旭化成 米自動車内装材メーカーの買収手続きが完了

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2018年10月1日

 旭化成は28日、米国の自動車内装材メーカーであるセージ・オートモーティブ・インテリアズの買収手続きが、米国東部時間の27日に全て完了し、100%連結子会社になったと発表した。

 同社は7月19日に、セージ社を100%保有するクリアレイク・セージ・ホールディングスとの間で、買収に関して合意したことを発表。その後、各国競争法当局への届け出や、当局からの認可取得などの手続きを進めていた。

 取得価額は約7億米ドル(約791億円)で、取得価額にセージ社の純有利子負債を加えて算出した買収価格は、10億6000万米ドルになる。

 旭化成は以前からスエード調人工皮革「ラムース」をセージ社に販売していた。セージ社は自動車内装材に用いる各種繊維製品の開発・製造・販売を手掛けており、シートファブリック市場で、世界一のシェアを保持している。

 内装材に関する総合提案力や高いデザイン力、加工技術などにより、自動車メーカーと部品メーカーに対し、高いプレゼンスを持っている。

 旭化成は自動車分野向け事業の拡大を加速させるため、セージ社の事業を取り込むことを検討し、昨年10月から協議を始め、買収することで合意した。

独ランクセス DMTD誘導体の合成用製造ラインを新設

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2018年10月1日

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスは28日、マンハイム拠点で、ジメルカプトチアジアゾール(DMTD)誘導体の合成用の新製造ラインを新設すると発表した。

 DMTD誘導体は、潤滑剤に添加される多機能特殊添加剤。今年5月に新設した製造ラインを新たにDMTD誘導体の製造にあてることで、これらの特殊添加剤の年間製造能力を倍増させる。投資額は数百万ユーロ。

 DMTD誘導体は、主に銅やニッケル、コバルトなど、いわゆる非鉄金属を含む合金鋼と接触する、潤滑油用の腐食防止剤として使われる。合金から非鉄金属イオンの溶出を防ぎ、活性の高い化学品から金属表面を保護することで、合金鋼の機能の保持と長寿命化を実現する。また、高圧・極端な状況下で金属面が相互に接触する場合でも、DMTD誘導体は金属表面に付着し、潤滑油として機能する。

 このため、DMTD誘導体は腐食防止機能に加え、極圧添加剤とも呼ばれている。さらに、これらの添加剤は潤滑油内で活性の高い化学品の分解生成物と反応し、吸収することで分解生成物が長期間、素材にダメージを及ぼすことを防ぐ。これらの多機能添加剤の主な用途は工業用油、グリース、金属加工油である。

 アディティブスビジネスユニットの潤滑油添加剤ラインの責任者であるマーティン・ ゼーヴェ氏は「新しいプラントは、高品質の潤滑油添加剤のニーズに応えるだけでなく、新たな顧客獲得に貢献し、また急速に成長する市場に対応する、ランクセスのパッケージ添加剤のさらなる開発にもつなげていく」と述べている。

デンカ J-WAVEの開局30周年イベントに協賛

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2018年10月1日

 デンカは六本木ヒルズで10月1~8日に開催されるJ-WAVEの開局30周年イベント「TOKYO SOUND EXPERIENCE」に協賛する。

 音楽を通じて文化の振興に貢献することが目的。J-WAVEとブルーノート東京のコラボレーションによるジャズ・ライブ「J-WAVE&BLUE NOTE TOKYO 30TH ANNIVERSRY SPECIAL JAZZ ON THE HILL supported by Denka」が六本木ヒルズ・大屋根プラザで行われる。

 出演アーティストは▼1日(月)fox capture plan▼2日(火)纐纈歩美、シコ・ピニェイロ▼3日(水)小沼ようすけトリオ▼4日(木)orange pekoe▼5日(金)オマール・ソーサ▼6日(土)松永貴志、渡辺香津美▼7日(日)大江千里、Primitive Art Orchestra▼8日(月・祝日)BOKANTE、寺井尚子。

 また、ライブ会場内のブルーノート・カフェで、ブルーノート東京とデンカのコラボカクテルを販売する。ジンをベースとしたブルーゼット・フィズと、ノンアルコールカクテルのハーブ・バップで、どちらもブルーノート東京とデンカのコーポレートカラーをイメージしたブルーを基調とし、ローズマリーやレモングラスを使用した爽やかな味わいとなっている。

 なお、コラボカクテルの売上金の一部は日本赤十字社へ寄付する。価格は税込みでブルーゼット・フィズが900円、ハーブ・バップが700円。営業時間は1日が午後5時~9時半、2~5日は午前11時半~午後9時半、6~8日は午前11時~午後8時半。

 同ライブの様子は、8日午後9時~11時55分にオンエア予定の「Denka JAZZ SUPREME」で放送される。番組では、同社のCM(音楽名言シリーズ篇、ジャズのある物語篇)も流れる。

旭化成グループ 組織改正(10月1日)

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2018年10月1日

 [旭化成グループ/組織改正](10月1日)【旭化成】①製造統括本部の愛宕事業場および石油化学事業本部エネルギー総部の延岡動力部を延岡支社に移管する②生産技術本部において以下の組織改正を行う▽デジタルイノベーションセンターを新設する▽生産技術センターのIoT推進部をデジタルイノベーションセンターの内部組織に位置付ける▽生産技術センターの情報通信技術部をデジタルプラットフォーム技術部に改称し、デジタルイノベーションセンターの内部組織に位置付ける▽デジタルソリューション技術部を新設し、デジタルイノベーションセンターの内部組織に位置付ける▽生産技術センターの生産情報技術・開発部を廃止する③研究・開発本部の融合ソリューション研究所のコア技術開発部、応用技術開発部、共通・管理部を廃止し、新たに基盤IT部、ヘルスケアIT部、生産革新IT部、事業推進部を新設する【高機能マテリアルズ事業本部】▽添加剤事業部のセオラス営業部をセオラス第一営業部とセオラス第二営業部に分割する【旭化成ホームズ】▽環境・渉外技術部を環境・安全・渉外技術部に改称する【旭化成ファーマ】①医薬マーケティング本部にケブザラ事業戦略室を新設する②薬事・信頼性保証センターの安全性管理部と市販後調査部を統合し、ファーマコビジランス部を新設する③医薬営業本部に医薬学術管理部を新設する。

山口宇部パワー 新発電所で環境影響評価準備書を届け出

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2018年9月28日

 山口宇部パワーはこのほど、環境影響評価法および電気事業法に基づき、「西沖の山発電所(仮称)新設計画 環境影響評価準備書」を同日、経済産業大臣に届け出るとともに、山口県知事・宇部市長・山陽小野田市長へ送付したと発表した。

 同準備書については、縦覧と説明会を実施する。縦覧場所は山口県宇部健康福祉センターなど関係自治体庁舎と事務所所在地。期間は9月27日~10月26日。事務所所在地は11月9日まで。

 説明会は宇部市多世代ふれあいセンターふれあいホールで、10月5日午後6時半~午後8時半を予定している。

大陽日酸 ベトナムで空気分離装置の新設契約を締結

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2018年9月27日

 大陽日酸はこのほど、ベトナム南部バリア・ブンタウ省ロンソン島で、ロンソン・ペトロケミカルズ(LSP)向けに、新たに空気分離装置を建設し、窒素ガスを供給する契約を締結したと発表した。2021年に稼働を開始する予定。

 LSPはタイのサイアム・セメント・グループ(SCG)のグループ会社。SCGの主導により、ロンソン石油化学コンプレックスプロジェクトが進められており、LSPは石油化学工場の建設を決定した。

 大陽日酸はLSPに窒素ガスをパイピング供給する契約を締結し、ベトナム子会社のベトナム・ジャパン・ガス(VJG)を通して、空気分離装置と付帯ガス供給設備を建設し、併産される液化ガスを近隣工業団地の顧客に販売していく計画だ。

 ベトナムでは高い経済成長率を背景に、外資を積極的に誘致しており、産業ガス需要も拡大している。

 大陽日酸グループはベトナムで、VJGを通じて産業ガス事業を展開。ハノイ周辺の北部地域と、ホーチミンを中心とする南部地域で、本社工場を含め、5つのガス生産工場と3つの営業所で産業ガス事業を行っている。

 来年中頃にはバリア・ブンタウ省のフーミー第3工業団地で、VJG新工場の完成も予定されており、ベトナム全土でさらなるプレゼンスの向上を図っている。

田辺三菱製薬 インドネシアとタイ子会社の社名を変更

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2018年9月27日

 田辺三菱製薬は26日、インドネシアとタイを拠点とする連結子会社名を、10月1日からそれぞれPT Mitsubishi Tanabe Pharma Indonesia=ミツビシ・タナベ・ファーマ・インドネシア=と、Mitsubishi Tanabe Pharma(Thailand)=ミツビシ・タナベ・ファーマ・タイランド=に変更すると発表した。

 田辺三菱製薬は2007年10月の合併以来、海外子会社で「Mitsubishi Tanabe Pharma」を使用し、コーポレートアイデンティティの確立に努めており、今回の社名変更もこの方針に従ったもの。社名変更によって、アセアン各国で同社製品の認知度・信頼性のさらなる向上を目指した活動に、より一層取り組んでいく。

旭化成ホームプロ AIスピーカーに冷凍保存スキル提供

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2018年9月27日

 旭化成ホームプロダクツは、「Amazon Echo(アマゾンエコー)」をはじめとした、スマートスピーカー用AIアシスタント「Amazon Alexa(アレクサ)」に対応する冷凍保存用スキル(=プログラム)の提供を、9月25日から開始した。

 今回発表したスキル「サランラップ・ジップロックの冷凍保存テクニック」は、このスキルを追加したスマートスピーカーに「アレクサ、キャベツの冷凍保存は?」などといった内容を話しかけることで、「サランラップ」や「ジップロック」を使ったおすすめの冷凍保存方法を応えてくれるもの。全82種類の食材の冷凍保存方法を解説できる。

 昨今問題になっている食材ロスに対して身近なところから対策を取るために、同社が蓄積してきた食品保存のノウハウを多くのユーザーに伝えたいとの思いがスキル開発につながった。

 先のキャベツの例では、「キャベツは使いやすい大きさに切ってから、ジップロック・フリーザーバッグに入れて生のまま保存する方法と、熱湯で10秒ほどゆでてからサランラップで包み、ジップロック・フリーザーバッグに入れて保存する方法があります。ただし、ゆでてから冷凍すると、水っぽくなるため炒め物には向きません」との回答が返ってくる。

 同スキルは野菜、肉、魚介類をはじめ様々な食材を「冷凍保存をしたい!」、興味はあるけど「やりかたがわからなくて、食材をついつい無駄にしてしまう」といったユーザーの利用を想定。同社は、冷凍保存を上手く活用することで、より便利で快適な食生活を過ごしてほしいとの期待を寄せている。

三菱ケミカル・クリンスイ 指定商品対象にキャンペーン

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2018年9月27日

 三菱ケミカルのグループ会社で、浄水器の販売を行う三菱ケミカル・クリンスイ(東京都品川区)はこのほど、「クリンスイ」指定商品を対象とした「選べる!waku‐wakuグルメギフトキャンペーン」を10月から来年1月末まで実施すると発表した。年末年始の家庭での浄水器カートリッジの交換を促進するため。

 対象商品購入者の中から抽選で300人に、選べるグルメギフトを総額100万円分プレゼントする。具体的には、2万円相当の「ブランド牛ギフト(S賞)」を5人、5000円相当の「海鮮グルメギフト(A賞)」を25人、3000円相当の「美味しいお米ギフト(B賞)」を275人にプレゼントする。

 商品貼付シールに記載のシリアルナンバーを使い、スマートフォンやパソコンから応募する「その場で当たる」キャンペーンで、利用者のカートリッジ交換への関心を高めることが狙い。応募締め切りは来年1月31日午後11時59分。

 対象商品は、蛇口直結型浄水器本体「CG104W‐WT」「CB073W‐WT」「MD111W‐WT」、ポット型浄水器本体「CP405W‐WT」、交換用カートリッジ「CBC03W」「HGC9SW」「MDC01SW」「CBC03Z」「MDC01SZ」「HGC9SZ」「CPC5Z」「CPC5W‐WT」。実施店舗は全国の家電量販店やスーパー、ホームセンター、ECサイト、MIZU cafe PRODUCED BY Cleansui店内など。

 クリンスイ社が実施した意識調査では、浄水器カートリッジ交換のタイミングについて「使用期限よりやや長めに使用して交換している」人が22%、「使用期限よりかなり長めに使用して交換している」人は7%、「気付いたときに不定期に交換している」人が4%など、約66%の人がカートリッジ交換のタイミングを逃していることが明らかとなった。また、浄水器について重視することとして、最も多く選ばれたのは「浄水性能」だった。

 交換時期を過ぎたカートリッジを使用し続けると、浄水能力が徐々に低下するため、適切な時期のカートリッジ交換が非常に重要だ。クリンスイ社では、利用者によりおいしく安全な水を使ってもらうためにも、今回のキャンペーンを通じて、適切な時期でのカートリッジ交換を訴求していく。