ADEKA 城詰社長「三本柱で売上高3000億円超目指す」

2019年5月29日

 ADEKAは28日、都内本社で2018年度決算および中期経営計画の進捗について説明会を開催した。

城詰社長
城詰社長

 城詰秀尊社長は業績について、「日本農薬グループの連結子会社化や海外子会社の決算期変更により、収益が底上げされた。ただその要因を除いても増収増益傾向となっている。売上高、各利益項目は4期連続で過去最高を更新した」と総括した。

 売上高は2993億円(前年比25%増)、営業利益は266億円(同25%増)。

 化学品事業では、

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ニチバン 新中計がスタートし新製品開発と海外展開に注力

2019年5月29日

 ニチバンは28日、都内で2019年度3月期の決算説明会と4月からスタートした新中期経営計画について説明会を開催した。

堀田社長
堀田社長

 堀田直人社長は決算について「当期は、2011年度からスタートした8カ年にわたる中長期計画「NB100」の最終年度という位置づけだった。創業100周年の節目、企業品質と人材育成、創造・開発の3つを大きな柱とし、30年来の大きな課題であった連結売上高500億円を目指してきたが、残念ながら目標には到達できなかった」と振り返った。

 主な要因として堀田社長は、

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積水樹脂の決算説明会 福井会長は輸送コスト上昇に懸念

2019年5月29日

 積水樹脂は28日、都内で決算説明会を開催し、福井彌一郎会長兼CEOが2018年度決算概要と、2019年度通期業績予想を説明した。

 2018年度決算が減収減益だったことについて、福井会長は「第2名神や圏央道の工事などで、2017年度の防音壁事業が良すぎた反動」と説明。ただ、売上に対する比率からすれば「営業利益と経常利益の減り具合は、最小限に抑えられた」と評価した。その要因として、大阪北部地震や西日本豪雨災害の復旧需要、人工芝を始めとするスポーツ関係が好調だったことを挙げた。

 一方、海外事業については、米中関係の間接的な影響を指摘。コスト面では輸送コストの上昇が最大の課題とし、「製造コストに輸送コストをプラスした戦略を構築しなければ、これからの時代は厳しくなっていく」との考えを示した。

 2018年度の公共分野関連事業で好調あるいは堅調だったのは、

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BASFの1-3月期 マテリアルとケミカル不振で減益

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2019年5月20日

 ドイツの大手化学メーカーBASFの12月期第1四半期の業績は、売上高が前年同期比3%増の162億ユーロ(1兆9926億円)、特別項目控除前営業利益は同24%減の17億ユーロ(2091億円)。マテリアルとケミカル事業の不振により減益となった。

 ケミカル事業(石油化学品事業本部・中間体事業本部)は減収減益。石油化学品事業本部の売上高が大幅に減少した。減益要因は、スチームクラッカー製品の利益率の低下と、両事業本部の販売量の減少による。

 マテリアル事業(パフォーマンスマテリアルズ事業本部・モノマー事業本部)も減収減益。モノマー事業のイソシアネート価格の下落が主因で減収。利益は主にモノマー事業部のイソシアネート利益率の低下による。

 インダストリアル・ソリューションズ事業(ディスパージョン&ピグメント事業本部・パフォーマンスケミカルズ事業本部)は減収増益。パフォーマンスケミカルズに含まれていた製紙用薬品・水処理剤事業を譲渡したことで減収。増益要因は価格の上昇と販売量の増加、為替のプラス効果で、パフォーマンスケミカルズ事業が大幅な増益となったことが大きい。

 サーフェステクノロジー事業(触媒事業本部・コーティングス事業本部・建設化学品事業本部)は増収も利益は横ばい。触媒事業と建設化学品事業は大幅増収となった。利益は自動車業界の低迷により、コーティングス事業が大幅な減益となったことが響いた。

 ニュートリション&ケア事業(ケア・ケミカルズ事業本部・ニュートリション&ヘルス事業本部)の売上高は前年同期並み。利益はニュートリション&ヘルス事業の固定費増で減益となった。

 アグロソリューション事業は、昨年8月にバイエルから大規模な事業と資産の買収を行ったポートフォリオ効果により増収増益。通期の業績は、当初予想を据え置いた。若干の増収と1∼10%の増益を見込んでいる。

サンエー化研 3月期決算(15日)

2019年5月17日

[サンエー化研/3月期決算](15日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高31,195(▲4.8%)、営業利益326(▲72.8%)、経常利益587(▲48.2%)、純利益185(▲79.1%)。

ニチバン 3月期決算(15日)

2019年5月17日

[ニチバン/3月期決算](15日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高47,417(2.6%)、営業利益3,684(▲16.6%)、経常利益3,860(▲16.6%)、純利益3,193(2.0%)。

DIC 1-3月期決算(15日)

2019年5月16日

[DIC/1-3月期決算](15日)単位100万円、カッコ内は対前年同四半期増減率。▽連結=売上高190,708(▲2.8%)、営業利益8,086(▲26.7%)、経常利益8,134(▲26.3%)、純利益5,302(▲28.4%)。

 

旭有機材 3月期決算(15日)

2019年5月16日

[旭有機材/3月期決算](15日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高56,083(11.8%)、営業利益4,224(25.6%)、経常利益4,390(29.1%)、純利益3,902(40.1%)。

 

クラレの1-3月期 減収減益で通期を全項目で下方修正

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2019年5月16日

 クラレが15日に発表した、2019年1-3月期の連結業績によると、売上高は前年同期比5%減の1416億円、営業利益35%減の146億円、経常利益42%減の128億円、純利益60%減の61億円となった。

 部門別で見ると、ビニルアセテートセグメントは売上高4%減の662億円、営業利益31%減の108億円。

 ポバール樹脂は汎用用途の販売量が減少した。光学用ポバールフィルムは、一部生産ラインの操業低下の影響を受け、前年同期並みの出荷となった。また、PVBフィルムは、景気減速の影響を受け、自動車、建築用途ともに販売量が減少。一方、水溶性ポバールフィルムは引き続き販売が拡大した。

 EVOH樹脂「エバール」は、昨年米国工場で発生した事故の影響が長引き、食品包材用途の販売量が減少した。また、自動車生産台数の減少に伴い、自動車ガソリンタンク用途も低調に推移した。

 イソプレンセグメントは、売上高7%減の136億円、営業利益13%減の37億円。イソプレン関連では、昨年まで上昇基調にあった原燃料価格が下落に転じ、熱可塑性エラストマー「セプトン」で中国を中心に需要が縮小し、販売量が減少した。ファインケミカルは堅調に推移した。

 耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」は、原燃料価格の下落が追い風となったが、電気・電子デバイスの需要低迷により、コネクタ用途の出荷が減少した。

 機能材料セグメントは、売上高3%減の305億円、営業利益26%減の11億円。メタクリルの販売量は減少したが、高付加価値化が進んだことに加え、原燃料価格の下落も寄与し、堅調に推移した。

 メディカルは、歯科材料の審美修復関連製品を中心に堅調に推移した。カルゴン・カーボン社では、堅調な需要が継続したが、米国工場で発生したユーティリティ設備の不調による操業低下が響いた。炭素材料は高付加価値製品の販売が拡大した。

 繊維セグメントは、売上高1%減の165億円、営業利益20%増の11億円。

 トレーディングセグメントの売上高は3%減の314億円、営業利益22%減の9億円となった。

 なお、通期連結業績予想は、2月の期初予想から全項目で下方修正した。売上高は期初予想比220億円減の6080億円、営業利益は同95億円減の695億円、経常利益は同100億円減の650億円、純利益は同70億円減の400億円としている。

出光興産の3月期 石油製品の在庫影響など響き減益に

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2019年5月16日

 出光興産が15日に発表した、2018年度(2019年3月期)の連結業績によると、売上高は前年度比19%増の4兆4251億円、営業利益11%減の1793億円、経常利益25%減の1691億円、純利益50%減の815億円となった。

 業績をセグメントで見ると、石油製品セグメントは売上高22%増の3兆4889億円、営業利益36%減の565億円。原油の輸入価格が上昇したことなどにより増収。製品マージンの改善があったものの、精製用燃料費の増加や在庫評価影響の減少などで減益となった。

 石油化学製品セグメントは、売上高11%増の5554億円、営業利益25%減の318億円。ナフサ価格が上昇し増収。製造用燃料費の増加およびスチレンモノマーなどの市況要因などにより減益となった。

 資源セグメントは、売上高6%増の3080億円、営業利益30%増の871億円。石炭事業では、石炭価格が大幅に上昇した影響などにより増収増益となった。

 その他セグメントは、売上高4%増の728億円、営業利益7%増の78億円となった。

なお、2019年度(2020年3月期)の通期連結業績予想では、売上高6兆7900億円、営業利益2200億円、経常利益2285億円、純利益1600億円を見込んでいる。