帝人 蘭関連会社が本社を移転、職場環境もSDGs視点で

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2020年9月24日

 帝人は23日、同社グループの欧州でのアラミド事業会社であるテイジン・アラミド(オランダ・アーネム市)が、環境と従業員によりやさしい職場の構築を目指し、このほど本社を同敷地内に新設したオフィス(床面積約5000㎡)に移転したと発表した。

 「T ONE」と名付けられた新オフィスは、研究所だった建物の躯体を活用したもので、新設に際しては様々なサステナブルな設計を施した。一例を挙げれば、新しい駐車場や専用道路の舗装に、旧研究所の内装を解体した際に発生した破砕くずを使用した。

 新施設には、ソーラーパネルやヒートポンプ、節水設備、日よけ、熱回収装備など、建物のエネルギー消費量低減に寄与する機能を完備。電気自動車や充電スタンド、地元産の食品を提供する食堂、壁面に敷き詰めた植物など、環境配慮型の設備を取り入れている。また、従業員のワークスペースには、会議室やキッチンを備えた活気のある共同スペースと、適度な採光と防音設計を施した個室を整備した。

 帝人グループは、こうした職場環境づくりに対しても、時代の変化を踏まえた新しい価値を創造し、豊かで持続可能な社会を実現するソリューションを提供することで「未来の社会を支える会社」となることを目指すとともに、SDGsの目標達成に貢献していく考えだ。

日化協 森川会長「経済回復には2、3年は必要」

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2020年9月23日

コロナ禍で世界が変化、オールジャパンで対応も

 日本化学工業協会は18日、定例となる森川宏平会長(昭和電工社長)の会見を開催した。

石化協:森川宏平会長
森川宏平会長

 コロナ禍による影響について森川会長は「化学産業だけではないが、4-6月期の業績は大きく落ち込んでいる。5月が底だったと感じているものの、V字回復は望めないだろう。地域や業界によって回復具合はまだら模様になると見られ、また元には戻らない業界もあるのではないか」とし、

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ダイセル 人事(10月1日)

2020年9月23日

[ダイセル・人事](10月1日)▽エンジニアリングセンター設備管理グループ主席部員小西康之▽セイフティSBUモビリティBU技術開発センタープロセス開発室主幹部員中ノ瀬武治▽チェーンプロダクションカンパニー姫路製造所網干工場副工場長、同カンパニー同製造所同工場MAC‐C建設室長中島英彦▽同カンパニー新井工場副工場長本田公映(12月1日)▽CPIカンパニーグローバル研究開発グループ主任研究員森下康人。

デンカ 組織改正(10月1日)

2020年9月23日

[デンカ/組織改正](10月1日)①人事部組織名称変更▽人財戦略の企画・立案・実行、ダイバーシティ推進および健康管理を経営戦略と連携を図り推進するため、「人事部」を「人財戦略部」に名称変更する②青海工場「安全教育部」の設置▽青海工場の持続的且つ健全な成長に直結する本質安全化を追求するため、安全を創る人財の育成体系構築と教育研修の実行を担う教育機関として、新たに「安全教育部」を設置する。

 

三井化学 炭鉱電車の音源で楽曲づくりコンテスト開催

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2020年9月23日

 三井化学は、今年5月に運行を廃止した炭鉱電車の音源を活用し新たなコラボ企画を始めた。日本最大級のダンスミュージック専門メディア「block.fm」とコラボし、炭鉱電車の音源を使用した楽曲を全国のクリエイターから一般公募する。16日から応募受付を開始しており、来月31日まで募集を行う。

炭鉱電車の音源を使った楽曲づくりコンテストを開催
炭鉱電車の音源を使った楽曲づくりコンテストを開催

 東京を代表するダンスミュージック・レーベル「TREKKIE TRAX」のメンバーによるラジオ番組「TREKKIE TRAX RADIO」(毎月第3水曜日午後8時~10時に放送)とタイアップ。コンテスト入賞作品は11月放送予定の同番組内で発表され、最優秀作品はTREKKIE TRAXメンバーが同様に炭鉱電車の音源を使い制作した楽曲と共に配信リリースを予定している。

 今回使用される音源は、三井化学がブランデッドオーディオストレージ「SOUNDS GOOD」と共に進めてきた、炭鉱電車の〝音の資産〟を記録し遺すプロジェクトで録音されたもの。心地よさを感じるASMR音源として6月から公開されており、音源には炭鉱電車にまつわる①走行音と車掌室からの運行指示②点検整備音③踏切の警報機音と手動式線路切り替えレバーの操作音④宮浦駅舎のレトロな音―がある。

 音源素材は「SOUNDS GOOD」から無償提供される。応募の詳細などは、block.fmのウェブサイト(https://block.fm/news/ttr_contest)まで。

 炭鉱電車は、三井化学大牟田工場(福岡県大牟田市)で原材料の搬入などに運用され、三池炭鉱の時代から現在に至るまで100年以上の長きにわたり活躍してきた。同社では、炭鉱電車への感謝と、未来に向けたレガシーとしての活用を検討する「ありがとう炭鉱電車プロジェクト」を進めている。

 

日本触媒 人事(10月1日)

2020年9月17日

[日本触媒・人事](10月1日)▽エナジー&エレクトロニクス事業部副事業部長村田和彦▽吹田RC部長兼品質保証統括部主席部員、環境安全統括部主席部員大塚功▽環境安全統括部(嘱託員)乾哲▽エナジー研究部長兼姫路製造所主席技術員岡田出穂▽DX推進チーム主席部員野原利夫▽川崎製造所生産管理センター長、同製造所教育センター長鈴木俊宏。

 

積水化学 国際イニシアチブ「RE100」に加盟

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2020年9月17日

 積水化学工業はこのほど、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際イニシアチブ「RE100」に加盟した。2050年までの事業活動による温室効果ガス排出量ゼロの実現を目標とし、2030年には購入電力を100%再エネに転換することで2013年度比26%の温室効果ガス排出量を低減するよう取り組んでいく。

 同社グループは、今年4月、今後10年を見据えた新たな長期ビジョン「Vision2030」を策定。「〝Innovation for the Earth〟サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、〝未来につづく安心〟を創造する」ことをビジョンステートメントとして掲げ、このありたい姿を実現するため、ESG経営を中心においた革新と創造に取り組んでいる。

 この方向性の下、策定した環境中期計画「SEKISUI環境サステナブルプランAccelerate Ⅱ」(2020~2022年度)では重点課題の1つに気候変動を挙げている。気候変動課題は大きな社会課題であると同時に、同社グループにとっての大きなリスクにもなる。この課題解決に資する取り組みを社会全体で加速していくために、同社グループは「RE100」に加盟し、加盟企業や団体と協力した活動も推進していく。

 今後、①「スマートハイムでんき」によって、ソーラーパネル搭載のセキスイハイム購入者から余剰電力を買い上げ国内工場で活用、②徹底的な省エネおよび自家消費型再エネ電源の導入推進による購入電力の削減を行った上で再エネ電力を調達する、といった取り組みを行っていく。

 2030年度までに購入電力を100%再エネに転換し、さらに、2050年度までに事業活動で使用するコージェネレーション自家発電システムを含む全てのエネルギーについて、温室効果ガス排出量ゼロを達成していく構想だ。

 同社グループは、気候変動課題の解決に貢献していくことで大きなリスクを機会に変え、サステナブルな社会の実現を目指すとともに、サステナブルな企業として成長していく。

国際イニシアチブ「RE100」
国際イニシアチブ「RE100」

 

JSR 人事(10月1日)

2020年9月16日

[JSR・人事](10月1日)▽解兼四日市研究センターディスプレイソリューション研究所アドバンスソリューション開発室長、同センター同研究所長宮地弘一▽同センター同研究所アドバンスソリューション開発室長岡田敬。

ハイケム 本社を虎ノ門に移転、事業拡大見据え環境強化

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2020年9月16日

 ハイケムはこのほど、東京都中央区八丁堀の本社を同港区虎ノ門に移転し、来月5日から新オフィスでの業務を開始すると発表した。今後の事業拡大に伴うコミュニケーション活性化やコラボレーション機会の増加を見据え、従業員満足度の向上と業務効率化を図る。

様々な用途に合わせたコミュニケーションエリアを充実(完成イメージ)
様々な用途に合わせたコミュニケーションエリアを充実(完成イメージ)

 新オフィスのデザインコンセプトは「誇りと安心」。アースカラーを基調としてグリーンを随所にちりばめ、温かみと機能性を調和させることで、従業員が将来に希望をもちながら、第2の我が家のように安心して働ける空間を目指した。執務エリアでは組織ごとのフリーアドレスを採用し、ペーパレス化と業務効率化を図る。

 また、従業員間のコミュニケーション機会向上のため、現在の5倍以上の広さになる開放的な全面ガラス張りのリフレッシュルームを設置。スタンドミーティングスペースなども整備し、様々な用途に合わせたコミュニケーションエリアを充実させた。会議室には新型コロナウイルスの飛沫防止対策として、アクリル板のパーテーションを設置し、コロナ禍でも事業パートナーと安心して面談を行えるよう配慮した。

「架け橋」を表現したエントランス(完成イメージ)
「架け橋」を表現したエントランス(完成イメージ)

 同社は会社設立以来、「日中の架け橋」として化学品の輸出入販売や受委託製造事業を行ってきた。C1ケミカル事業も注力分野の1つであり、合成ガス(COと水素)を原料とし、非石油由来でエチレングリコールを製造する「SEG技術」のライセンス供与と触媒製造・販売事業を展開している。

 今年度からはカーボンリサイクルの観点からC1ケミカル事業をさらに発展させ、生分解性プラスチックへの応用、水素社会実現に向けた取り組みを始めた。

 新オフィスは地下鉄「虎ノ門駅」に直結。本社移転により、社内外のコミュニケーション機会を増やし、事業拡大と持続可能な社会の実現を目指していく。新住所は、東京都港区虎ノ門1丁目3番1号 東京虎ノ門グローバルスクエア11階。電話:03-5251-8580(代表)、FAX:03-5251-8575。