開催し、関係者約600人が参加した。
開会の挨拶で越智仁社長は「2030年に当社があるべき姿を見定め、中長期的な経営基本方針の策定を進めている。しかし、環境課題の山積や、少子高齢化など数多くの社会的課題は深刻な状況だ。一方、AIやバイオ技術といった科学技術の飛躍的進歩は目覚ましく、大きな変化を社会と市場にもたらしていくと予測されている。また、国際社会では、国際協調による自由主義経済を基調としてきた世界の潮流が一つの転換点を迎えているように見える。こうした中、今年のKAITEKIフォーラムは『これからの未来を創る KAITEKI~20年、30年先の未来に向けて~』をテーマとした。第一線でご活躍の先生方に最先端の知見を伺い、過去の延長線上にない新たな未来を見通し、そして切り開くべく、皆さまと一緒に考えを深めていきたい」と期待を述べた。
続いて3氏による招待講演が行われた。慶応義塾大学SFC研究所所長の田中浩也教授が「4Dプリンティングが生み出す未来」をテーマに講演。この10年間で進化した3Dプリンティング技術の
2019年10月9日
出光興産はこのほど、東京湾再生推進会議モニタリング分科会が主催する「東京湾環境一斉調査(生物調査)」に参加し、9月25日にお台場で生物調査を実施した。
同社は東京湾沿岸に立地する企業として、東京湾の生物多様性の保全に継続的に貢献することを目的に、同調査主催団体の1つである「東京湾再生官民連携フォーラム」に参画。8月に実施した水質調査に続き、お台場周辺海域で生物調査を行った。
今回の一斉調査には、企業や市民団体を含む合計155機関が参加表明し、うち20機関が生物調査に参加している。なお、水質調査・生物調査の両方に参加した機関は、同社を含め8機関だった。
当日は、お台場海浜公園周辺の干潟で生物調査を行い、ボラやカニなど18種類、約340の生物を確認し、報告した。同社は、社会的責務である安全で安定的なエネルギー供給の実現を目指すとともに、東京湾環境一斉調査への参加をはじめとする環境保全活動に積極的に取り組み、持続可能な生態系・生物多様性の保全に貢献する。
2019年10月9日
JXTGエネルギーはこのほど、広島県広島市で法人顧客を対象にしたデリバリー型カーシェアリングサービス(特許出願中)、「広島お届けカーシェア(仮称)」の実証実験を開始すると発表した。
同実証を通じて、ユーザーニーズを把握するとともに、新たな交通サービスとして地域交通の利便性向上に貢献できるかを、社会性や経済性の観点から検証する。
同サービスは、配送スタッフによる車両の「お届け・お引き取り機能」が付いた、業界初の「デリバリー型」カーシェアリングサービス。利用時間を平日の日中(午前9時から午後6時を予定)に設定し、乗車・降車場所を広島市の都心部(中区およびその周縁部)とするサービスを展開する。
交通規則や道路事情などの条件を満たせば、オフィスの目の前など利用者が希望する場所での乗り降りが可能で、ビジネスシーンでの移動の効率化が期待できる。今月1日からモニター会員の募集を開始。車両台数を3台から100台まで順次拡大させ、来年度には有償サービスへの移行を目指す。
また、来年度には「広島お届けカーシェア」で利用しない曜日や時間帯を対象に、通勤用(ワンウェイ方式)とプライベート用(ラウンドトリップ方式)の個人向けカーシェアサービスも展開する予定だ。
例えば平日の朝、郊外に住む個人顧客が自宅近くの専用駐車場にあるシェアリング車両に乗車し、都心部の会社近くにある駐車場までの通勤に使う。日中は、その車両を法人顧客が「広島お届けカーシェア」として利用。夕刻は、再び同じ個人顧客が会社近くにある駐車場からの帰宅に使用する。さらに休日は、同一車両をプライベート用として、別の個人顧客が終日利用し、元の駐車場に返却する。
1台のシェアリング車両を、3つのシーンに合わせて使い分けることで、多様な移動ニーズに対応させると同時に、稼働時間帯や曜日が偏りがちな、従来のカーシェアサービスが抱える課題を解決するシステム構築を図る。
同社は2040年JXTGグループ長期ビジョンの中で、「地域サービスにおけるモビリティサービス事業の創出」を成長事業と位置づけており、クルマの消費形態の変化に対応する新たなモビリティサービスの開発により、地域社会の発展に貢献にしていく考えだ。
2019年10月9日
東亞合成はこのほど、瞬間接着剤「アロンアルフア」が、9月18日に「一般消費者向け瞬間接着剤最長寿ブランド」としてギネス世界記録の公式認定を受けたと発表した。
一般用アロンアルフアは1971年に国内での販売を開始以降、今日まで木工用、ペン型、スーパーセット、ゼリー状など、数多くのヒット商品を生み出してきた。
一方、海外では、国内で一般用の販売を開始した2年後の1973年に米国での販売を開始。米国での商標である「Krazy Glue(クレージーグルー)」は、国内同様にインパクトのあるTVコマーシャルによって、クレージーの名の通り全米に驚きをもって受け入れられ、現在に至るまで多くの消費者に愛用されている。
また、1976年には香港での販売を開始するなどアジアでも早くから海外展開を進めてきた。同社は今後も消費者のニーズを捉えたユニークな商品開発を進めていく方針だ。
2019年10月9日
従来の枠越え、マテリアル・ITとの融合も
帝人グループはヘルスケア事業の発展戦略として、介護保険や保険外のケアサービスまで展開する「新規ヘルスケア事業」で、新しいビジネスの確立に取り組んでいる。
新規ヘルスケア事業で注力分野と位置づけているのは「埋め込み型医療機器」「新規医療機器」「機能性食品素材」「再生医療」「デジタルヘルスケア」「スマートセンシング」。このうち、埋め込み型医療器では、帝人ナカシマメディカルを中心に、人工関節や骨接合材料などを展開している。
一昨年7月に、高品質の生体内分解吸収性骨接合材料の販売拡大に向けて帝人メディカルテクノロジーを設立。昨年1月には帝人ナカシマメディカルが、脊椎インプラントを手掛けるセンチュリーメディカルの脊椎事業を買収した。
一方、新規医療機器では、これまで下肢麻痺患者の歩行補助・歩行改善を目的とした歩行神経筋電気刺激装置「ウォークエイド」(2013年上市)、脳卒中などによる上肢麻痺のリハビリを目的とする上肢用ロボット型運動訓練装置「ReoGo‐J」(2016年上市)など、リハビリを補助する先進的な医療機器の導入・開発に取り組んできた。
しかし、一昨年に脳神経疾患領域に進出するため、米国の医療機器メーカーから、うつ病の治療装置の国内独占販売権を取得し、今年6月に「NeuroStarTMS治療装置」を上市。さらに、心臓組織の一部が欠損するなどの先天性の心疾患手術に使われる「心・血管修復パッチ」の開発を、大阪医科大学・福井経編興業と進めるなど、事業領域の拡大を図っている。
機能性食品素材では、2016年から販売しているスーパー大麦「バーリーマックス」に続き、昨年12月から発酵性食物繊維「イヌリア」の販売を開始。再生医療については、バイオ医薬品メーカーのJCRファーマと共同で、人の歯から取り出した細胞を用いた急性期脳梗塞治療薬の開発を進めている。
また、デジタルヘルスケアに関しては、企業向けにオーダーメイドの睡眠サポートを、スマートセンシングでは医療機器管理に効果を発揮する、ICタグを活用したRFID管理システム「レコピック」を提供している。
こうした製品やサービスなどを展開する帝人のヘルスケア事業の強みは、医薬品事業と在宅事業を持ち、マテリアルやITを組み合わせたシナジーを発揮できる点。埋め込み型医療機器は、ヘルスケアの知見とマテリアルの素材開発力が融合した事例と言える。
また、睡眠サポートを行っているデジタルヘルスケアは、ヘルスケア事業での睡眠に関するノウハウとITサービスの融合である。同社はこうしたさまざまな融合により、従来の保険医療の枠にとらわれない新規ヘルスケア事業の確立を目指していく。
2019年10月8日
2019年10月8日
BASFはこのほど、ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェンのフェアブント(統合生産拠点)にあるネオペンチルグリコール(NPG)工場の生産能力を年間1万t拡大すると発表した。
これにより、米国(フリーポート)、中国(南京、吉林)の施設と合わせ、合計21万5000tのNPGの生産能力を保有することになる。同社は現在南京でもNPGの生産能力の拡大を進めており、2020年以降、全世界での生産能力はさらに4万t増加する予定だ。
同社は、欧州、アジア、北米に生産拠点を有する世界有数のNPG製造会社。NPGはその高い安定性および熱安定性から、多くの用途、特に様々な塗料やプラスチック用ポリエステルやアルキド樹脂の製造において評価されている。粉体塗料は、特に建設産業や、家電製品の塗料において成功を収めている。
2019年10月8日
東洋紡は帝人との株式譲渡契約に基づき、帝人が保有する帝人フィルムソリューション(TFS社)とインドネシア帝人フィルムソリューション(インドネシア:ITFS社)両社の株式を、10月1日付で取得し子会社化した。
両社は共に、ポリエステルフィルム事業を展開してきた。工業用途では、車両の電装化の進展により需要が拡大するセラミックコンデンサ用離型フィルムなどの各種離型フィルム、包装用途では食缶用ラミネーションフィルムと、高品位のフィルム製品を供給。
PEN(ポリエチレンナフタレート)フィルムでは、主に自動車向けの絶縁フィルム、フレキシブルプリント基板(FPC)用途といった、高機能で特徴のある製品を提供している。
東洋紡はTFS社のもつ高い開発・生産技術と幅広い製品ラインアップを加えることで、高機能フィルム製品の開発・生産能力を強化し、フィルム事業基盤をさらに強固なものにしていく。また、ITFS社を傘下に置くことで海外生産体制を強化し、フィルム事業のさらなるグローバル化を図っていく。
同日開催のTFS社とITFS社それぞれの臨時株主総会では、商号変更を決議した。TFS社は同日付で「東洋紡フィルムソリューション」に変更し、ITFS社は今月中旬に「インドネシア東洋紡フィルムソリューション」へと変更される予定。グループ企業であることを対外的に明確化するとともに、グループとしての一体感を醸成していく。
東洋紡は今年5月22日付で、帝人との「株式の取得(子会社化)に関する株式譲渡契約締結」を開示していた。