日本ゼオン 役員人事(26日)

2020年6月30日

[日本ゼオン・役員人事](26日)▽トウペ取締役、取締役執行役員兼管理本部長兼人事統括部門長兼人事部長兼中国事業管理室長松浦一慶▽研究開発本部長兼総合開発センター長、常務執行役員豊嶋哲也▽高機能事業本部長兼泉瑞股?有限公司董事長、同役員兼高機能部材事業部長兼ゼオンコリア代表理事曽根芳之。

住友化学 プラスチック資源循環に関する基本方針を制定

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2020年6月30日

 住友化学はこのほど、「住友化学グループ プラスチック資源循環に関する基本方針」を制定したと発表した。この方針は、プラスチック資源循環の実現とプラスチック廃棄物問題の解決に向けた同社グループのコミットメントを示したもの。

 プラスチックは、自動車や航空機、電子機器、各種包装材など、様々な用途に用いられ、人々の生活を支える有用な素材。一方、使用後の適切な処理・再利用が十分に行われておらず、海洋プラスチックごみなどの環境問題が世界的な課題になっている。

 同社は、経営として取り組む最重要課題(マテリアリティ)の1つに、プラスチック資源循環への貢献を掲げる。長年にわたり取り組んできた樹脂の薄肉化や詰め替え容器に適したフィルム向け材料など、プラスチックのリデュース、リユースにつながる製品の開発・供給に加え、近年は他企業やアカデミアと共同で複数のケミカルリサイクル技術の開発も推進している。

 また、これらの取り組みを加速させるため、今年4月、環境負荷低減に関する技術開発を行う研究グループを新設し、体制を強化。さらに、「AEPW」をはじめ国内外のアライアンスにも積極的に参画し、個社では対応が困難な課題の解決にも注力している。

 同社は今後、今回の方針に沿って、プラスチック資源循環の実現とプラスチック廃棄物問題の解決に向けた取り組みを一層推進していく。住友化学グループは、事業を通じてサステナブルな社会の実現に貢献するとともに、自らの持続的な成長を果たすため、これからもグループ一丸となってプラスチック資源循環などの課題解決を目指していく方針だ。

日鉄ケミカル&マテリアル 人事(7月1日)

2020年6月29日

[日鉄ケミカル&マテリアル・人事](7月1日)▽執行役員九州製造所長委嘱同製造所設備部長事務取扱中山岳志▽出向日鉄カーボン田原勤務森下国治▽九州製造所設備部設備企画グループリーダー庭月野格▽同製造所同部電気・計装整備グループリーダー竹野信也。

 

日鉄ケミカル&マテリアル 役員人事(25日)

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2020年6月29日

[日鉄ケミカル&マテリアル・役員人事](25日)▽取締役常務執行役員コールケミカル事業部長委嘱シーケム社長安浦重人▽監査役(非常勤)草野泰和▽取締役副社長コールケミカルおよび化学品事業担当林岳志▽辞任(常任監査役)向井俊夫▽同(同)坂巻義孝▽同(監査役(非常勤))佐藤明(30日)▽退任(顧問)山田正人(7月1日)▽特任顧問九州製造所設備部に関する特命事項担当井原昭夫。

旭化成 人事③(18日/他)

2020年6月29日

[旭化成・人事③](18日)【東洋検査センター】▽社長宍倉猛▽退任(同)原田種久(19日)【PSジャパン】▽社長室園康博▽同(同)佐藤公(24日)【岡山ブタジエン】▽社長黒田昭彦(7月1日)【旭化成シンセティックラバー(シンガポール)】▽社長高森仁文▽同(同)黒田義人【旭シュエーベル台湾】▽董事長権藤義宣▽同(同)田嶋達也【メテク】▽社長鎭目泰正▽同(同)山本敬介【旭化成メディカルヨーロッパ】▽社長金澤有祐▽同(同)鎭目泰正。

東レ 炭素繊維複合材料事業、コロナ禍で環境悪化

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2020年6月29日

航空機需要が減少、成長ドライバーで挽回目指す

 東レは、世界シェアの約半分を占める炭素繊維複合材料事業において、コロナ禍の影響により事業環境は厳しい状況にある。今年度からスタートした新中期経営課題では成長ドライバーに注力し、最終年度には事業利益240億円を狙う方針だ。

炭素事業複合材料事業部 吉永稔副本部長
炭素事業複合材料事業部 吉永稔副本部長

 先日開催された事業説明会の中で、複合材料事業の吉永稔副本部長は、「当面は、コロナ問題により航空機需要減の影響が大きいと見ているが、中長期では炭素繊維複合材料事業への期待は大きく変わらない。積極的な戦力投入による成長ドライバー事業の拡大とコスト競争力強化に加え、他用途への拡販で挽回する」と語った。

 新中計では、同事業の基本的な立ち位置を再確認し、長期経営ビジョンを実現するための課題を設定。事業環境は、「今後実現が期待される新モビリティ革命や新エネルギー拡大に新しい事業機会が期待できる。また環境型社会や、気候変動抑制といった社会ニーズへの対応も事業機会をもたらす」との見方を示した。また今後10年間の需要については、「コロナ影響で短期変動はあるが、

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ダイセル エクオール特許権侵害訴訟、控訴審でも勝訴

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2020年6月29日

 ダイセルはこのほど、被控訴人補助参加人として参加していた特許権侵害差止請求訴訟控訴審で、今月24日に知的財産高等裁判所より被控訴人側の勝訴とする判決が言い渡されたと発表した。

 同訴訟は、大塚製薬が、被告企業の製品が原告保有の特許権を侵害するとして、2017年に製品の差し止めを求め東京地方裁判所に提訴したもの。ダイセルは、当該製品の原材料となるエクオール「フラボセル EQ‐5」を被告企業に対して販売していることから、被告補助参加人として同訴訟に第1審より参加してきた。

 第1審では2019年1月に被告側の勝訴とする判決が言い渡されたが、大塚製薬は知財高裁へ控訴。そして、今回の控訴審判決でも、「フラボセル EQ‐5」を含む当該製品が「本件発明の技術的範囲に属さない」とし、大塚製薬の請求が棄却され、ダイセルを含む被控訴人側の勝訴となった。

 ダイセルは従来から、特許権など知的財産を重要な経営資源と位置づけ、知的財産を事業・研究開発活動と密に連携させている。また、知的財産によって自社製品を保護、第3者の知的財産権を尊重するとともに、今後も特許事件に対しては詳細を見極めた上で毅然とした態度で臨んでいく。同社は今後も、顧客に対して製品の安定供給を続けていく方針だ

ENEOS 大田社長「企業理念に立ち戻ることが重要」

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2020年6月29日

 ENEOSホールディングスは26日、新たに就任した大田勝幸社長の社員に向けたメッセージを発表した。なお同社は25日にJXTGホールディングスから商号を変更している。

 大田社長は「新型コロナウイルスによって、予期しなかった変化が世界規模で起きており、経済や社会活動の変化のみならず、新たな秩序、新たな価値観がもたらされる」とした上で、「ありたい姿に向けた取り組みのスピードを大きく加速させ、早く成果を出すことが一層強く求められることは間違いない」と指摘した。同社の使命は「今後もエネルギーや高品質の素材を供給することで社会課題を解決し、明るい未来の創出に貢献し続けることだ」とし、「その価値が利益となり、企業として存続できる」との考えを示した。

 長期ビジョンの足掛かりとなる第2次中計達成に向け、①環境変化に強くバランスの良いポートフォリオをスピーディーに作り上げること②基盤事業を磨き上げて競争力を強化し、顧客にとっての魅力を高めること③経営基盤強化に向けた会社の制度・構造改革、企業風土の変革―をやるべきことに挙げた。さらに心掛けることとして、「変革への挑戦」「スピード重視」「成果へのこだわり」をお願いした。

 最後に、「変化の中にあって、本来大切にすべきこと、軸足とすべきことは、私たちの使命、企業理念に常に立ち戻ることだ。チームとしての軸、力の源泉は、みんなで共有化された「企業理念・行動指針」であり、「長期ビジョン」への強い思いである」と強調。そして「今回、グループ名、エネルギー事業会社名をENEOSに変更した。このブランドを、新たな、さらに魅力ある、世の中に価値を生み出す世界ブランドに育てていこう」と呼び掛けた。

旭化成 人事②(7月1日)

2020年6月26日

[旭化成・人事②](7月1日)【パフォーマンスプロダクツ事業本部】▽ポリマープロダクツ製造技術推進部長、上席理事出村公明▽合成ゴム事業部合成ゴム事業戦略室長、上席理事兼同事業部長小池達也▽解兼同事業部ESP推進部長、企画管理部ゴム・エラストマー企画室長河島浩【旭化成エレクトロニクス】▽企画管理部購買物流室長今井啓二▽同部同室小野晃【旭化成ホームズ】▽静岡営業本部技術部長川合淳也▽施工本部施工技術部長吉田耕司▽東京営業本部技術部長櫻井直樹▽設計本部営業設計部長深澤多加志▽解兼同本部同部長、同本部長黒木美博▽埼玉・北関東営業本部技術部長塩沼新一▽施工本部施工管理部長阿部俊一【旭化成メディカル】▽血液浄化事業部事業企画部長、執行役員兼同事業部長近藤修司▽旭化成メディカルヨーロッパ金澤有祐▽経営統括総部経営企画部長寺嶋修司▽同部同部付中山一憲▽血液浄化事業部国内事業統括本部東日本営業部長、同事業部同本部西日本営業部長古沼英城▽旭化成製造統括本部守山製造所守山総務部付細江泰志▽バイオプロセス事業部プラノバ生産本部生産管理室長兼旭化成メディカルMTプラノバ生産本部生産管理室長下窪敏▽旭化成アドバンス坪井崇。

 

三井化学 名古屋工場が環境負荷低減で「RC優秀賞」を受賞

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2020年6月26日

 三井化学の名古屋工場がこのほど、都市型立地工場での幅広い環境負荷低減活動が評価され、日本化学工業協会(日化協)の「レスポンシブル・ケア優秀賞」を受賞した。

(左から)名古屋工場の大橋正章管理部長、同工場長の尾崎智理事 同製造部の水野喜久裕用役・防災課長
(左から)名古屋工場の大橋正章管理部長、同工場長の尾崎智理事 同製造部の水野喜久裕用役・防災課長

 レスポンシブル・ケア(RC)は、化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄・リサイクルに至るまで全ての過程について、自主的に「環境・安全・健康」を確保し、その成果を公表することで社会との対話・コミュニケーションを行う活動。日化協では、RCのさらなる発展と拡大を図るため、優れた功績あるいは貢献が認められた事業所や工場、部門、グループまたは個人を、「RC賞」として毎年表彰している。

 同社の名古屋工場は、RC基本方針の下、「無事故・無災害の実現」「環境負荷の低減」「地球環境の保全」「ステークホルダーへの信頼」「従業員の健康増進」に取り組んでいる。同工場は名古屋市という都市部に立地していることから、特に環境への配慮については、工場全体で環境負荷の低減を継続的に推進。

 今回の受賞は、地道な活動による温室効果ガス(GHG)削減や、排水・産業廃棄物の削減など工場環境保全の幅広い活動であること、事業再編による工場再構築と並行して工場一丸となって取り組んでいること、都市型立地工場での行政の協力や地域住民の理解を得るために働きかけていること、などの継続的な活動が評価された。