クラレ 「エコプロ2019」に出展、ガスバリア材を紹介

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2019年11月25日

 クラレは、東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2019」(12月5~7日)に出展する。

「PLANTIC」をバリア層として用いた生分解性コーヒーパウチ
「PLANTIC」をバリア層として用いた生分解性コーヒーパウチ

 同イベントは、環境への関心の高い一般消費者やビジネスパーソン、行政・自治体、NPO、環境教育を目的とした学生、報道関係者など、環境を取り巻く多様なステークホルダーが一堂に集う、アジアを代表する環境の総合展示会。同社は、CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)展示コーナー内で、環境対応型包装材料のガスバリア材「PLANTIC(プランティック)」を紹介する。

 同製品は、バイオマス由来の生分解性ガスバリア素材。優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に貢献する。CLOMAの〝海洋プラスチックごみ対策コーナー〟内に、「プランティック」をバリア層として用いた生分解性コーヒーパウチや、ハム・ソーセージなど加工肉の環境対応型包装などを展示する。

 会場は、東京ビッグサイト西1~4ホールで、ブース番号3‐904(CLOMA展示コーナー内)。

旭化成 「ライブギア」展開催、環境意識へ装快を提案

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2019年11月22日

 旭化成アドバンスは21日、本社で「2021年春夏ライブギア展」の記者会見を開催した。なお、同展示会は、大阪(11月26~28日)と東京(12月3~5日)で開催される。

 昨今、地球環境を守るためのサスティナビリティ(持続可能性)への注目度が上がっており、今年開催されたG20大阪サミットでもマイクロプラスチック問題が1つの焦点となるなど、環境対応が各企業で必要となっている。特にファッション業界は、産業水の使用ランキングでは世界第2位となっており、CO2排出量は世界全体の8%を占め、航空・海運業界に匹敵すると言われている。

 また、全世界で年間1500億着もの衣服が生産されるのに対して、約30%が販売されることなく廃棄されており、最終的には1280万tが埋め立て処分されている。その結果、ファッション業界では自然が再生するスピードの1.5倍のスピードで、限りある資源を消費していることになる。

 このような現状を踏まえ、今回の展示会は「一人ひとりの意識が快適な環境の為に、快適な環境が自身の暮らしの為に」~自然環境を意識することは自分の心身の環境を整えることに繋がる~、をテーマとした。ファッションを通じて環境意識への後押しをするべく、快適さを装うスタイル=〝装快〟を提案する。展示会では、サステナブルな新素材「エコセンサー」を訴求する。

 同素材は、旭化成が、新たなリサイクル型のファブリックブランドとして発表。「ベンベルグ」と「ロイカEF」をはじめ、リサイクル糸など環境に配慮した原材料を使用し、ブルーサインもしくはエコテックスの認定工場でのみ加工される。繊細性や快適性、耐久性を備えたファブリックをラインアップ。アパレルパートナーと連携し、地球環境や衣服内環境を最適にコントロールする素材を目指す。

 今回の展示会では、超軽量織物「インパクト」シリーズ、ハイスペック透湿防水ラミネート素材「ソファンデ」シリーズに使用されており周知を図る。このほかにも、耐摩耗性素材「アルティッシモ」、清涼・消臭素材「モイステックス」deo、衣服内温度コントロール素材「バイオセンサー」、立体弾性ファブリック「ツインエアー」などが展示される予定だ。

ヘンケルジャパン 名古屋で最新テクノロジーを展示

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2019年10月29日

 ドイツの化学・消費財メーカー、ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパンのジェネラルマニュファクチャリングメンテナンス事業部は、異業種交流の祭典「メッセナゴヤ2019」で、初出展の新製品を含む最新のテクノロジーを展示・デモンストレーションする。

ヘンケルジャパン 写真 嫌気性フランジシール剤『LOCTITE 518 PEN』 新製品の「LOCTITE(ロックタイト) 518 PEN」=写真=は、剛性を必要とするポンプやギアボックス、配管などの鋳造フランジ面(接合面)に塗布し、流体用・気体用設備の「漏れ」に対応する嫌気性フランジシール剤。使用感に着目した塗布用ローラー付きの新パッケージで、作業性を格段に向上させた。

 展示会では漏れ防止以外のソリューションも幅広く紹介。「ロックタイト」ねじゆるみ止め用接着剤、はめ合い用接着剤、金属配管シール剤、瞬間接着剤などを展示とともに、塗布装置を用いたデモンストレーションを随時開催する。

 また、会期中の7日には、「ロックタイトで漏れの課題を解決! 液状ガスケットの特長と利点」と題した出展社プレゼンテーションも行う予定だ。会場はポートメッセなごや、会期は11月6~9日。ブース番号は3D‐316(第3展示館)。

三菱ケミカル 20‐21年秋冬テキスタイル素材展を開催

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2019年10月29日

 三菱ケミカルはこのほど、「2020‐21年秋冬テキスタイル素材展」を11月7~8日に開催すると発表した。

 「トリプル アセテート」をテーマに、トリアセテート繊維「ソアロン」の3つの特長(サステナビリティ、ファンクショナリティ、クリエイティビティ)を訴求する。今回も、メンズコーナーを特設し、レディースだけでなくメンズ分野への提案も行う。

 特殊な糸加工によりウールトップミックスを彷彿させるナチュラルな風合いの「エレコフ」、極細のトリアセテートと極細のポリエステル高収縮糸とのハイマルチ複合素材「スーパー ヴィヨン」、天然パルプを主原料としたトリアセテート100%素材「ソアロンティス」などを展示予定。タッチを追求したポリエステル繊維「ソルーナ」も同時開催で展示する。

 展示会場は、時事通信ホール(東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ビル2F)、開催時間は午前10時~午後6時(最終日の8日は午後5時まで)。

クラレ バイオ由来ガスバリア材を日本包装産業展に出展

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2019年10月23日

 クラレは、29日から幕張メッセで開催される「JAPAN PACK 2019(日本包装産業展)」に出展する。

「PLANTIC」を使用したコーヒーパウチ
「PLANTIC」を使用したコーヒーパウチ

 同展は、包装業界と関連業界の国内外の最新鋭機器・技術・サービスと、そのユーザー・バイヤーが一堂に会する2年に一度の展示イベント。同社はCLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)展示コーナー内で、環境対応型包装材料のガスバリア材「PLANTIC(プランティック)」と、水溶性フィルム「PVOH」を紹介する。

 「プランティック」は、バイオマス由来の生分解性ガスバリア素材。優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に貢献する。他のバイオマス、生分解性素材との組み合わせによる環境性能の高い包装材の設計も可能だ。

 一方、「PVOH」はクラレの技術・ノウハウを生かした水溶性フィルム。水に速やかに溶解する性質により、ゴミの減容化など新たなパッケージングソリューションを提案し、自然環境と生活環境の向上に寄与する。

 なお29日には、同製品に関するプレゼンテーション「水溶性フィルムのサステナブル包装」(午前11時半~午後12時半)を、企画プレゼン会場で行う予定。

クラレ プラスチック・ゴム産業展「K2019」に出展「セプトン」などを紹介

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2019年10月15日

 クラレは10月16~23日にドイツのメッセ・デュッセルドルフで開催される、世界最大規模のプラスチック・ゴム産業展「K2019」に出展する。

 バイオ由来水素添加スチレン系エラストマー「セプトン」BIO‐シリーズ、EVOH樹脂・フィルム「エバール」、バイオマス由来のガスバリア材「PLANTIC(プランティック)」、人工皮革「クラリーノ」、水溶性PVAフィルム、熱溶融成形が可能なPVA樹脂「MOWIFLEX」など、同社の特長のある製品を紹介する。

 「セプトン」BIO‐シリーズは、バイオ由来の新規共役ジエンモノマーである「β‐ファルネセン」を原料とした、水添スチレン‐ファルネセン共重合体。ウェットグリップ性に優れ、濡れても滑りにくいという特長を持つ。

 「エバール」はプラスチックの中で最高レベルのガスバリア性(気体遮断性)を持つ、EVOH(エチレンビニルアルコール)樹脂。優れたバリア性により、食品の保存期間延長と食品ロスの低減に貢献する。展示会ではリサイクルしやすい新グレード品を紹介する。

 「プランティック」はバイオマス由来の生分解性ガスバリア素材。優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に寄与する。他のバイオマス、生分解性素材との組み合わせによる環境性能の高い包装材の設計も可能だ。

 「クラリーノ」は天然皮革のような自然な外観・風合いを持つ人工皮革。環境にやさしい製法で製造された製品を紹介する。水溶性PVAフィルムは生分解性で、水に速やかに溶解し、環境負荷が小さいという特性を生かし、衣料用洗剤や食器洗い機用洗剤、農薬など、粉体・液体の個包装用途で採用が拡大している。

 熱溶融成形が可能なPVA樹脂「MOWIFLEX」は、生分解性と水溶性を特長とするクラレのポリビニルアルコール(PVA)樹脂。同製品を使用した3Dプリンター用フィラメントは、優れた印刷適正に加え、空気中では吸湿しにくく、冷水には溶解する特長がある。

 

クラレ 「農業資材EXPO」に人工樹脂培地など出展

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2019年10月10日

 クラレは幕張メッセで開催中の、日本最大の農業資材見本市「第9回国際農業資材EXPO」(農業Week内)に出展し、農作業の様々なシーンに使用されている同社グループの素材・資材を紹介している。

 主な出展製品は、親水性樹脂培地「ソフィテラ」や、「エバール」のガスバリア性を生かした穀物保存袋、農業散布に使用できる活性炭入り保護マスク、水溶性合成樹脂「クラレポバール」、傷ついたトマトの枝の応急手当に使用する「トマトの包帯」など。

 「ソフィテラ」は親水性をもつ人工樹脂培地で、洗浄・消毒して繰り返し使えるため、土壌病害による連作障害が起きにくいという特長がある。適度な粒度で通気性がよいため、根腐れしにくく、収穫時の根離れにも優れる。

 保護マスクには、同社が製造する独自の高性能活性炭「クラレコール」を使用。農薬散布時の不快な臭気を強力に吸着・軽減する。粒状農薬・肥料の物性や取り扱い性を高めるバインダーに使われている「クラレポバール」には、種子のコーティング剤としての用途もあり、発芽率改善や機械播種時の粉じん抑制に寄与するほか、土壌改良剤や展着剤など幅広い用途がある。ブース番号:18‐24。11日まで。

ダウ・東レ 「ハイウェイテクノフェア2019」に出展

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2019年9月26日

 ダウ・東レは、東京ビッグサイトで開催される「ハイウェイテクノフェア 2019」(10月8~9日)に出展する。

 同社が提供する「DOWSIL」シリコーンは、インフラで要求される多様なニーズに応え、インフラの長寿命化、ライフサイクルコストの低減や工法の自由度拡大に貢献している。

 今回、同社ブース(青海展示棟Aホール B‐66)では、橋梁・高架・道路といった用途で実績があるシリコーン製品や技術を紹介するとともに、製品の性能や特性などを手に取って確認できるサンプルも用意。また、コンクリート構造物の長寿命化に貢献する混和剤・添加剤も紹介する。

東洋紡 名古屋で開催の「クルマの軽量化技術展」に出展

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2019年9月17日

 東洋紡グループは、今月18~20日にポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される「第2回[名古屋]クルマの軽量化 技術展」に出展する。

ブースイメージ
ブースイメージ

 同展示会は「オートモーティブワールド」の構成展の1つで、クルマの軽量化を実現する素材・材料や加工技術などを紹介する。同社グループは「未来への挑戦」をテーマに、次世代の自動車関連部材に適した機能樹脂製品を提案するとともに、内装・外装にグループが持つさまざまな素材・技術を活用した「TOYOBO コンセプトカー」を展示する。

 コンセプトカーには47点の素材・技術を結集。軽量化をはじめとする次世代のクルマの高機能化を、内装での〝快適空間の演出〟と、外装での〝安心・安全の提供〟の両立で提案する。

 また、EVバッテリーについても、モックアップを出展することで素材の可能性を追求。EV・FCV(燃料電池車)化が進むなど、「100年に1度」と言われる変革期を迎えている自動車業界に貢献するため、高剛性・高強度、新工法、難燃性、放熱性をキーワードに、次世代EVバッテリーに使用可能な20点の機能樹脂製品を提案する。ブース番号は11‐26。

日本包装機械工業会 「JAPAN PACK 2019」開催へ

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2019年9月17日

 日本包装機械工業会は12日、記者会見を開催し、「JAPAN PACK 2019(日本包装産業展)」の概要を説明した。最初に実行委員長あいさつを行った亀田稔トキワ工業社長は「今回から日本語の名称を、従来の「日本国際包装機械展」から「日本包装産業展」に変えたのは、包装機だけでなく、包装に関連する全てを網羅する形にしたため。幅広い分野の人に来場してほしい」と期待を示した。

 また、同工業会の金澤信専務理事は展示会の狙いについて「データ活用による付加価値の向上も含め、いろいろな技術、ソリューションによって課題解決につながる機会を設けること。これは政府が掲げるコネクテッド・インダストリーズによる産業高度化、またはソサイエティ5.0の実現に向けたコンセプトにも通じる」と述べた。

 今回の展示会では、主催者企画を大幅に拡充させた。新たに「会場巡回ツアー」を開催するほか、企画展示として「CLOMA展示コーナー」「JPC受賞製品展示コーナー」「ライン展示コーナー」「IoTパネル展示コーナー」「包装相談ビレッジ」を設ける。

 このうち、CLOMA展示コーナーでは、海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、官民一体でイノベーションを加速するためのプラットフォームとして1月に設立された「CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)」と連携し、CLOMAの普及・啓発と、出展各社が環境への貢献につながる包装関連技術を展示する。

 ライン展示コーナーは、過去の展示会で来場者から寄せられた「ライン全体を見たい」との声に応えたもので、「食品製造ラインの全てを見せます」をテーマに「どら焼き製造ライン」を会場内に設置。計量から全自動どら焼き機による製造、検査、ピロー包装機による個包装、印字、製函、上包み、パレット積み、梱包、人協調ロボットによるどら焼き渡しまでの流れを、実機とパネルで可視化する。

 今回初の取り組みとして、公式アプリを開発した。同アプリを窓口に、商談マッチングを促進するサービス「イベントハブ」も導入する。「JAPAN PACK 2019」は10月29日~11月1日に幕張メッセで開催され、国内外から前回実績を上回る456社・団体が出展する予定だ。