AGC 中計の戦略事業拡大、今年度から再び増益基調へ

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2020年2月20日

 AGCは中期経営計画「AGC plus‐2020」(2018~2020年度)を〝2025年のありたい姿〟実現のための礎を築く期間と位置づけている。決算会見で島村琢哉社長が進捗状況を説明した。

 島村社長は「昨年度は減益となったが、2020年度以降は増益基調に戻す。当社グループの成長を今後けん引していく戦略事業は、環境変化はあるものの着実に伸びてきており、引き続き注力していく」と述べた。

 数値目標では、最終年度(2020年度)の営業利益1600億円以上を掲げたが、事業環境悪化の影響により1200億円を予想。ただ、2025年に目指す最高利益更新(2292億円)については、

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東海カーボン ローリング方式の新中計を発表

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2020年2月19日

前中計見直し、電極は来年以降の成長軌道回帰を見込む

新中計を説明する長坂社長02
新中計を説明する長坂社長

 東海カーボンは17日、決算説明会を開催し、長坂一社長が同日発表したローリングプラン「中期経営計画T‐2022」を説明した。

 同社は昨年度の中計「T‐2021(2019~21年)」発表の際、事業環境の変化や業績の状況を踏まえ、ローリング方式で中計を見直していく方針を示しており、今回の中計は2020~22年を対象として策定した。

 長坂社長はローリングプランについて「先のものの考え方や、数字の動きが

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ADEKA 4-12月期決算(14日)

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2020年2月17日

[ADEKA/4―12月期決算](14日)単位100万円、カッコ内は対前年同四半期増減率。▽連結=売上高218,370(8.5%)、営業利益14,022(▲13.1%)、経常利益13,315(▲19.1%)、純利益10,114(▲13.7%)。

 

出光興産の4-12月期 営業益は25%減の1082億円

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2020年2月17日

 出光興産は14日、2019年度第3四半期(4-12月期)連結業績を発表した。売上高は前年同期比37%増の4兆5607億円、営業利益25%減の1082億円、経常利益43%減の914億円、純利益36%減の649億円だった。

 売上高は経営統合により増収となったが、在庫影響を除く営業利益+持分法投資損益は、燃料油セグメントにおける投資先減益のほか、基礎化学品セグメントの製品マージン縮小、資源セグメントの源価格下落などにより減益となった。

 セグメント別にみると、燃料油セグメントは売上高47%増の3兆6304億円、セグメント利益(営業利益+持分法投資損益)61%減の168億円。在庫評価影響や持分法投資損失の計上などにより減益となった。

 基礎化学品セグメントは売上高4%減の3500億円、セグメント利益27%減の180億円。通関ナフサが下落したことや、スチレンモノマーなど製品マージンが縮小した。

 高機能材セグメントは売上高11%増の2940億円、セグメント利益12%減の202億円。持分法投資利益が減少した。電力・再生可能エネルギーセグメントは売上高470%増の946億円、セグメント利益は5億円の損失となった。

 資源セグメントは売上高18%減の1890億円、セグメント利益48%減の345億円。石油開発事業・地熱事業は生産量減少や原油価格下落などの影響を受け、売上高39%減の359億円、セグメント利益59%減の122億円。

 石炭事業・その他事業は石炭価格が下落し、売上高10%減の1531億円、セグメント利益40%減の223億円。その他セグメントは売上高13%減の28億円、セグメント利益は90%減の5億円だった。

 なお、通期業績予想については、前回発表を据え置いている。

 

DICの1-12月期 高付加価値品の低調響き減収減益

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2020年2月17日

 DICが14日に発表した2019年1-12月期の連結業績は、売上高が前年比5%減の7686億円、営業利益は15%減の413億円、経常利益は15%減の413億円、純利益は27%減の235億円の減収減益となった。

 売上高は、世界的な景気減速の中、電気・電子や自動車向け材料を中心に広範な分野で出荷が落ち込んだ。大幅な減益となった営業利益は、高付加価値製品を中心とする出荷数量の落ち込みや一部品目の製品価格の低下、円高による海外事業の換算目減りが利益を押し下げた。純利益についても、災害や買収関連の一時費用のほか、事業の効率化を目的とした一時費用の発生などが響き大幅減益となった。

 セグメント別に見ると、パッケージング&グラフィックの売上高は4%減の4164億円、営業利益は4%減の192億円。売上高は、現地通貨ベースでは0.6%の増収となったものの、ユーロと新興国通貨安の影響により円貨ベースで目減りした。

 パッケージ用インキはアジアや南米などの新興国を中心として増収。ポリスチレンは出荷が伸びた半面、原料価格の低下に伴う製品値下げの影響により減収となった。出版や新聞を主用途とする出版用インキは需要減少の影響を受けた。一方で、デジタル印刷で使用されるジェットインキは増収となった。営業利益も売上高と同様に円貨ベースで目減りした。

 カラー&ディスプレイの売上高は6%減の1164億円、営業利益は28%減の108億円。カラーフィルタ用顔料の出荷が堅調な一方で、化粧品用顔料や一般顔料の出荷が低調に推移し、TFT液晶は競争激化に伴って製品価格が低下したことで減収減益となった。また、中国での環境規制の強化や貿易摩擦に伴って顔料の原料価格が上昇したことも利益を圧迫した。

 ファンクショナルプロダクツの売上高は5%減の2686億円、営業利益は8%減の192億円。PPSコンパウンドは、世界的な自動車生産台数の減少影響を受けて出荷が低調に推移し、スマートフォンや半導体分野を主用途とするエポキシ樹脂や工業用テープは、景気減速の影響を受けて出荷が落ち込んだ。合成樹脂全般も低調だった。

 なお、2020年1-12月期の通期業績予想では、全セグメントでの増収増益を見通し、売上高8100億円、営業利益450億円、経常利益440億円、純利益235億円を見込んでいる。

 

星光PMC 12月期決算

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2020年2月14日

[星光PMC/12月期決算](13日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高27,970(8.0%)、営業利益2,790(41.7%)、経常利益2,839(36.5%)、純利益1,961(25.6%)。