旭化成 高機能フィルム展に高性能フィルターを出展

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2019年11月28日

 旭化成は、幕張メッセで開催される「第10回高機能フィルム展」(12月4~6日)に出展する。

 同社の繊維事業では「ベンベルグ」「ベンリーゼ」「ラムース」といったユニークな独自素材を幅広く提供しているが、今回は不織布素材を活用した高性能フィルターシステム「ユーテック」を展示する。

 「ユーテック」は独自の極細繊径MB不織布、柱状流不織布などを組み合わせた高性能フィルターシステム。用途は、セラミックコンデンサー、カラーレジストなどの電子材料製造プロセスや、石油化学・燃料・ファインケミカルの製造プロセスのほか、船舶ビルジ、自動車そのほか各種洗浄などと多岐にわたっている。

 今回の展示では、微小ゲル除去、分級、高粘度対応特性をもつマイクロフィルター「ユーテック ナノ」に加えて、ロングセラー商品である油水分離フィルター「ユーテック」FSをデモ機と共に紹介する。なお、ブース№は34‐35。

 

クラレ 「高機能フィルム展」で銅張積層板の拡販図る

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2019年11月26日

 クラレは、来月4~6日に幕張メッセで開催される「高機能フィルム展」に、液晶ポリマーフィルムを用いた銅張積層板「ベクスターFCCL」を出展する(ブース番号:35‐45)。

銅張積層板「ベクスター FCCL」
銅張積層板「ベクスター FCCL」

 「ベクスターFCCL」は、液晶ポリマーフィルム「ベクスター」に銅箔をラミネートした積層体。FCCLは、Flexible Copper Clad Laminates(フレキシブル銅張積層板)のこと。

 液晶ポリマーフィルムは、優れた誘電特性と低吸水性、多層回路への積層加工性といった特長を生かし、スマートフォンなど電子機器類や基地局など5G関連インフラの電子回路基板に活用されている。今回は、同社が開発した「ベクスターFCCL」を紹介することで、今後さらなる拡大が見込まれる同市場分野に向けた訴求を図る。

 同展示会は世界最大級の高機能フィルム産業展。「第10回高機能素材Week」内の構成展示会の1つとして行われるもの。電機・自動車・建材・医薬品・食品包装など、様々な分野で活躍する機能性フィルムとその成形加工技術が一堂に会する。

帝人フロンティア 2020秋冬向け総合展示会を開催

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2019年11月26日

 帝人フロンティアは2020秋冬向けに、エコ素材をベースとした機能素材を提案している。このほど都内で開催した総合展示会では、ペットボトルのリサイクル繊維「エコペット」を使った製品をメインに展示を行った。

今回はエコを前面に打ち出して提案を行った
今回はエコを前面に打ち出して提案を行った

 「エコペット」は回収したペットボトルを破砕してフレーク状にした後、造粒したペレットから作られる綿(短繊維)と紡績糸。綿は1995年、長繊維の紡績糸は2014年から製品化され、現在は異形断面の機能糸も作られるようになっている。

 会場ではまず「エコペット」のリサイクル工程の説明と、ペットボトル・フレーク・ペレット・綿の実物を展示。続いて「エコペット」を使った様々な風合いの生地と製品サンプルを紹介した。

 同社によると、「エコペット」の需要は欧米が先行していたが、国内でも需要が増えてきているとのこと。「エコペット」を使ったユニークな製品としては、和紙メーカーの大直が「エコペット」60%、レギュラーポリエチレン40%を使い、和紙漉きの製法で作った手提げ袋を展示していた。

 「エコペット」以外の素材では、目的に応じて使用する同社の高機能中綿のラインアップを紹介。しなやかなPTT繊維「ソロテックス」と、特殊構造ポリエステル「エアロカプセル・ガンマ・エコ」を組み合わせた高機能保温中綿素材、「ソロテックス」と水分を吸収して発熱する機能繊維「サンバーナー」、機能レーヨンの「クラビオン」の3つを組み合わせたハイブリッド機能中綿、異形断面の「オクタ」と、光を吸収して熱エネルギーに変換する「ヒートエナジー」を組み合わせた、かさ高で蓄熱保温性に優れた中綿などを例示した。

 また、主に産業資材用として使われてきたクッション材「Vラップ」を衣料用途に、あるいは帝人の難燃性素材メタ系アラミド繊維「コーネックス」を、テントやタープなどアウトドア用途として製品例を展示するなど、素材の既存用途からの新たな展開も提案した。

 さらにダウンの代わりに空気で保温するウエアの素材と製法、超極細繊維「ナノフロント」と、バイタルセンシング技術を融合させた「マトウスVS」といった開発品も紹介していた。

SEMI 「SEMICON Japan 2019」開催

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2019年11月26日

 SEMIは、東京ビッグサイトで「SEMICON Japan 2019」(12月11~13日)を開催する。主に自動車・産業などのスマートアプリケーションに関する内容や、今年からの新たな試みとして、将来の半導体製造ラインの事業計画で必要とされるBCP(事業継続計画)に関する展示・セミナーを企画している。

 スマートアプリケーションとその実現技術は、「SMART Applicationsゾーン」で2分野にフォーカスした構成。「SMART Transportation」エリアでは、Maas、EV、自動運転など次世代自動車に関する展示や、市場・技術情報をまとめたパネル展示を実施する。

 また、エリア内の「自動運転パビリオン」では、自動運転ソフトを搭載した自動車を披露。このほか、デバイスメーカーによる研究開発状況や、ソフトウエアプラットフォームに関する企画展示も予定する。

 「SMART Manufacturing」エリアでは、工場スマート化に関する展示となる。産総研の協力によるミニマルファブシステムの遠隔操作の実演を実施。また、デロイトトーマツ社の協力により、拡張現実・仮想現実を活用した、半導体工場の製造ラインの「見える化」を体験できるゾーン「Smart Factory presented by Deloitte」も企画する。

 一方、BCPについては、緊急事態に備え、半導体製造サプライチェーンが相互連携し、供給を継続するための整備が強く求められている。BCP活動の重要性を業界関係者全員が興味を持つよう、工夫を凝らした展示とセミナーを実施する予定だ。「SEMICON Japan 2019」の展示およびセミナーは、現在登録を受付中。登録や詳細については、公式ウェブサイト(www.semiconjapan.org/jp)を参照。

クラレ 「エコプロ2019」に出展、ガスバリア材を紹介

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2019年11月25日

 クラレは、東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2019」(12月5~7日)に出展する。

「PLANTIC」をバリア層として用いた生分解性コーヒーパウチ
「PLANTIC」をバリア層として用いた生分解性コーヒーパウチ

 同イベントは、環境への関心の高い一般消費者やビジネスパーソン、行政・自治体、NPO、環境教育を目的とした学生、報道関係者など、環境を取り巻く多様なステークホルダーが一堂に集う、アジアを代表する環境の総合展示会。同社は、CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)展示コーナー内で、環境対応型包装材料のガスバリア材「PLANTIC(プランティック)」を紹介する。

 同製品は、バイオマス由来の生分解性ガスバリア素材。優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に貢献する。CLOMAの〝海洋プラスチックごみ対策コーナー〟内に、「プランティック」をバリア層として用いた生分解性コーヒーパウチや、ハム・ソーセージなど加工肉の環境対応型包装などを展示する。

 会場は、東京ビッグサイト西1~4ホールで、ブース番号3‐904(CLOMA展示コーナー内)。

旭化成 「ライブギア」展開催、環境意識へ装快を提案

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2019年11月22日

 旭化成アドバンスは21日、本社で「2021年春夏ライブギア展」の記者会見を開催した。なお、同展示会は、大阪(11月26~28日)と東京(12月3~5日)で開催される。

 昨今、地球環境を守るためのサスティナビリティ(持続可能性)への注目度が上がっており、今年開催されたG20大阪サミットでもマイクロプラスチック問題が1つの焦点となるなど、環境対応が各企業で必要となっている。特にファッション業界は、産業水の使用ランキングでは世界第2位となっており、CO2排出量は世界全体の8%を占め、航空・海運業界に匹敵すると言われている。

 また、全世界で年間1500億着もの衣服が生産されるのに対して、約30%が販売されることなく廃棄されており、最終的には1280万tが埋め立て処分されている。その結果、ファッション業界では自然が再生するスピードの1.5倍のスピードで、限りある資源を消費していることになる。

 このような現状を踏まえ、今回の展示会は「一人ひとりの意識が快適な環境の為に、快適な環境が自身の暮らしの為に」~自然環境を意識することは自分の心身の環境を整えることに繋がる~、をテーマとした。ファッションを通じて環境意識への後押しをするべく、快適さを装うスタイル=〝装快〟を提案する。展示会では、サステナブルな新素材「エコセンサー」を訴求する。

 同素材は、旭化成が、新たなリサイクル型のファブリックブランドとして発表。「ベンベルグ」と「ロイカEF」をはじめ、リサイクル糸など環境に配慮した原材料を使用し、ブルーサインもしくはエコテックスの認定工場でのみ加工される。繊細性や快適性、耐久性を備えたファブリックをラインアップ。アパレルパートナーと連携し、地球環境や衣服内環境を最適にコントロールする素材を目指す。

 今回の展示会では、超軽量織物「インパクト」シリーズ、ハイスペック透湿防水ラミネート素材「ソファンデ」シリーズに使用されており周知を図る。このほかにも、耐摩耗性素材「アルティッシモ」、清涼・消臭素材「モイステックス」deo、衣服内温度コントロール素材「バイオセンサー」、立体弾性ファブリック「ツインエアー」などが展示される予定だ。

ヘンケルジャパン 名古屋で最新テクノロジーを展示

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2019年10月29日

 ドイツの化学・消費財メーカー、ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパンのジェネラルマニュファクチャリングメンテナンス事業部は、異業種交流の祭典「メッセナゴヤ2019」で、初出展の新製品を含む最新のテクノロジーを展示・デモンストレーションする。

ヘンケルジャパン 写真 嫌気性フランジシール剤『LOCTITE 518 PEN』 新製品の「LOCTITE(ロックタイト) 518 PEN」=写真=は、剛性を必要とするポンプやギアボックス、配管などの鋳造フランジ面(接合面)に塗布し、流体用・気体用設備の「漏れ」に対応する嫌気性フランジシール剤。使用感に着目した塗布用ローラー付きの新パッケージで、作業性を格段に向上させた。

 展示会では漏れ防止以外のソリューションも幅広く紹介。「ロックタイト」ねじゆるみ止め用接着剤、はめ合い用接着剤、金属配管シール剤、瞬間接着剤などを展示とともに、塗布装置を用いたデモンストレーションを随時開催する。

 また、会期中の7日には、「ロックタイトで漏れの課題を解決! 液状ガスケットの特長と利点」と題した出展社プレゼンテーションも行う予定だ。会場はポートメッセなごや、会期は11月6~9日。ブース番号は3D‐316(第3展示館)。

三菱ケミカル 20‐21年秋冬テキスタイル素材展を開催

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2019年10月29日

 三菱ケミカルはこのほど、「2020‐21年秋冬テキスタイル素材展」を11月7~8日に開催すると発表した。

 「トリプル アセテート」をテーマに、トリアセテート繊維「ソアロン」の3つの特長(サステナビリティ、ファンクショナリティ、クリエイティビティ)を訴求する。今回も、メンズコーナーを特設し、レディースだけでなくメンズ分野への提案も行う。

 特殊な糸加工によりウールトップミックスを彷彿させるナチュラルな風合いの「エレコフ」、極細のトリアセテートと極細のポリエステル高収縮糸とのハイマルチ複合素材「スーパー ヴィヨン」、天然パルプを主原料としたトリアセテート100%素材「ソアロンティス」などを展示予定。タッチを追求したポリエステル繊維「ソルーナ」も同時開催で展示する。

 展示会場は、時事通信ホール(東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ビル2F)、開催時間は午前10時~午後6時(最終日の8日は午後5時まで)。

クラレ バイオ由来ガスバリア材を日本包装産業展に出展

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2019年10月23日

 クラレは、29日から幕張メッセで開催される「JAPAN PACK 2019(日本包装産業展)」に出展する。

「PLANTIC」を使用したコーヒーパウチ
「PLANTIC」を使用したコーヒーパウチ

 同展は、包装業界と関連業界の国内外の最新鋭機器・技術・サービスと、そのユーザー・バイヤーが一堂に会する2年に一度の展示イベント。同社はCLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)展示コーナー内で、環境対応型包装材料のガスバリア材「PLANTIC(プランティック)」と、水溶性フィルム「PVOH」を紹介する。

 「プランティック」は、バイオマス由来の生分解性ガスバリア素材。優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に貢献する。他のバイオマス、生分解性素材との組み合わせによる環境性能の高い包装材の設計も可能だ。

 一方、「PVOH」はクラレの技術・ノウハウを生かした水溶性フィルム。水に速やかに溶解する性質により、ゴミの減容化など新たなパッケージングソリューションを提案し、自然環境と生活環境の向上に寄与する。

 なお29日には、同製品に関するプレゼンテーション「水溶性フィルムのサステナブル包装」(午前11時半~午後12時半)を、企画プレゼン会場で行う予定。

クラレ プラスチック・ゴム産業展「K2019」に出展「セプトン」などを紹介

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2019年10月15日

 クラレは10月16~23日にドイツのメッセ・デュッセルドルフで開催される、世界最大規模のプラスチック・ゴム産業展「K2019」に出展する。

 バイオ由来水素添加スチレン系エラストマー「セプトン」BIO‐シリーズ、EVOH樹脂・フィルム「エバール」、バイオマス由来のガスバリア材「PLANTIC(プランティック)」、人工皮革「クラリーノ」、水溶性PVAフィルム、熱溶融成形が可能なPVA樹脂「MOWIFLEX」など、同社の特長のある製品を紹介する。

 「セプトン」BIO‐シリーズは、バイオ由来の新規共役ジエンモノマーである「β‐ファルネセン」を原料とした、水添スチレン‐ファルネセン共重合体。ウェットグリップ性に優れ、濡れても滑りにくいという特長を持つ。

 「エバール」はプラスチックの中で最高レベルのガスバリア性(気体遮断性)を持つ、EVOH(エチレンビニルアルコール)樹脂。優れたバリア性により、食品の保存期間延長と食品ロスの低減に貢献する。展示会ではリサイクルしやすい新グレード品を紹介する。

 「プランティック」はバイオマス由来の生分解性ガスバリア素材。優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に寄与する。他のバイオマス、生分解性素材との組み合わせによる環境性能の高い包装材の設計も可能だ。

 「クラリーノ」は天然皮革のような自然な外観・風合いを持つ人工皮革。環境にやさしい製法で製造された製品を紹介する。水溶性PVAフィルムは生分解性で、水に速やかに溶解し、環境負荷が小さいという特性を生かし、衣料用洗剤や食器洗い機用洗剤、農薬など、粉体・液体の個包装用途で採用が拡大している。

 熱溶融成形が可能なPVA樹脂「MOWIFLEX」は、生分解性と水溶性を特長とするクラレのポリビニルアルコール(PVA)樹脂。同製品を使用した3Dプリンター用フィラメントは、優れた印刷適正に加え、空気中では吸湿しにくく、冷水には溶解する特長がある。