【化学企業 入社式訓示①】三井化学 橋本修社長

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2021年4月2日

 いま起きている世の中の変化と、三井化学が果たすべき役割を話そう。新型コロナウイルスと向き合い共生する生活も2年目を迎える。我々を取り巻く環境はグローバルレベルで時々刻々と変化しており、まさに世界は今、歴史的な転換点を迎えている。あらゆる産業でのデジタル化の潮流、ICTの進化、気候変動、プラスチックごみ問題を含めた循環経済への取り組み、そしてコロナ問題を契機とした就業観の変化などだ。

 企業が持続的に成長するためには、変わりゆく事業環境に適合する新たな経営の在り方を創造していくことが求められる。当社グループはこうした環境変化に対応すべく、モビリティなどの成長3領域を基軸とした事業ポートフォリオの変革に取り組んでいる。同時に経済価値だけでなく、産業や暮らしの諸課題に最適なソリューションを提供する社会価値の創出を追求している。

 現在、2030年の世界を見据えて、当社の目指すべき姿の再定義をしているところだ。入社式に際し、3つのことを皆さんに伝えたい。1つ目は「安全は全てに優先する」ということだ。一人ひとりがこれを心に刻み、生産現場のみならず、すべての職場で事故・災害ゼロを目指してもらいたい。

 2つ目は、仕事の目的と意義を考えることだ。個々の仕事から、お客様や社会にもたらす価値や自身の成長にとっての意味づけを見出すことで、自らのモチベーションを高めてほしい。そして、皆さんと会社が共に成長していくことが大切だと考えている。

 3つ目は、「挑戦による成功や失敗といった学びは競争力の源泉」だ。学業と異なり、仕事での答えは1つではない。誰でも失敗する。しかし、失敗を恐れず挑戦し、失敗から学び、内省し、そして粘り強く、何度でも挑んでほしい。その先に必ず、成長した自分と組織が見えてくるはずだ。

 今年は2030年長期経営計画始動の年だ。皆さんの柔軟な発想やアイデアは、これからのDX時代を生き抜くために三井化学の成長に欠かせないものとなる。臆することなく自らの考えることは堂々と主張してほしい、優れた洞察力と構想力、そして強い実行力をもてるよう、共に、日々の挑戦と発見を積み重ねていこう。活躍を期待している。

【化学企業 入社式訓示①】三菱ケミカル 和賀昌之社長

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2021年4月2日

 21世紀はまさに「化学の時代」だ。人工知能、IoT、自動運転といったデジタル技術を作り出すに至った社会、そしてデジタル技術そのものも、化学産業なしでは存在しえない。一方で、気候変動、環境汚染などにより、地球は悲鳴を上げているが、こうした地球規模の課題を解決できるのも化学産業であり、当社だ。

 当社は社会インフラを支える汎用プラスチックや化学品、繊維を提供してきたが、生分解性プラや植物由来プラ、炭素繊維といった軽量素材によるエネルギー浪費抑制、人工光合成などにより、これまで途中で止まっていた資源の循環を完結させ、サステナビリティを推進する製品群の開発、商品化を進めている。

 当社は三菱ケミカルホールディングスグループの一員として、「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」すなわち「KAITEKI」を実現するというビジョンを共有し、技術、営業、R&Dなど様々な機能、レベルで積極的な交流を行い「協奏」の実現を目指していく。皆さんも三菱ケミカルホールディングスグループの一員なのだという意識を常に忘れず、同じ理念を共有する仲間と積極的に協奏して、仕事に取り組んでほしい。

 入社にあたって3つのことをお願いしたい。まず、「安全第一」だ。「安全・安定操業」こそが、最大の目標だ。「第一」の言葉通り、安全はすべてに優先するので、研修や実習を通してしっかり学んでほしい。

 次に「学ぶ根気、発言する勇気」だ。自分の意志をもって調べ、習い、貪欲に視野を広げてほしい。根気よく学び、勇気をもって発言することで組織は動く。鋭い感性を生かすために、意見を言う勇気を鍛えてほしい。

 最後に、「大人としての自覚」だ。良識と常識をもつ大人として、挨拶、感謝、謝罪ができて、他人を敬うことができる社会人になってほしい。皆さんの持てる力を思う存分に発揮して、三菱ケミカルの変革を進め、世界のエクセレントカンパニーにしていこう。

 

三菱ケミカルホールディングス ギルソン新社長「今後の挑戦が楽しみ」

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2021年4月2日

 三菱ケミカルホールディングスは1日、ジョンマーク・ギルソン新社長の就任挨拶を発表した。ギルソン社長は「三菱ケミカルホールディングスグループの一員となれることを光栄に思う。当社の高い評価、グローバルな事業展開、トップレベルの保有技術は、私がリーダーの職責を担うという判断をする上で、決定的な要因となった」と就任理由について触れた。

 昨年度については「世界と人々、そして経済にとって大変厳しい年であり、当社も大きな影響を受け、満足できない業績に留まった」と振り返る一方、「別の視点で見れば、興味深い事実が見えてくる。この数年進んできた様々なイノベーションが驚くべき速さで日常生活に浸透し、生活様式を一新した。リモートワークやeコマースなど、1年前には不可能だと思われていたことが、今では現実になっている」と指摘した。

 また、コロナ禍でも成長を遂げている企業の特徴として、①すべての人に理解・共感されるシンプルで明確な目的と戦略、②成長市場に注力し、革新していくカルチャー、③迅速な意思決定、適応力および十分に検討した上でのリスクテイク、④あらゆる階層の従業員一人ひとりの積極的かつ業績への責任感ある取り組み、を挙げた。

 そして、「私たちは従業員が注力する点を研ぎ澄まし、彼らの創意工夫、情熱、財務的洞察、そして絶え間ない努力を通じて、 ステークホルダーの皆様に大きな価値を生み出していく」と強調。ただ、「結果として、事業ポートフォリオや優先順位の見直しなど、いくつかの困難な決断につながることもあるだろう」と示唆した。

 最後にギルソン社長は「私たちの目標は、世界や市場に満ちているビジネスチャンスを当社グループの成功に変えることであり、私の目標は、業績の向上を通じて、当社を、ステークホルダーの皆様にとって大きな価値創造の源であるとともに、急速に変化する世界における力となるように変えてくことだ。これから先に広がる挑戦を楽しみにしている」と述べている。

 

JSR ライフサイエンス分野への投資ファンドを設立

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2021年4月2日

 JSRはこのほど、ライフサイエンス(LS)事業の統括会社である米国・JSRライフサイエンシズの下に、新たな投資ファンド「JSRライフサイエンシズ・コーポレート・ベンチャー・ファンド」を設立したと発表した。LS事業分野で新たな治療法や革新的なテクノロジーの創出を加速させることを目的としている。

 同ファンドは数年以内に、LS関連の複数のベンチャーやスタートアップ企業、研究プロジェクトなどに投資を行う予定だ。

 

出光興産 新SSブランド「アポロステーション」を展開

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2021年4月2日

 出光興産は1日、新サービスステーション(SS)ブランド「apollostation(アポロステーション)」の展開をスタートしたと発表した。展開初年度となる今年度は、全国の出光SSとシェルSS、約2000カ所を切り替え、2023年末までに全ての系列SSを新ブランドに統一する。

新SSブランド アポロステーション
新SSブランド アポロステーション

 新SSブランドの展開と併せて4月より、アポロステーション、出光SS、シェルSSにて発行するカード・決済ツールの相互乗り入れが可能。楽天ポイント・Pontaポイントについても、3つのSSブランドで共通利用ができる。またエンジンオイルについても、様々な燃費向上技術を搭載した省燃費車のエンジンに対応できるよう、最新の「SP/GF-6」規格を取得した「アポロステーション・オイル」を展開する。さらに、エンジンオイル以外のカーケア商品・サービスについても、順次展開していく予定だ。

 アポロステーションは「地域の人々の暮らしと移動を支えるライフパートナー」をコンセプトに、ユーザーの移動に関わる全ての体験に「うれしい」を生み出す未来型ステーションを目指している。給油やカーケアといった従来のサービスだけではなく、モビリティや生活関連の次世代サービスを提供し、地域になくてはならない拠点を目指していく。

宇部興産 人事①(1日)

2021年4月1日

[宇部興産・人事①](1日)▽合成ゴム事業部合成ゴム開発部長中村裕之▽ナイロン・ファイン事業部副事業部長野中裕文▽同事業部アンモニアチェーン事業革新プロジェクトリーダー山本哲之▽同事業部ナイロン営業部長曽我一仁▽研究開発本部先端技術研究所長原本充▽建設資材カンパニー生産・技術本部総務管理部長伊藤弘光▽同カンパニー資源リサイクル事業部長村上直毅▽同カンパニー同事業部営業部長廣角京一▽同カンパニー監理部副部長兼出向宇部三菱セメント椎木耕造▽リスク管理部長山田博昭▽品質保証部長加藤勝三▽人事部長永井啓元▽情報システム部長藤井昌浩▽宇部渉外部長井原毅。

 

ダイセル 人事⑥(1日)

2021年4月1日

[ダイセル・人事⑥](1日)ポリプラスチックス片山昌広▽同社生産統括本部生産企画部長小園英俊▽ダイセル物流事業本部主席部員高橋一史▽同社営業本部営業企画部課長森田秀男▽大日ケミカル中村隆之▽同清水雅彦▽同社プロセス開発部プロセス開発課油野大輔▽ダイセルパックシステムズ社長補佐近藤髙志▽同社社長小林功史▽パイクリスタル近藤弘康▽ダイセル・オルネクス小林傑▽ダイセルバリューコーティング生産部設備管理グループリーダー筑紫太▽同社同部同グループ宇喜多嘉之▽同宮崎重典【ダイセルミライズ】▽戦略企画部企画グループ吉田新▽品質監査室安田道生▽事業推進本部網干・新井R&Dセンター土井直樹▽同二十軒年彦▽同兼コンシューマー事業本部戸田達也▽事業推進本部DLAMP・接着室江川弘晃▽同清水潔▽レジン事業本部植野真治▽同本部レジン営業部西川浩二▽同伊代住知宏▽同山下直▽同片山弘▽同安田宗一▽同小澤知宏▽同、名古屋支店佐々木智裕▽レジン事業本部レジン営業部松本大介▽コンシューマー事業本部井元和彦▽同、事業推進本部中井徹▽コンシューマー事業本部兼同本部WSP営業部濱崎直人▽同本部WSP営業部村上更▽同小川憲一▽同本部ケミカル営業部竹田雄治▽同北野裕史▽同本部ファーム営業部兼中標津営業所大野勝昭▽同本部ハウスホールド営業部石黒一視▽同本部コーティング営業部清水健太郎▽同吉村勝行▽同中谷裕紀▽同熊本一範▽Daicel Miraizu(Thailand)Co.,Ltd.廣瀬洋司▽Daicel Safety Systems(Thailand)Co.,Ltd.社長兼Daicel Safety Technologies(Thailand)Co.,Ltd.社長沼本賢治▽Daicel Safety Systems(Thailand)Co.,Ltd.浅野郁之▽同山﨑薫。

東洋スチレン 役員人事(3月31日)

2021年4月1日

[東洋スチレン・役員人事](3月31日)▽退任(取締役)、デンカ常務執行役員田渕浩記▽同(同)、ダイセル参与丸山浩一(1日)▽取締役、デンカ執行役員石塚賢二郎▽取締役、ダイセルミライズ社長黒澤和哉。

東ソー 健康経営優良法人(大規模法人部門)に連続認定

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2021年4月1日

 東ソーはこのほど、「健康経営優良法人2021(大規模法人部門)」に昨年に引き続き認定された。「健康経営優良法人認定制度」とは経済産業省が優良な健康経営に取り組む法人を「見える化」し、社会的に評価ができる環境を整備することを目的とした顕彰制度。

 同社は、健康づくり委員会を中心として、従業員の心身の健康づくりをサポートするため、「体力づくり」「生活習慣の改善」「メンタルヘルス」を3本柱に、ウォーキング活動や食育・禁煙・適正飲酒をテーマとしたイベント、産業医や外部講師によるメンタルヘルス講習会など、様々な健康づくり活動を展開している。

同社は「働きやすい職場づくり」をCSR重要課題として位置づけ、従業員の健康と職場環境の維持・向上は企業としての責務であり、健全な企業経営のためには必要不可欠なものという理念を掲げている。今後も従業員の自発的な健康づくりのために環境を整備し、その活動を積極的にサポートしていく。

健康経営優良法人に認定
健康経営優良法人に認定