帝人 モーリシャス沖重油流出事故、油吸着材を無償支援

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2020年10月20日

 帝人は19日、貨物船「わかしお」がインド洋のモーリシャス島沖で座礁したことにより流出した燃料油の除去作業を支援するため、高性能油吸着材「オルソーブ」500Kg(油吸着量約10t分)を、現地で環境回復に取り組む商船三井を通じて、モーリシャス政府へ寄贈することを決定したと発表した。

ブラ吸着剤「オルソーブ」
ブラ吸着剤「オルソーブ」

 なお同製品は、帝人グループで繊維素材および製品を製造・販売する帝人フロンティアが展開。素材はポリプロピレン繊維不織布で、自重の約20倍の油を吸着でき、ちぎれにくく、油のふき取り作業も可能となっている。

 帝人グループは、今回の海洋汚染からの回復へ貢献するとともに、今後も様々な環境問題に取り組んでいく考えだ。

アジア石化市況 エチレンは前週並みの高水準に

2020年10月20日

ブタジエン800ドルを突破、芳香族は弱含み傾向

 アジア地域の10月第1週の石化市況では、エチレンは下値ステイ、上値10ドル高の850~890ドル/tでの取引となった。前週まで上昇基調を継続していたが、中国が国慶節休暇に入ったこともあり、市場に大きな動きが見られなかった。ただ、市況は高水準を維持しており、依然として需給バランスのタイト感は解消されていない。スプレッドも、

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東洋紡 名古屋開催の「クルマの軽量化技術展」に出展

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2020年10月19日

 東洋紡は21日から23日の3日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される「第3回[名古屋]クルマの軽量化 技術展」に出展する。同展示会は「オートモーティブワールド」の構成展の1つで、クルマの軽量化を実現する素材・材料や加工技術などを紹介する。

ブースイメージ
ブースイメージ

 同社は今回、電動化・自動運転技術といったCASEをキーワードに、次世代の自動車産業に貢献する製品・技術を多数紹介するほか、内装・外装に同社グループの様々な素材・技術を50点以上使用したコンセプトカー「Manipularer(マニプレーラー)」を昨年に引き続き展示し、内装では〝快適空間の演出〟を、外装では〝安心・安全の提供〟を訴求していく。

コンセプトカーシートのイメージ
コンセプトカーシートのイメージ

 初出展となる「コンセプトカーシート」には、3次元スプリング構造体「ブレスエアー」や伸縮性布帛(ふはく)「ダイヤフローラ」、合成皮革「PARMIA」など、快適な車室空間を実現するための多様な素材を搭載している。ブース番号は、第3展示館6-50。

積水化学 あさかリードタウンに住宅型有料老人ホーム開設

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2020年10月19日

 積水化学工業はこのほど、住宅カンパニーのグループ会社であるヘルシーサービスが、住宅型有料老人ホーム「ガーデンコート朝霞」(埼玉県朝霞市)を、11月1日から開設すると発表した。

 「ガーデンコート朝霞」は、積水化学グループが「SEKISUI Safe & Sound Project」として広域的に開発を行っている複合大規模タウン「あさかリードタウン」の一角に位置する。「あさかリードタウン」はマンションや戸建て住宅に加え、子育て支援施設から高齢者介護施設まで整備され、幅広い世代の人が安全かつ快適に生活できるハード、ソフトを提供するサステナブルタウンへと進化している。

 「ガーデンコート朝霞」の運営は30年以上の認知症ケアの実績があるヘルシーサービスが担い、また、積水化学製の高精度起き上がりセンサーを活用するなど、グループの技術力、知見を結集した安心・安全・快適な暮らしを提供する住宅型有料老人ホームとなっている。

 特長として、①「あさかリードタウン」内で子育て支援施設から高齢者介護施設まで整備、②「DXと人の手のぬくもり」を融合させ際立ちの安全サステナブルな介護を実現、③「話食動眠」のコンセプトの下での認知症予防・重症化予防、が挙げられる。「ガーデンコート朝霞」は、鉄筋コンクリート造5階建てで、居住戸数は31戸。賃料は6万5000~7万400円(管理費:5万6100円)となっている。

ガーデンコート朝霞
ガーデンコート朝霞

経産省 8月のエチレン換算輸出入は20万2000tの出超に

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2020年10月19日

 経済産業省が14日に発表したエチレン換算輸出入実績によると、8月は20万1800tの出超となった。エチレン換算輸出は前年同月比28.9%増の24万7600tとなり、プラスに転じている。エチレン、

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グンゼ 静脈用血管再生基材が米国で臨床試験開始

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2020年10月16日

 グンゼはこのほど、ネーションワイド・チルドレンズ病院(NCH、米国オハイオ州コロンバス市)に提供している静脈用血管再生基材を使用した小児心臓血管手術が病院主導による治験試験に入ったと発表した。

「静脈用血管再生基材」外観
「静脈用血管再生基材」外観

 先天的な病気「単心室症」には非吸収性人工血管を使用したバイパス手術が行われるが、生体部分の成長に追随せず数度の人工血管交換の開胸手術を必要とする上、人工血管の詰り防止のために抗凝固薬を飲む必要があり、患者への負担と小児が思う存分遊べないなど、クオリティーオブライフ(QOL)に課題がある。

 その解決に向け、NCHの新岡俊治博士とクリストファーブリューワー博士は同社の吸収性医療機器製造技術を活用した「自己細胞を使った再生血管(TEVG)」を開発し、FDAの治験承認を昨年受けた。単心室症は希少疾患であり商業化は困難であるが、同社CSV経営のマテリアリティ(重要課題)「QOLの向上への貢献」に従い、同病院主導の治験により実用化を目指すことを決定した。

 静脈用血管再生基材は同社の「生体内吸収性材料」と「縫製技術」による筒状物で、そこに患者の骨髄細胞を転移させて人工血管を形成。心臓血管バイパスとして埋め込んだ後約6カ月で血管再生基材は吸収され、患者自身の組織で血管として再生する。先行試験で、再生血管は患者の成長に追随することを確認。その後の手術の回避や日常生活の制約は減り、QOL向上につながった。

 今後、同臨床試験で安全性・有効性の確立・確認を進めるとともに、販売体制の確立に努め、年間売上高4億円を目指す。また「生体内吸収性材料」「繊維・高分子加工技術」の強みを生かし、生体の能力を生かした医療機器、低侵襲治療に対応する医療機器、再生医療用基材など、QOL向上に資する製品の研究開発を進める考えだ。

住友ゴム 「京」活用のゴム材料シミュレーションで受賞

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2020年10月16日

 住友ゴムはこのほど、スーパーコンピュータ「京」を活用して取り組んだ研究「タイヤ用ゴム材料の大規模分子動力学シミュレーション」が、HPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)利用研究課題優秀成果賞を受賞したと発表した。より高い安全性と環境負荷低減に貢献できるタイヤ開発を目標に、2012年より「京」を活用した大規模分子動力学シミュレーションによりゴム材料の研究開発を進めてきた。

 今回受賞した研究は、ゴム材料の強度に及ぼす添加剤(シリカとカップリング剤)の結合状態の影響を、ゴム伸長時のボイド(破壊の起点となる空隙)生成の分子レベルでのシミュレーションにより明らかにし、ゴムの耐摩耗性向上に繋がる成果を得たもの。

 今後はこの成果を新たなゴム材料・商品の開発に生かすとともに、さらなる向上を目指して、来年から本格的に共用開始されるスーパーコンピュータ「富岳」の活用にも取り組んでいく考えだ。

帝人フロンティア 災害対策や感染予防に向け備蓄用寝具を販売開始

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2020年10月16日

 帝人フロンティアはこのほど、災害対策や感染予防などでの使用を想定し、軽量、コンパクトで、梱包や保存が可能な備蓄用寝具を開発したと発表した。先月末から掛け布団、敷き布団の販売を開始している。

 これまで、インフルエンザなどの感染症が急速に流行した場合、患者が使用した寝具の洗浄が間に合わないという状況が起こっていた。加えて、最近では新型コロナ感染症の拡大・長期化により、こうした事態がより深刻化しており、医療機関での寝具不足や感染リスクの軽減につながる寝具の開発が求められている。一方、近年の台風や水害、地震などの自然災害の甚大化や、「帰宅困難者対策条例」の制定などを受けて、避難所や帰宅困難者向けの備蓄用寝具のニーズが高まっている。

 こうした中、同社では、必要な備蓄スペースが小さく、長期の保存ができ、応急の使用が可能なディスポーザブルタイプの備蓄用寝具を開発した。一般的なポリエステル中綿布団に比べ、中綿量が約4分の1~6分の1と軽量で、圧縮梱包することでコンパクトに収納することができる。また、中綿にはリサイクルポリエステルを50%使用しており、グリーン購入法にも適合している。

 同社は販売目標として、今年度は2000万円、2023年度には3億円を掲げている。

備蓄用掛け布団
備蓄用掛け布団