東洋紡は1日、ポリエステルスパンボンド不織布を10月1日出荷分から「30円/kg」値上げすると発表した。
昨今の原油・ナフサ価格の上昇などを背景に、ポリエステルスパンボンド不織布の原料価格高騰が続いている。加えて、燃料費や電力費、物流経費、設備維持費用などの諸経費の上昇が製造コストを押し上げる要因となっている。こうした状況下、同社では徹底したコスト削減に取り組んできたものの、現在の価格体系では顧客への安定的な製品供給が困難と判断し、今回、価格改定の実施を決めた。
2021年9月2日
2021年9月2日
2021年9月2日
2021年9月2日
2021年9月2日
2021年9月2日
2021年9月1日
4カ月ぶりに反転、コンテナ不足で玉確保の動き
塩ビ樹脂(PVC)の9月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比140~150ドル高のCFR1590~1600ドル/t、中国・その他向けは同60ドル高の1270ドル/tで決着した。台湾大手メーカーは、インド向け同80ドル高の1410ドル/t(ボリュームディスカウントなし)、中国向け同60ドル高の1270ドル/t(同なし)で決着している。両地域ともこれまでと様相が一変し、4カ月ぶりに大きく反転する結果となった。
PVCのアジア市場は、海外大手メーカーのトラブル解消により需給タイトが緩むとの見方が強まったことで、
2021年9月1日
三菱ケミカルは31日、ポリビニルアルコール(PVA)製品群について、国内と輸出の取引価格を9月6日出荷分から値上げすると発表した。対象製品はPVA「ゴーセノール」、PVA特殊銘柄「ゴーセネックス」、アモルファスビニルアルコール系樹脂「ニチゴーGポリマー」、ゴーセネックスZ用架橋剤「セーフリンク」で、改定幅はいずれも国内価格が「30円/kg以上」、輸出価格が「300USドル/t以上」または「300ユーロ/t以上」となっている。なお同社は、2月、3月、6月に同製品の値上げを実施しており、今回が今年4回目の価格改定となる。
現在、PVA系樹脂の需給バランスがタイトな状況にあり、対象製品も供給が引き続きひっ迫している。さらに、物流費などのコスト上昇も継続しており、同社の事業収益は悪化が進んでいる。こうした中、同社は、安定供給を維持するためには採算是正が必要であると判断し、今回の値上げを決定した。
2021年9月1日
2021年8月31日