カネカ 4-12月期決算(8日)

2019年2月12日

[カネカ/4-12月期決算](8日)単位100万円、カッコ内は対前年同四半期増減率。▽連結=売上高467,615(4.9%)、営業利益26,619(1.0%)、経常利益22,937(▲5.6%)、純利益14,681(▲6.7%)。

 

帝人フロンティア フランスで開催のファッション素材見本に出展

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2019年2月12日

 帝人フロンティアは、フランス・パリで今月14日まで開催中のファッション素材見本市「プルミエール・ヴィジョン」に出展している。

 世界最大規模を誇る同展示会は年2回開催されており、今回は57カ国から1964社が出展。期間中に約6万人の来場者が見込まれている。

 同社として8回目の出展となる今回は「ソロテックス」「デルタピーク」の両シリーズを中心とした素材群を展示。あわせて展示会テーマ「軽快さと快適性」に沿った春夏向けファッション素材を紹介している。

 ソロテックスはバネ状の分子構造をもつポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維で、ストレッチ性・形態回復性・発色性などに優れる。植物由来成分を含むため、環境負荷を抑えたエコフレンドリーな素材としても提案する。

 デルタピークは物性・機能・品位の高次元融合を実現した次世代型ファブリックで、グローバルスポーツアパレルなどに幅広く採用されている。

 見本市ではアスレジャーからカジュアルまで、ライフスタイルに合わせた多種多様なパフォーマンスファッション素材としてアピールする。

 同社は出展を機に、欧州を中心とする新規顧客の開拓や素材の認知度向上を図り、テイジンブランドの存在感を高めていく。

チッソの4-12月期 大型定修など響き営業赤字に

2019年2月12日

 チッソが8日に発表した2019年3月期の第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比1%減の1149億円、営業損失は24億円(前年同期は営業利益14億円)、経常損失は6億円(前年同期は経常利益40億円)。特別損失として水俣病補償損失等(昨年4月1日から12月31日までの水俣病被害者への救済一時金1200万円を含む)24億円、災害による損失9200万円を計上したことで、4半期純損失は48億円となった。

 機能材料事業の液晶材料は、液晶ディスプレイ市場でのパネルの供給過多による販売価格の下落、テレビ用途を中心とした大型パネルの生産調整が影響し売上が減少した。

 加工品事業の繊維製品は、不織布の販売が価格競争の激化により伸び悩んだ。肥料は米国向け緩効性肥料の輸出が順調に推移したことに加え、春肥の肥料価格改定前に先取り需要が発生したことから売上が増加した。

 化学品事業のオキソアルコールは、大型定期修理の影響による出荷の減少や、原料価格の高騰など厳しい事業環境となった。シリコン製品では電子材料・医療用途を中心に販売が増加。ポリプロピレンは国内の需要が堅調に推移し、前期からの製造設備トラブルの影響も解消しつつあり、出荷は回復基調となった。

 商事事業では、主力のポリプロピレンは仕入先設備トラブルによる減産の影響が一部に残り出荷が減少。ただ、ナフサ価格の高騰により販売価格が上昇したことで、売上は増加した。

 その他の事業のエンジニアリング部門では、既存受注案件の工事が九州地区での豪雨災害の影響を受けた。通期の業績予想については、前回公表の予想からの変更はない。なお、純利益は水俣病関連損失の予想が困難であることから、引き続き未定としている。

 

JXTGホールディングスの4-12月期 増収増益となるも通期予想を下方修正

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2019年2月12日

 JXTGホールディングスは8日、2019年第3四半期の連結業績(IFRS)を発表した。売上高は前年同期比13%増の8兆3313億円、営業利益は12%増の4593億円、税引前利益は11%増の4355億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3%増の2783億円。なお、在庫影響を除いた営業利益相当額は20%増の4400億円となった。

 小野田泰取締役常務執行役員は「前年同期比で見ると、統合シナジーの進捗やチリ・カセロネス銅鉱山の損益改善、加えて一時的なものだが、培地事業の売却が寄与し業績は大きく改善した」としながらも、第3四半期(10-12月期)の「原油価格の大幅な下落が、

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東レの4-12月期 原料価格の高騰や費用の増加で減益

2019年2月12日

 東レは8日、2019年3月期第3四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比10%増の1兆8083億円、営業利益は同9%減の1124億円、経常利益は同8%減の1114億円、純利益は同5%増の813億円。

 同日開催された決算会見において、日覺昭廣社長は「拡販により販売数量が増加したが、原料価格の上昇や拡販に伴う費用増加などにより減益となった」と総括した。中国市場の減速については「影響を大きく受けたのは

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JXTGエネルギーなど 国際パネルディスカッション開催

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2019年2月8日

 JXTGエネルギーとJXリサーチ、日本エネルギー経済研究所による国際パネルディスカッションが6日、東京・大手町の日経ホールで開催され、石油と天然ガス情勢について3人のパネリストが意見を述べた。最初に各パネリストが簡単なオープニングコメントとして「今後の国際石油・ガス市場を見るポイント」を紹介した。

国際パネルディスカッション FACTSグローバルエナジーグループのフェレイダン・フェシャラキ会長は、短期的な見方として、原油価格は今年の

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出光興産 再生可能エネルギーの小売り強化、子会社を合併

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2019年2月8日

 出光興産はこのほど、電力小売りの連結子会社である出光グリーンパワーとプレミアムグリーンパワーを今年4月1日付で合併すると発表した。存続会社は出光グリーンパワーになる。

 出光興産は、同子会社2社を通じ、2009年から再生可能エネルギーを活用した電力小売り事業を開始した。今回の合併を機に新たな電力メニューを加え、環境へ配慮した商品のラインアップを充実させるとともに、経営の効率化を推進していく。

 出光グリーンパワーは再生可能エネルギー(FIT電気を含む)に加え、経済性の高い電力を組み合わせることで、環境への配慮と経済性をバランスよく両立させている。

 他方、プレミアムグリーンパワーは、供給する電源の90%以上を再生可能エネルギー(FIT電気を含む)とリサイクル発電で構成。東京都環境確保条例への対応をはじめ、環境負荷低減に積極的に取り組む顧客から支持されている。

 2016年度に始まった電力小売全面自由化の中で、各々特徴をもつ2社の電力を一つの会社の電力メニューとして販売することが可能になった。また昨今は、顧客の環境への取り組み目標もより高く、広範なものとなってきている。

 同社はこうした社会や顧客のニーズを受け、今回の合併により、再生可能エネルギーを活用した電力小売り事業の推進体制をさらに強化していく。

三菱ケミカル 子会社2社を統合、水処理で多様な提案へ

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2019年2月8日

 三菱ケミカルは7日、全額出資子会社のウェルシィと三菱ケミカルアクア・ソリューションズ(MCAS)が、4月1日付で合併すると発表した。ウェルシィを存続会社とする吸収合併により統合し、新会社の社名は「三菱ケミカルアクア・ソリューションズ」とする。

 両社の事業を統合することで、上水から排水までワンストップで水処理に関する多様な提案を行う体制を確立し、顧客の要望に対して、これまで以上に幅広いソリューションを提供していく。

 ウェルシィは、地下水膜ろ過飲料化システムや工業用水飲料化システムを手掛けている。災害などによる断水時でも、水ライフラインの確保が可能なサービスを、公共施設や病院・介護施設、商業施設、工場、教育機関などに提供。世界各地で大規模な自然災害が頻発し、国土強靭化(レジリエンス)の観点からも、災害時の給水ライフラインの確保が大きな課題となっている中で、同社のサービスは顧客の事業継続を可能にする。

 一方、MCASはイオン交換樹脂やイオン交換膜を利用した純水製造装置などの各種水処理装置、健康食品素材向けの分離精製装置、膜分離活性汚泥法を応用した排水処理装置の設計・製造・施工事業を展開している。排水をきれいな水に還す同社の排水処理・排水リサイクル技術は、地球環境保全に貢献するシステムである。

 統合後の新会社は、独自性のある製品や技術の開発を加速させ、今後も三菱ケミカルホールディングスの掲げる「KAITEKI」の実現に向け邁進していく方針だ。

クレハの4-12月期 機能製品が牽引し増収増益

2019年2月8日

 クレハが7日に発表した2019年3月期第3四半期の連結決算(IFRS)は、売上収益が前年同期比1%増の1108億円、営業利益は同11%増の139億円、税引前四半期利益は同13%増の142億円、親会社四半期利益は同17%増の111億となった。

 売上収益は、建設関連は減収となったが、機能製品を中心に増収。営業利益は機能製品の増益が機能製品以外のセグメントの減益をカバーして増益。税引前四半期利益は営業利益の増加と金融収支の改善により増益となった。

 機能製品事業の売上収益は同11%増の343億円、営業利益は同84%増の36億円。機能樹脂分野は増収増益。フッ化ビニリデン樹脂とPGA(ポリグリコール酸)樹脂加工品の売上が増加した。炭素製品分野も増収増益。

 化学製品事業の売上収益は同4%増の204億円、営業利益は同13%減の27億円。医薬・農薬分野は医薬品の薬価改定の影響などにより減益。工業薬品分野はコストの上昇により、営業利益は前年同期並みとなった。

 樹脂製品事業の売上収益は同1%増の353億円、営業利益は同1%減の59億円。コンシューマー・グッズ分野は経費の増加で減益。業務用食品包装材分野は、欧州の製造会社での原価改善により増益となった。

 通期の連結業績予想については、売上収益は変わらないものの、付加価値の高い製品の売上収益の増加に加え、販売費・一般管理費の減少などにより、営業利益が前回予想を上回る見通しとなった。これに伴い各利益項目を上方修正した。

 売上収益は前期比2%増の1500億円、営業利益は同20%増の155億円、税引前利益は同22%増の155億円、親会社当期利益は同24%増の120億円を見込んでいる。

宇部興産 新社長に泉原専務が就任へ

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2019年2月8日

泉原新社長「化学事業を成長させ全社を発展」

 宇部興産は7日、都内で社長交代会見を開催した。4月1日付で泉原雅人取締役専務執行役員が代表取締役社長に就任。山本譲社長は代表取締役会長に、竹下道夫取締役会長は取締役に就く。なお泉原新社長は引き続き化学カンパニーのプレジデントを兼務する。

泉原新社長(左)と山本譲社長

 今回の人事について山本社長は「社長就任以来、現中計の4年間をめどに化学事業の業績回復に取り組んできたが、社員の努力に加え事業環境が良かったこともあり一定レベルに到達できたと見ている。

 一方、昨年は品質検査の問題でご迷惑をおかけしたが、問題の是正は終了し、社員の

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