芳香族は3製品とも弱含み、SM市況は前週並み
アジア地域の7月第2週の石化市況では、エチレンは、下値が前週並み、上値が前週比70ドル安の800~830ドル/tでの取引となった。5週連続で800ドル/t台を維持したが、上値は11週ぶりに下落している。需要は堅調に推移しているものの、誘導品価格が低迷しており、川下メーカーの採算が悪化。需要家の引き合いが弱まったことで、先週は100ドルに広がっていた価格幅が大幅に縮小した。
また、スプレッドも
2020年7月28日
2020年7月27日
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とシャープはこのほど、NEDOの革新的高性能太陽電池の開発推進事業で開発した高効率太陽電池モジュール(変換効率31%超)と同等のセルを使った、電気自動車(EV)用太陽電池パネルを製作した。1kW超の定格発電電力により、走行距離・時刻などの利用パターン次第では、充電回数がゼロになる試算だ。

NEDOは、運輸分野のエネルギー・環境問題の解決を目指し、2016年から産学有識者からなる「太陽光発電システム搭載自動車検討委員会」で調査・検討。2018年の中間報告で「変換効率30%以上なら車載面積で1kWの発電が可能」「利用パターン次第では充電回数ゼロ」と試算した。
一方、2014年策定の「太陽光発電開発戦略」下の発電コスト低減のための革新的な高性能太陽電池の開発推進事業で、シャープはⅢ‐V化合物3接合型太陽電池(インジウム・ガリウム・リン・ヒ素などからなる3つの化合物を接合)で世界最高水準の高効率太陽電池モジュール(変換効率31.17%)を開発した。
シャープは日産自動車と協力し、同モジュールと同等のセルを使って厚さ約0.03mmのフィルム状太陽電池パネルを製作。車体の曲面形状に沿って効率よく搭載でき、定格発電電力約1.15kWを実現。公道走行用実証車(日産自動車のEV「e‐NV200」)で、航続距離や充電回数などを評価する。併せて、昨年からのトヨタ自動車による同パネル搭載プラグインハイブリッド(PHV)車の公道走行実証データも、IEA PVPS task17などの国際的調査活動に生かす。
さらに新規事業として、車載用Ⅲ‐V化合物太陽電池の実用化に向け高効率化とコストダウンを推進し、太陽電池の新規市場創出とエネルギー・環境問題解決を目指す考えだ。

2020年7月27日
工学院大学はこのほど、学生プロジェクト「みつばちプロジェクト」と「Science Create Project」が、老舗化粧品メーカーの八重椿本舗(東京都港区)とコラボレーションし、「KUTE Honey ハンドクリーム」を企画・開発した。

原材料に「みつばちプロジェクト」が同大学八王子キャンパスで養蜂・採取した東京産ハチミツを使用。リラックス効果を誘うハチミツの甘い香りと天然ハチミツ由来の保湿効果、なめらかでしっとりした肌触りが特徴となっている。
今回、ハンドクリームを製造するにあたり、ハチミツの特徴である甘い香りに着目し、製品化をイメージ。老舗化粧品メーカーの協力を得て、ハチミツの香りを再現するとともに、肌に優しいノンシリコン処方にもこだわった。各種検査機関の規格値に合格しているハチミツをはじめ、ローヤルゼリーエキス、シアバターなど天然由来の保湿成分を使用するなど、材料から製造に至るまで品質管理と安全性に配慮したものづくりを目指した。
今回生産した限定3000個の東京産ハチミツ配合「KUTE Honey ハンドクリーム」は、同大学関係者や支援者を中心にサンプルを配布し、実際に製品を使った体験者のフィードバックをもとに今後の展開を検討していく。
2020年7月27日
2020年7月27日
業界筋によると、6月の汎用四樹脂の国内出荷は、すべての樹脂で前年同月比マイナスを継続。5月に引き続き単月の出荷量として近年では最低レベルの出荷となった。ただ前月比では、営業日数の増加に加え、5月下旬にコロナ禍による緊急事態宣言が解除されたことでプラスに転じた。個人消費の面では厳しい状況が続いているものの、経済活動が再開されたことで持ち直しの動きが出始めているもようだ。
前年比で分野別に見ると、主用途であるポリエチレン(LDPE、HDPE)のフィルム分野、ポリプロピレン(PP)の射出成形分野、ポリスチレン(PS)の包装分野の出荷で大幅な減少が見られた。
6月の品目別の出荷合計は、
2020年7月27日
2020年7月27日
三菱ケミカルは22日、グループ会社で浄水器の製造販売を行う三菱ケミカル・クリンスイが、8月1日にオープンする日本初上陸の体験型店舗「b8ta Tokyo‐Yurakucho」に「和食のためのクリンスイ」シリーズの3製品を出品すると発表した。

「b8ta」は2015年に米国サンフランシスコ近郊のパロアルトで誕生した体験型店舗。有楽町と新宿に同時にオープンし、最新のガジェット類や雑貨から、日本の職人技や素材の特性を生かした商品など、幅広いラインアップが登場する。
クリンスイ社はかねてより米国「b8ta」のビジネスモデルである「サービスとしての小売り(RaaS:リテール・アズ・ア・サービス)」という新業態に注目し、2019年より「b8ta」での商品展開を開始していた。米国での商品展開を経て、さらに直販オリジナル製品の販売拡大や新たなマーケティングのため、日本初上陸の有楽町店にも出品することを決定した。

出品する製品は、クリンスイの公式サイトを中心に販売している「和食のためのクリンスイ」シリーズから、お米をおいしくするためのポット型浄水器「クリンスイ JP407‐R」、お茶をおいしくするためのポット型浄水器「クリンスイ JP407‐T」、出汁をおいしくするためのポット型浄水器「クリンスイ JP407‐D」の3製品となっている。
2020年7月27日
2020年7月22日
2020年7月22日