NEDOとJIC 相互協力協定、イノベーションを創出

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2021年11月10日

相互協力協定を締結(左:NEDOの石塚博昭理事長、右:JICの横尾敬介社長CEO)

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産業革新投資機構(JIC)はこのほど、新産業の創出を目的として、相互協力協定を締結した。両者は協定に基づき、NEDOがもつスタートアップ支援に関する知見や技術開発成果と、JICの幅広い産業ネットワークやファイナンスの知見を有機的に連携させることにより、イノベーションの創出と革新的な技術開発成果の社会実装を目指す。

 協定を通じて、NEDOはスタートアップ支援における投資家目線での評価ノウハウの蓄積や高い事業性が期待できる革新的な技術シーズの発掘など、技術開発成果のイノベーションを促進する「イノベーション・アクセラレーター」としての役割を強化し、社会課題の解決に一層貢献していく。

 また、JICは傘下のファンドも含めたJICグループ全体として、オープンイノベーションによる企業の成長と競争力強化に対する資金供給を通じて民間投資を促進するとともに、投資人材の育成などを行い、日本の次世代産業を支えるリスクマネーの好循環創出を進めていく。

 今回の協定の下で、両者が相互協力することにより、イノベーション創出への貢献が期待される。

ダウ 8件の再エネ購入契約を締結、CO2を60万t削減

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2021年11月10日

 ダウはこのほど、欧州および南米・北米において、新たに8件の再生可能エネルギー購入契約(RPA)を締結したと発表した。

 新たな契約に基づく電力購入により、スコープ2において年間60万t以上のCO2排出の削減が見込まれる。今回の新たなRPAの締結により、132㎿が追加され、合計850㎿以上のクリーンエネルギーの調達が可能となり、再エネ電力購入に関する同社の2025年サステナビリティ目標をはるかに上回ることができる。

 地域別で見ると、欧州では6件を契約。これにより、スペイン、英国、スウェーデン、フランス、ドイツにある8カ所の生産拠点がグリーン電力に100%移行する。

 中南米では、ブラジルでカサ・ドス・ベントスと長期契約を締結。この契約により、同国カバングで操業するダウの拠点は、60㎿の継続的な再エネ調達を確保し、金属ケイ素の生産のために風力発電による電力をコスト競争力のある価格で購入できる。

 北米ではカナダのキャピタル・パワー社と長期契約を締結。プレンティスにあるポリエチレン生産拠点における電力需要の約40%をクリーンエネルギーで賄うことになる。

 これらの契約は、ダウが昨年に締結した4件のRPAに続くもの。これによりダウは、太陽光および風力発電による電力調達を増加させ、スコープ2のCO2排出量を22万5000t削減した。ダウは昨年、2050年までのカーボンニュートラル達成に向けて、2030年までに年間炭素排出量を約30%削減(2005年比)するという目標を発表しており、より多くの拠点と事業において、さらにクリーンな電力への移行を続けていく。

コスモエネルギーホールディングス 3月期業績予想を修正(9日)

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2021年11月10日

[コスモエネルギーホールディングス/3月期業績予想を修正](9日)単位100万円、カッコ内は前回予想(2021年5月13日発表)。▽連結(通期)=売上高2,370,000(2,150,000)、営業利益155,000(93,000)、経常利益155,000(88,000)、純利益93,000(40,000)。

カネカの4-9月期 先端事業がけん引し増収増益

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2021年11月10日

 カネカが9日に発表した2022年3月期第2四半期(4-9月期)連結決算は、売上高が前年同期比24%増の3303億円、営業利益は3.3倍の230億円、経常利益は5.2倍の209億円、純利益は6.0倍の148億円だった。7-9月期は、売上高が過去最高を更新し、営業利益は100億円を超える高水準で推移、4-9月期の累計で全事業セグメントが増収増益となった。

 先端事業群は、

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東レの4-9月期 機能性化成品が好調で増収増益に

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2021年11月10日

 東レは9日、2022年3月期第2四半期(4―9月期)連結業績(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比24%増の1兆630億円、事業利益2.1倍の702億円、営業利益12.5倍の690億円、純利益13.6倍の609億円だった。

 セグメント別に見ると、繊維事業は増収増益。国内外ともに需要の回復が見られた。衣料用途ではスポーツ・アウトドア用途が好調に推移し、産業用途では自動車関連用途で数量を伸ばした。

 機能化成品事業は

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クレハの4-9月期 機能製品と樹脂製品が収益をけん引

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2021年11月10日

 クレハは9日、2022年3月期第2四半期(4-9月期)連結業績(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比20%増の791億円、営業利益84%増の114億円、純利益73%増の83億円だった。小林豊社長は「想定されたリスクに対し、迅速かつ的確に対応できた。高付加価値製品の売上が好調だったことが好業績に結びついた」と総括した。

 セグメント別にみると、

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出光興産の4-9月期 資源価格上昇で大幅な増益を達成

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2021年11月10日

 出光興産は9日、2022年3月期第2四半期(4-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比42%増の2兆8670億円、営業利益1793億円(同1824億円増)、経常利益1971億円(同2229億円増)、純利益1427億円(同1748億円増)と、赤字だった前年同期から大幅な増益を達成した。

 決算会見において、木藤俊一社長は「原油価格を含む資源価格の上昇を受け、セグメント利益(営業利益+持分法利益)は約1900億円と高い水準となった。在庫影響を除いて約800億円となったが、この水準は統合前(2018年の合算ベース)の

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