宇部興産は30日、2021年3月期2四半期(4-9月期)連結業績を発表した。売上高は前年同期比16%減の2800億円、営業利益80%減の34億円、経常利益91%減の15億円、純利益98%減の3億円となった。
同日開催された電話会議による決算会見の中で、藤井正幸常務執行役員は、「第1四半期に引き続き、コロナ影響を三カンパニーとも受けたことで大幅な減収減益となった」と総括した。
セグメント別では、化学は
2020年11月2日
2020年11月2日
日本ゼオンは30日、2021年3月期第2四半期(4-9月期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16%減の1374億円、営業利益34%減の99億円、経常利益32%減の109億円、純利益29%減の82億円だった。
同日開催されたオンライン決算会見の中で、松浦一慶取締役執行役員は、「新型コロナ感染拡大と米中緊張状態などの影響で減収減益だった」と総括した。
セグメント別では、エラストマー素材事業部門は減収減益。合成ゴム関連は自動車・一般工業品用途の回復が遅く、国内・輸出・海外子会社とも低調で減収減益。合成ラテックス関連は医療・衛生用手袋向け販売は堅調だが、化粧品・一般工業品用途などの需要減と価格下落により減収減益。化成品関連は底堅い欧米需要と原料価格下落などで増益となった。
高機能材料事業部門は増収増益で、四半期ベースで過去最高益。高機能樹脂関連は、特に光学フィルムの中小型向けがスマートフォンの新用途、大型向けが巣ごもり需要と中国市場向けの伸長で増収増益。高機能ケミカル関連はトナーと電池材料は減収減益、化学品と電子材料は増収増益だった。
なお、通期業績予想については、前回発表の数値を据え置いた。決算会見に併せて、中期経営計画「SZ‐20PhaseⅢ」の進捗報告があった。田中公章社長は「2017年から始まり終盤に入ったが、
2020年11月2日
2020年10月30日
AGCは29日、2020年12月期第3四半期(1-9月期)の連結業績(IFRS)を発表した。売上高は前年同期比10%減の1兆128億円、営業利益45%減の406億円、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は53%減の135億円だった。戦略事業はコロナ禍の影響を受けずに業績を拡大したが、ガラスと化学品は影響を強く受けて減収減益となった。全般では第2四半期(4-6月期)を底に、回復傾向にある。
セグメント別では、ガラスセグメントは売上高17%減の4659億円、営業損失219億円(316億円の悪化)。建築用は経済活動再開に伴い全地域の出荷が対前四半期で増加し稼働が改善。自動車用は依然厳しい状況の中、各国自動車生産の回復で増加した。
電子セグメントは売上高5%増の2101億円、営業利益61%増の272億円。液晶用ガラス基板の出荷は影響なく、ディプレイ用特殊ガラスはスマホ市場回復に伴い出荷は増加。オプトエレクトロニクスや半導体関連の電子部材の出荷に大きな影響はなかった。
化学品セグメントは売上高8%減の3216億円、営業利益26%減の325億円。クロールアルカリ・ウレタンは東南アジアのカセイソーダ市況の低迷はあるが塩ビ市況は回復傾向だ。フッ素関連は一部コロナ禍の影響が緩和されたが、輸送機器向けは減少。ライフサイエンスは新型コロナ関連ワクチンの新規受託もあり堅調に推移している。
セラミック・その他セグメントは売上高6%減の577億円、営業利益8%減の29億円だった。
通期連結業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大による影響は事業や地域で差はあるが、経済活動の段階的再開に伴い緩やかに回復するとの前提の下、売上高と営業利益を上方修正した。売上高8%減の1兆3900億円(前回予想比400億円増)、営業利益は46%減の550億円(同150億円増)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は据え置き、60%減の180億円を見込んでいる。
2020年10月30日
2020年10月29日
2020年10月29日
2020年10月29日
2020年10月29日
トクヤマは28日、2021年3月期第2四半期(4-9月期)の決算発表をオンラインで開催した。横田浩社長は「コロナの影響などにより減収減益となった。カセイソーダは国内販売数量が減少し、石化製品の市況が軟調だった。またロックダウンの影響で歯科材料や眼鏡材料の輸出が減少した」と総括した。売上高は前年同期比6%減の1432億円、営業利益11%減の129億円、経常利益8%減の124億円、純利益4%減の99億円となった。
セグメント別で見ると、化成品セグメントは “トクヤマ 化成品とライフアメニティーが減収減益に” の続きを読む
2020年10月28日