KHネオケム 「コーポレートレポート2020」を発行

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2020年8月4日

 KHネオケムはこのほど、「コーポレートレポート2020」を発行した。

 同レポートでは、昨年版で紹介した「VISION2030」「第3次中期経営計画」「事業概況」などの情報に加え、「財務・資本戦略」や「特集(研究開発)・保有技術の深化とイノベーションの創出による価値創造」のページを新設した。なお、英語版については8月末の発行を予定している。

東ソーの4-6月期 コロナ禍の影響を受け損益が赤字に

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2020年8月4日

 東ソーは3日、2021年3月期第1四半期(4-6月期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比19%減の1565億円、営業損失9億円(同171億円減)、経常損失5億円(同159億円減)、純損失20億円(同111億円減)となった。

 同日開催した電話会見で米澤啓上席執行役員は「すべての事業がコロナ禍の影響を受けた。世界的な需要収縮とナフサや海外製品市況の急落により減収となった。損益は、

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宇部興産 射出成形機事業の再編を完了、名古屋事業所が操業

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2020年8月4日

 宇部興産は3日、グループ機械事業の中核会社である宇部興産機械が、射出成形機事業再編の一環として、子会社のU‐MHIプラテック(U‐MHIPT)およびU&Mプラスチックソリューションズ(UMPS)を8月1日に吸収合併したと発表した。

UBE MACHINERY INC.(米国ミシガン州)
UBE MACHINERY INC.(米国ミシガン州)

 また、U‐MHIPTが、名古屋市港区に建設していた新工場は同日に宇部興産機械の「名古屋事業所」として操業を開始。加えて、北米子会社のUBE MACHINERYも同日、U‐MHI PLATECH AMERICAを吸収合併している。

 宇部興産機械は、2017年に三菱重工より85%の株式を譲り受けたU‐MHIPTと共に、それぞれの持つ技術力、商品ラインアップ、販売・サービス網を融合することで、射出成形機のグローバル市場での事業拡大に努めてきた。

宇部興産機械 名古屋事業所(2020年8月1日操業開始)
宇部興産機械 名古屋事業所(2020年8月1日操業開始)

 一方で、射出成形機事業を取り巻く環境は、国内外ともに厳しさを増しており、グローバル市場でのさらなる事業拡大のためには、製品開発・製造・サービスを一段と強化し、顧客へ新たな価値を提供することが求められている。 こうした中、U‐MHIPTが名古屋市中村区より同市港区へ建設を進めていた新工場が操業開始するのに合わせ、宇部興産機械の「名古屋事業所」として再編を実行した。

 宇部興産機械グループは、北米を含めたグローバルでの効率的な生産体制を構築したことにより、満足度の高い製品・サービスを世界の顧客に届け、射出成形機市場でのプレゼンスの向上と事業拡大を目指していく。

ダイセルの4-6月期 自動車関連部材低迷で減収減益

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2020年8月3日

 ダイセルが31日に発表した2021年3月期第1四半期(4-6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比20%減の829億円、営業利益66%減の31億円、経常利益59%減の39億円、純利益88%減の6億円だった。新型コロナウイルスの影響により自動車生産台数が大きく減少する中、主要製品の自動車エアバッグ用インフレータや、エンジニアリングプラスチックの販売数量減少などが響き、減収減益となった。

 セグメント別に見ると、メディカル・ヘルスケア事業は売上高1%減の39億円、営業利益37%減の4億円。コスメ・健康食品事業は、海外での需要の先取りなどで販売数量が増加した。キラル分離事業は、キラルカラムの販売は減少したが、充填剤は伸長した。

 スマート事業は売上高19%減の51億円、営業利益53%減の6億円。液晶表示向けフィルム用の酢酸セルロースや高機能フィルムなどのディスプレイ事業は、ディスプレイ需要低迷を受け、販売数量が減少した。一方、電子材料向け溶剤やレジスト材料などのIC/半導体事業は、国内での半導体市場の需要回復などにより、販売増となった。

 セイフティ事業は売上高48%減の107億円、営業損失23億円(前年同期から37億円減)。自動車エアバッグ用インフレータの販売は、減少した自動車生産台数のあおりを受けた。

 マテリアル事業は売上高5%減の256億円、営業利益14%減の39億円。酢酸は需要減少と市況下落で減収となり、酢酸誘導体は、酢酸市況の下落に伴う販売価格の低下が響いた。たばこフィルター用トウは、海外主要顧客での原料確保の動きなどもあり販売数量は伸びたものの、世界的な需給緩和などにより、販売価格が低下し減収となった。カプロラクトン誘導体やエポキシ化合物などは、自動車生産台数の減少やディスプレイ市場での需要低迷の影響を受けた。

 エンジニアリングプラスチック事業は売上高20%減の352億円、営業利益28%減の39億円。ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどのエンプラ、ABS樹脂、エンプラアロイを中心とした樹脂コンパウンドは、自動車生産台数の減少もしくはスマホの需要低迷が響いた。シート、成形容器、包装フィルムなどの樹脂加工も振るわなかった。

 同日に、コロナ禍による先行き不透明感から発表を見合わせていた上期(4-9月期)の業績予想を発表。売上高1720億円(前年同期比18%減)、営業利益50億円(72%減)、経常利益60億円(68%減)、純利益15億円(87%減)を見込む。通期業績は当初予想を据え置いた。