東レ 非可食バイオマスの糖からアジピン酸を創出

2022年8月25日

環境配慮型ナイロン66に寄与、30年に実用化

 東レは24日、植物の非可食成分から得た糖を原料とし、同社の微生物発酵技術と、分離膜を活用した精製技術を組み合わせた独自の合成方法により、ナイロン66の原料となる100%バイオアジピン酸を開発したと発表した。非可食バイオマス由来の糖を原料としたアジピン酸の開発は世界初となる。スケールアップ検討を開始しており、ナイロン66の重合試作、生産技術開発、市場調査など進め、2030年近傍までに実用化を目指す方針だ。

非可食バイオマス由来の糖からナイロン66 までのプロセス

 ナイロン66は、

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カネカ 欧州で変成シリコーンポリマー生産能力を増強

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2022年8月25日

 カネカはこのほど、カネカベルギーの変成シリコーンポリマーの生産能力増設を決定した。欧州での旺盛な需要に対応するため、生産能力を1万t増強し年産4万3000tとする。投資金額は約50億円で、2024年6月稼働の予定。

  「カネカMSポリマー」は

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マイクロ波化学 小型分散型のCR、大阪府の実証事業に

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2022年8月25日

 マイクロ波化学とセブン‐イレブン・ジャパンは24日、大阪府の「令和4年度 カーボンニュートラル技術開発・実証事業費補助金」に、「マイクロ波加熱技術を適用した小型分散型ケミカルリサイクルシステム(CR)構築の開発・実証」事業が採択されたと発表した。

ケミカルリサイクルによるサーキュラーエコノミー

 同事業では、

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DIC 藍藻類の屋内大量培養技術、世界で初めて確立

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2022年8月24日

 DICとグリーンサイエンス・マテリアル(GSM:熊本県熊本市)はこのほど、世界で初めて藍藻類「スイゼンジノリ」の屋内での大量培養技術の確立に成功したと発表した。今後、量産化の検討を進め、2030年までに人工培養したスイゼンジノリから抽出した多糖類「サクラン」の上市を目指す。

藍藻類スイゼンジノリ

両社は昨年3月より資本業務提携を開始し、スイゼンジノリの屋内での大量培養技術の確立に取り組んできた。GSM社が継続してきた研究成果と、DICがスピルリナの生産で培った大量生産技術を掛け合わせることで、今まで困難とされていた屋内の管理環境下での培養条件を見出し、世界で初となる量産化技術につながった。天候など

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三菱ガス化学 平塚研究所に新棟、新事業・製品創出を加速

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2022年8月24日

 三菱ガス化学はこのほど、平塚研究所(神奈川県平塚市)において研究棟を新設することを決定したと発表した。完工は2024年秋を予定している。

平塚研究所に建設する新棟予想図

同社は新規事業の創出と育成の加速に向けて、積極的に研究開発の投資や、研究部門の増員を進めている。平塚研究所においてもMI(マテリアルズインフォマティクス)などを活用しながら研究の加速を図り、強みを生かした素材や加工技術開発への取り組みを強化している。

 また、

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中国汎用樹脂輸入 6月もPVCのみ前年比プラス

2022年8月24日

前月比では回復傾向、PE3ヵ月ぶり100万t回復

 中国の6月の汎用樹脂輸入は、3ヵ月連続で、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSの5品目が前年比マイナスとなり、塩ビ樹脂(PVC)のみプラスとなった。中国の内需が低迷していることもあり、汎用樹脂の輸入は前年の実績を下回って推移している。ただ前月比で見ると、PPとABSがマイナスだったのに対し、PE、PVC、PS、EPSがプラスとなっており、樹脂ごとの動きに違いが見え始めている。

 6月の輸入を樹脂別で見ると、

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タキロンシーアイ ジッパーテープを増産、7億円を投資

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2022年8月23日

 タキロンシーアイはこのほど、ジッパーテープ「サンジップテープ」について、安定供給およびBCP(事業継続計画)に対応するため、グループ会社であるボンパックの栃木工場に新たに生産設備を導入すると発表した。投資金額は7億円で、2023年の稼働を予定している。

ジッパーテープ 「サンジップテープ」

 これで国内において、生産拠点は平塚工場との2拠点体制となり、生産能力は2割増加する。また今回の投資には、設備の自動化、DX化も含まれており、生産技術のさらなる向上を目指す。

 国内のジッパーテープの用途は、

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アジア石化市況 エチレン減産も需給悪化が継続

2022年8月23日

芳香族も大幅安に、原油や海外市況の下落が背景

 アジア地域の7月第2週の石化市況では、エチレンは前週比30ドル安の925ドル/tでの取引となった。これで14週連続の下落となっている。6月に上海ロックダウンが解除されたものの、コロナ対策の強化から中国市場において誘導品需要が低迷していることが要因。スプレッドも

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ハイケム PLA繊維が「アニサマ」Tシャツに採用

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2022年8月23日

 ハイケムはこのほど、同社が開発したポリ乳酸(PLA)繊維「HIGHLACT(ハイラクト)」が、世界最大のアニソンライブイベント「アニメロサマーライブ(アニサマ)2022」でマンガートビームスがプロデュースする、スタッフTシャツに採用されたと発表した。 

「HIGHLACT」が採用されたアニサマのスタッフTシャツ。前面デザイン(左)と背面(中)。前面左下に施した「HIGHLACT」のタグ(右)

 マンガートビームスは、

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