三菱ケミカル 生分解性プラ使用の紙コップが次世代カップに選定

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2019年4月8日

 三菱ケミカルはこのほど、同社の生分解性プラスチック「バイオPBS」を用いた紙コップが、次世代のカップを表彰するコンテスト「ネクストジェン・カップ・チャレンジ」で、最もイノベ―ティブなカップの1つとして選定されたと発表した。

受賞した紙コップ
受賞した紙コップ

 「ネクストジェン・カップ・チャレンジ」は、米スターバックスなどが設立した「ネクストジェン・コンソーシアム」の主催。

 三菱ケミカルとタイのPTTグローバルケミカル社が折半出資するPTT MCCバイオケム(PTT MCC社、バンコク)が「バイオPBS」をラミネートに用いた紙コップを出品し、その再生可能性や生分解性が評価された。

 「バイオPBS」は三菱ケミカルが開発し、基本特許を持ち、PTT MCC社が製造する植物由来の生分解性プラスチック。自然界の微生物によって水とCO2に分解されるため、自然環境への負担が少なく、既存の樹脂加工設備で容易に加工できるといった特徴がある。

 「バイオPBS」を使った紙コップは、すでに3年以上、実店舗での使用実績があり、産業コンポスト設備での処理・リサイクルが可能だ。

 今回、ネクストジェン・カップ・チャレンジのために開発した新たな紙コップは、家庭用コンポスト設備を用いて常温で処理できるよう改良。50カ国以上の国から応募された480点のアイデアの中から、12の受賞者の1つとして選ばれた。

 なお、ネクストジェン・コンソーシアムは、米スターバックスとマクドナルドが設立し、食品サービス業界の大手ブランドオーナーがサポーティング・パートナーとして、世界自然保護基金(WWF)がアドバイザリー・パートナーとして協力している。

 世界的な食品包装廃棄物の問題を解決するために活動しており、ネクストジェン・カップ・チャレンジは、循環可能な次世代紙コップの事業化を目的とした、同団体の最初の取り組みの一つである。

 

中国の汎用樹脂輸入 2月は全製品が前年比で増加

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2019年4月8日

 中国の2月の汎用樹脂輸入は、塩ビ樹脂(PVC)がほぼ前年並みとなったものの、他の製品は前年の水準を上回った。中でもポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、EPSは40%以上の大幅増となっている。

 2月の輸入を品目別で見ると、PEは、低密度(LD)が前年同月比25%増の22万6000t、直鎖状低密度(L-L)が

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経済産業省 石化製品の生産能力調査、HDPEが減少

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2019年4月4日

 経済産業省はこのほど、2018年12月末時点での主要石化製品および芳香族製品の生産能力調査結果を発表した。

 エチレンの生産能力(定修年)は、前年から7000t増の

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三井化学など メガネをかけた鉄道ファン限定でイベント開催

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2019年4月3日

 三井化学と松浦鉄道(長崎県佐世保市)は、メガネをかけた鉄道ファン限定のイベントを4月21日に開催する。特別ダイヤで佐世保駅を出発し、施設見学などを楽しみながら終点の有田駅まで走る。

メガネレンズ号
メガネレンズ号

 松浦から伊万里にかけての海岸沿いでは、三井化学が開発した眩しさを低減し、色の差を見分ける力をアシストするレンズ「NeoContrast」をつけて、車窓からの眺めを楽しんでもらう。

 三井化学はメガネレンズ用材料「MRシリーズ」を製造・販売しており、2017年に販売30周年を迎えた。30周年事業の一環として、運行30周年を迎えた松浦鉄道の列車命名権を購入し、昨年10月から1年間「メガネレンズ号」を走行させている。

ヘッドマーク
ヘッドマーク

 21日は佐世保駅改札前に集合し、11時に受付、11時38分に同駅を出発。途中、車両基地見学や日本最西端駅訪問証明書の発行などがあり、午後4時1分に有田駅に到着し、解散となる。佐世保バーガーとドリンク、土産が付く。

 参加資格はメガネをかけていること。定員は30人。参加費は2000円(小学生は1000円)。申し込みは電話のみ。松浦鉄道佐世保駅、電話0956-25-2229まで。受付時間は午前9時から午後6時まで(年中無休)。

アジア石化市況 エチレンは前週に続き大幅下落

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2019年4月2日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは2週連続で下落し、3月第2週は1030~1080ドル/tと下値は60ドル安、上値は55ドル安での取引となった。年明け以降、上昇局面となっていたが、前週に75ドル安と大きく反落した流れが継続した。中国経済減速の影響もあり、誘導品の需要回復が遅れているため、需要家が様子見となっているようだ。

 ナフサとのスプレッドは、60ドル縮小の

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【40周年突破記念・国際化特集】JSR代表取締役社長  小柴満信氏

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2019年4月1日

地域化と個別化に対応、米国と中国で売上伸ばす

 ━現在の国際情勢をどう見ますか。

 IMG_1112 小柴社長昨年から一貫して言っているのは、米中より欧州のほうが問題だということです。欧州はEUの財政規律とブレグジットで不安定化しており、何か起きた時に、適切な危機対応ができるのかです

 世界的にはデット(負債)が積み上がっていて、危険な状況です。中国も米国もそうですが、国の財政と企業のデットがかなり積み上がっています。ただ、崩れる時は崩れるので、問題はその後の対応です。リーマンショックの時は、米国は巧妙に対応した。中国もある程度うまく対応している。これに対し、今の各国の政治に崩れた後の対応力があるのか、不安です。

 ━米中の技術の覇権争いは今後も続くのでしょうか。

 それは間違いなく続きます。ただ、中国にしても

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【40周年突破記念・国際化特集】昭和電工代表取締役社長  森川宏平氏

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2019年4月1日

 新中計1年目に変化を示し、個性派企業へ歩みを進める

 ━米中貿易摩擦の動きをどう見ますか。

 化学産業にとって中国の影響はますます大きくなっています。需要面では化学製品を多く消費する中間層が拡大し、購買力が高まっています。

森川社長01 供給面では、一昨年から政府が強化した環境規制により、環境への配慮に乏しい工場は操業停止に追い込まれ、市況がタイトになりました。

 昨年前半まで需要・供給両面の動きから、世界の企業業績に良い影響を及ぼしていましたが、状況に変化が表れています。その要因は中間層の伸びの鈍化、米中の貿易摩擦などが考えられますが、はっきりとは分かりません。

 ━新年特集でのインタビューの際、景気動向について「遠くに黒い雲が見え始めた」との発言がありました。現在は。

 世界経済の先行きが不透明であることは変わらず、黒い雲は

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【40周年突破記念・国際化特集】旭化成代表取締役社長 小堀秀毅氏

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2019年3月29日

 新中計スタート、組織改編で新規事業の創出を加速

 ━米中貿易摩擦の今後を、どのように見ますか。

 IMG_1191小堀社長 左追加関税の問題に関しては、おそらくそれほど大きな課題にならないでしょう。今までの流れの中で、終息の方向が見えてくるのではないかと、期待感を込めて見ています。

 ただ安全保障を含めたテクノロジーでの覇権争いは、相当長期化すると思います。中国が米国の技術に依存できなくなってきますから、中国経済の減速が懸念されます。

 一方では、米国の企業も中国への展開がかなり厳しくなる。「デカップリング」、つまり米中の関係が少し離れてくれば、従来の大きな流れであった

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【40周年突破記念・国際化特集】三菱ケミカルホールディングス代表執行役社長 越智仁氏

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2019年3月29日

 世界は多極化へ、リージョナルヘッドクォーターで対応

 ━米中摩擦やブレグジットをどう見ますか。

 IMG_1147越智社長 HP用 起こるべくして起こったと思います。米中摩擦は技術や情報管理に関わる問題で、単純に貿易赤字を解消するという交渉ではないので、決着には1年や1年半という時間はかかるでしょう。

 ブレグジットについては、ハード・ブレグジットにはならず、延期しながら答えを見つけることになる可能性が高いと思います。

 こうしたことで、景気は全般的に足踏みしている印象です。米中貿易摩擦を意識して、中国経済も少し減速していますし、欧州も中国への依存が大きいので、影響を受けている感じがしています。

 ━化学産業が2017、18年と良かったのは。

 MMAやポリカーボネートなどは需給にタイト感があって、スプレッドが拡大したことはありますが、それだけではなく、

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